Freitag, 4. Mai 2012

地味,でも有意義な連休

私はここ暫く,黄金週をぶっ通しで休めています。
2006年はオランダとベルギー,2008年は大阪,2010年は極東ロシア…で過ごしました。隔年で面白い事をする法則が出来つつあったんですが,今年はどこにも出かけておりません(今日明日と,ちょっとだけ外に出ますが)。
結果としてどこにも行っていないんですが,実は昨年末にこの時期の渡露を考えておりました。こう書いていて気付きました。そんな周期で何かをしたくなる身体になっていたんですね。
ヴィーンとドレスデンから帰って暫くはなんの行動も起こさず,ずいぶん経ってから極東の時のツレに声を掛け,…ま,その結果今家にいるワケですが。ツレは去年のうちに渡泰を決めちゃっていたんです。「夏なら」と言ってはいたけれど,夏は夏で私は全ての休みを欧州に費やしたい。来年かな…。
ただ,家にはいるけれどダラダラ過ごしてはおりません。普段なら実家に帰って無目的に時間をつぶすだけですが,今年は帰らず,ひたすら住まいのデフラグを行っています。住み始めてもうすぐ3年,ヘタに収納スペースがある分,無法則になんでも入れ込んで片付いたように錯覚しているだけの事実から眼を逸らし続けていましたが,その状態がどうにも気に入らなくなり,一念発起しました。
有事の為の対策をまるでしていなかった事も,この作業を決めた理由のひとつです。クローゼットに空きスペースを設け,そこを防災道具の置き場にしたかったんですよね。


私の住まいはとにかく収納庫が多く,衣類収納用のクローゼットが合計7杯,洗面所にはそんじょそこらの本棚には負けないくらいのリネン庫(って図面には書かれてるけど。失笑ものですよねこの言い回し)が造り付けられていて,半分以上を衣類以外の収納に利用しています。数の多い紙モノもクローゼットに。扉さえ閉めてしまえばスッキリするのですが,そんなものは欺瞞に過ぎません。
同じ物を同じ場所にしまうと云う当たり前の事がまるで出来ていなかったので,クローゼットの中身をさらい,カテゴリー別にまとめ直しました。その結果,大して物を捨てていないにもかかわらず有効スペースが増え,格段に使い易くなりました。物を探すのも物をしまうのも,これまでは気が重くなる作業でしたが,今ではストレスがなくなり,前述のとおり質量の変化は殆どないのに身軽になった気分です。

ただ,これだけ色々やってもどうカテゴライズしようか決めかねる物もありましたので,未整理枠を残してあります。仲間分けした事で,これからは物の処分もし易くなります。それに乗じて,未整理物件の処遇を決められます。3年かけて作り上げたカオスですから,たかが一週間でどうにかなるとは思っていません。追々。楽しみですらあります。

私の住まいは姉歯後の高層物件ですから,私が考えるべき事は建物からの避難と云うよりは,ライフラインの停止状態をどう乗り切るか,だろうと思います。持ち出しリュックに色々詰めても,結局はその中身を使って自宅で篭城する事になるんじゃないかな…。その意味では,持ち出し袋の前に発電機を調達すべきなのかも知れないとは思いますが(これは実際欲しいんですが,蓄電機能がシッカリしている品が世に出るのを待っているところです)。



有効スペースが拡大されたので,物の床置きもしなくてよくなりました。片付けた事で欲が出て,入居以来必要もないと思っていた床の水拭きも行いました。モップだけじゃ取りきれない汚れがあるんですね。意外なくらいサッパリして,非常に気分がイイ。