Donnerstag, 10. November 2011

リラの僧院(1) Рилски манастир(1)

8月23日21時36分の書きかけ記事です。

今日は遠出してリラへ。ソフィアから南方にバスで2時間40分(終盤まで来て25分もの休憩を取ると云うメチャクチャなスケジューリングのもとではあるが)のこの町に,それは素晴らしい僧院があるのです。
小汚いバスターミナルでチケットを買い,しかるべき場所で待っているとバスがやって来ます。そのバスですが…当地では中古バスがいたるところで使われており,中古感を隠されることなく大手を振って走っています。このピンクのバスで私はリラ往復をしましたが,これもまた中古です。独語が…消えてません!独語が載ったバスを他にも見ましたが,そっちは完全にドイツ由来と判る物でしたので,そう云うルートがあるんたどしたら,これもドイツでお役御免になったバスなんでしょうね。状況は違いますが,極東ロシアを思い出させられる光景でした。

ソフィアでは殆どいい思いをしていませんが,ここは感動的な場所でした。



  

ここが出入り口です。駐車スペースでもなさそうな場所(それらしき線が一切引かれていない)に,唐突な様子でバスの運転手は自分の車を横づけします。
路線バスよりも団体バスが多いです。…そりゃそうか,路線バスは少ないので。

門をくぐればそこには信じられない世界が広がります。外陣と教会で構成されており,教会はいうまでもなく祈りの場ですが,外陣は博物館と僧侶の居住区…もっといろんな機能があるんでしょうが,観光客向けにはそう案内されています。今日は教会について。

観光地化しているとは云え,祈りの場は普通撮影を許されていません。外がこうだから中もこうかと云うとそんな事はなく,イコノスタスこそ中尊寺金色堂ですが,外が明る過ぎたせいか内部がとても暗く感じられた上,とにかく観光客が多くて中はしげしげと観られませんでした。

  

  



  

  

人の手が入っていなければ,数百年前に設立された僧院がここまで鮮やかさを保っている筈がありません。僧院は,この塔を除いて19世紀に一度消失しているのですが,その後復元され現在に至っています。でも「築200年未満」では説明がつかないくらいのこの極彩色。褪せさせてはならない宗教上の理由があるのでしょうか。

 

次の記事では外陣他を。

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