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Freitag, 11. November 2011

リラの僧院(2) Рилски манастир(2)

前号に引き続き,リラの僧院です。
僧院の外陣。敷地をぐるりと取り囲む大きな建造物です。教会もそうですが,ずいぶんと外壁をきれいにしています。定期的に手を入れないとこの美しさは保てません。白い壁が白いんですからその意欲たるや相当な物でしょう。
意匠のひとつひとつに宗教的な意味があるのかも知れませんが,調べが及びませんでした。時々登場する鳥も何かを象徴しているんでしょうね…。



  

   



   

  


裏に回ると,そこは関係あるんだかないんだかわからない建物と,便乗商法なのかレストランと売店が並んでいます。ここには観光客だけでなく,土地の者と思われる人々もいます(彼等が何をしているのかは不明)。

  

  


リラの僧院を堪能し,私は帰路に着きました。山を下り,こんな感じの殺風景な景色をやり過ごし,殺風景な首都に戻りました。

  

  


ソフィアから一般的な活動時間で乗れる路線バスの組み合わせは本当に少ないので,帰りに往路の客とまた一緒になっても不思議ではありません。私の近くには終日,この人がいました。
ちょっとばかり口は利きましたが,別に友達にもならなかったので,そーっとカバンだけ隠し撮りしました(口を利いた感じでは,「撮らせて」と頼んだら顔付きでオーケーしそうだったけど)。
ケルンですって…ソフィア滞在中,猛烈に戻りたかった町。リラに行ったのはブルガリア最終日だったから,この頃には気持ちはむしろ次の目的地,愛しのヴィーンに移ってましたけどね。



Donnerstag, 10. November 2011

リラの僧院(1) Рилски манастир(1)

8月23日21時36分の書きかけ記事です。

今日は遠出してリラへ。ソフィアから南方にバスで2時間40分(終盤まで来て25分もの休憩を取ると云うメチャクチャなスケジューリングのもとではあるが)のこの町に,それは素晴らしい僧院があるのです。
小汚いバスターミナルでチケットを買い,しかるべき場所で待っているとバスがやって来ます。そのバスですが…当地では中古バスがいたるところで使われており,中古感を隠されることなく大手を振って走っています。このピンクのバスで私はリラ往復をしましたが,これもまた中古です。独語が…消えてません!独語が載ったバスを他にも見ましたが,そっちは完全にドイツ由来と判る物でしたので,そう云うルートがあるんたどしたら,これもドイツでお役御免になったバスなんでしょうね。状況は違いますが,極東ロシアを思い出させられる光景でした。

ソフィアでは殆どいい思いをしていませんが,ここは感動的な場所でした。



  

ここが出入り口です。駐車スペースでもなさそうな場所(それらしき線が一切引かれていない)に,唐突な様子でバスの運転手は自分の車を横づけします。
路線バスよりも団体バスが多いです。…そりゃそうか,路線バスは少ないので。

門をくぐればそこには信じられない世界が広がります。外陣と教会で構成されており,教会はいうまでもなく祈りの場ですが,外陣は博物館と僧侶の居住区…もっといろんな機能があるんでしょうが,観光客向けにはそう案内されています。今日は教会について。

観光地化しているとは云え,祈りの場は普通撮影を許されていません。外がこうだから中もこうかと云うとそんな事はなく,イコノスタスこそ中尊寺金色堂ですが,外が明る過ぎたせいか内部がとても暗く感じられた上,とにかく観光客が多くて中はしげしげと観られませんでした。

  

  



  

  

人の手が入っていなければ,数百年前に設立された僧院がここまで鮮やかさを保っている筈がありません。僧院は,この塔を除いて19世紀に一度消失しているのですが,その後復元され現在に至っています。でも「築200年未満」では説明がつかないくらいのこの極彩色。褪せさせてはならない宗教上の理由があるのでしょうか。

 

次の記事では外陣他を。

Donnerstag, 3. November 2011

ソフィアの教会 София (3)

ブルガリアの国教は正教。
ロシアへの旅の後,正教を意識するようになった私の,今期は3度目の欧州滞在でした。最初に接した正教がロシア式だったせいか,私にとってもこれが正教のスタンダードみたいになりつつあります。
その立地で考えれば,こっちこそが正教が興った時の姿に近いのかも知れませんが,正教では流れ着いた先でのローカルルールが尊重され,要するに全てが正しいとされているようなので,それぞれの場所に正教のトップはいても,ヴァティカンと法王みたいな観念自体はないようです。この為,スタンダードは人それぞれ。私がロシアではなくギリシァで正教を知ったのなら,「ロシアのってヘン」と思った事でしょう。

ロシアやリトアニアの正教会と違って,ブルガリアのそれは建物内部は建材のそのままの姿を活かしているようです。この2カ国では内壁がビックリするようなパステルカラーに塗られた教会があって度肝を抜かれたものでした(考えてもみてください。ド派手な聖人像,金ピカの祭壇,以外の"無地"の部分がこの色なのです。浄土思想か!因みに日本正教のニコライ堂内もこれに近いです)が,当地では年なりの劣化,変色をそのままにしています。この為,イコンや装飾品はハデですが,雰囲気としては意外に落ち着いています。

スタンダードと申しましたが,私が気付いたブルガリア正教とロシア・リトアニア正教の違いは,ここの女信者が髪を隠す事なくズカズカと教会に上がり込んで行き,それをタブーともされていないらしい事と,お辞儀が甘い事。ロシア式のお祈りの仕方を気に入り,敬意の表明として正教会で実践している私は,当然のようにストール持参で臨んだんですが,拍子抜けしてしまいました。教会内で働くオバサン(正教会には必ずと言っていいほどいるが,聖職ではないだろうし,何してるんだろう?)が頭を覆っていないんですから,この国ではやっぱり,やらなくていいんでしょう。お辞儀もそう。ロシアとリトアニアの正教徒が日本のサラリーマンならここの者は高校生の「ども」って程度です。せっかく憶えた様式美を実践したかったのに…お辞儀しろよ。頭覆えよ。

…ま,教会ですわ。以下御覧ください。




アレクサンダル・ネフスキー大聖堂
これが当地で最も多くポストカードの素材として使われた名所ではないでしょうか。ブルガリアはロシアの援助を得て対トルコ戦争で勝つんですが,その際犠牲になった人々の魂を慰める為に建てられた施設です。
慰められているのはブルガリア兵の霊…は勿論なんですが,実態としてはロシアに対する感謝の意を示せと云う当のロシアからのプレッシャーで建てさせられた…と云う面もあったんじゃないでしょうか。
アルターにはロシア以外からこの戦争に駆り出された人々の出身国も書いてはありますけどねぇ。申し訳程度にしか見えないけれど…。



 



聖ソフィア教会
この地がソフィアと呼ばれるようになった由来がこれらしいです。
外見こそ大学校舎みたいな地味さですが,内部は美しいです(上述のとおり,当地の教会では「美しい」と「豪華絢爛」は結びつきません)。地味な内部とハデなイコンのバランスがよかった。ここは珍しく内部撮影を許可していました。

  

  



聖ネデリャ教会
中に入る事より外を撮る事の方が難しかった教会です。すぐ横を大通りが走り,その際にある歩道で撮るには近過ぎた。そして,私がここを通りかかると,いつも何かしら(結婚式等)やっていた…。
色々あるソフィアの教会のうち,ここは結構好きなところです。内部は聖ソフィア教会の方が美しいとは思いましたが,ナゼかここ,好きです。

 




聖ゲオルギ教会
裏側にローマ遺跡が残っているのがウリのようですが,私には全く解らない世界なので,表面にしか興味を持ちませんでした。私が訪ねた時は,神品と思われる方々が合唱していました。私はここで居眠りをするくらい長居しましたが,その間も合唱は途切れる事なくずっと続いていました。

  

  



聖ペトカ地下教会
交通量が激しく多い大通りを基準に考えると不思議な高さに位置して見える,半地下のキリスト教会。
ブルガリアにはオスマントルコに支配されていた時代があり,この教会はまさにその時に建てられたそうです。そんなたいへんな時代にも信仰を捨てなかった人は多くいたでしょうけど,それだけでなく教会の建立を諦めなかった当時の皆さんの気概がカッコいい。
歩き方の指南書は内部装飾をたたえていますが,実際に入った私の感想は「どこが…」。

  



ゴミ箱,オシャレ。


ここにはロシアの正教会もあります。聖ニコライ。外見は白っぽいですが,内部は重厚な木の壁に調度品の黄金が眩しい。そう,ハッキリとロシア式を謳っているのに,壁がパステルカラーの漆喰じゃないんです。
私が入った時,ロシア式の結婚式が行われていました。入り口前にちょっとだけ写っている黒い車のボンネットには赤いリボンでまとめられた白い花束が載っていました。新婦は不思議な衣装を身に着けていた…エキゾチックでした。





モスク(バーニャ・バシ・ジャーミヤ)
聖ペトカ教会でオスマントルコの支配について触れましたが,ブルガリアはトルコと国境を接しています。この為,この国には回教徒もいます。外国人としてのトルコ人は勿論の事ですが,トルコ系ブルガリア人も回教を信じるからでしょう。
「そう云う立地だからモスクもあるのかなー」とお思いになる方や,そう書くガイド本もあるでしょうけど,実際にはストックホルムにもモスクが建ってますからね。数による違いはあるにしろ,隣が回教徒の国だからってのは唯一の理由にはなり得ないんじゃないかと。
戒律により,女はブルカの代わりなのかこの緑色の魔女のマントみたいな物を着なければ入れません(私はこう云うの,ウキウキで着る)。
鮮やかなタイルが使われてはいますが,柄が細かいからか落ち着いた印象を受けました。人は少なかったのですが,それぞれがあの様式での祈りを捧げる,何かを読む,壁にもたれて寛ぐ,横になる等色んな事をしていました。

   

 

 



そして入れはしなかったのですが,ここにはシナゴーグもありました。