Mittwoch, 30. Mai 2007

Jag vill tala svenska...

先月から,実はスウェーデン語入門に通っております。



私は言葉好きなので,好きな国に行くと現地語を重視します。
国のテレビを国の言葉で観,何かしら書かれた物を入手する。この冬,現地で情報を収集する場合,最初は必ず瑞語のページを参照しました。ネットでも基本的に瑞語から入りました。おかげで自分のパソコンは基本的に瑞語物を表示するようになってしまった。帰国後,パソコンを殆ど触っていないので今でもそのままです。
このように,さっぱり解らなくても,文字を見て,音を聞くよう心掛けております。そうすると,その言葉の存在に自分が慣れて来ます。発音は出来ずとも,交通用語はこの方法で大体憶えられる。地味だけど,事故防止に役立ちます。
私の使うウェブアカウントのインターフェースは1年近く,つまり行く前から瑞語です。予感と計画があったからではなく,漠然とした興味からでした。日本では瑞語モノを探すのが難しいので,特別難しい設定を行うでもなく,操作に支障を来さないこう云うところでチョビチョビ導入。文字の綴りにはなんとなく慣れました。

でも,これらの事があったからとそれが語学習に直結する事はありません。殆どの場合自分のマニア欲からやっているだけであり,にも申し上げましたが,特にスカンディナヴィアでは現地の言葉を知らずとも,ほぼ問題はありません。
ポーランドに行った時(2002年),運悪く英語の解らない人にばかり当たった(他の国ではちゃんと通じてる。私の英語が特別ヒドいから解ってもらえなかったのではない…と,言っておこう)為,この苦労を踏まえて,「次に来る時は旅行者用ポーランド語がデキるようにしておこう」と思った物でしたが,スウェーデン語を始めた理由はこれではなく,1年の間に3都を訪れ,各地で意外と言葉が解って嬉しくなり,欲が出てしまったからなんです。

ですから,別にスウェーデン語である必要はなかったんです。この辺はSNSで一度申し上げましたが,ノルウェー語は割愛し,デンマーク語かスウェーデン語を始めてみ たくなった私は,比較検討した結果,スカンディナヴィアで通用度が高い(歴史的経緯からノルウェー,ひいてはアイスランドの言語に大いなる貢献と影響を 与えている)のはデンマーク語系だけど,日本語環境で育った私にはあの発音を完璧に会得するのは絶対にムリだと判断したのでスウェーデン語を選んだと云うワケ。いや,これだって完全に自分の物に出来るとは思っていませんが,少なくともデンマーク語よりはマシに聞こえる発音が出来る筈だと思って。

と,長くなりましたが,こんな経緯でスウェーデン語を始めました。全10回の入門編です。既に折り返し地点は過ぎております。
前置きだけでこれだけかかってしまったので,この記事,分割しよう。

Freitag, 18. Mai 2007

拾われっ子の健気な姿

勤務先付近の花屋が「御自由にお持ち帰りください」と放置した蘭を,御自由に持ち帰ったのが1年以上前。
初めの花が終わって(当然ですが),もう付かないかなーと思いつつそのままにしていました。水をやるのみで植え替えもしないのですが,再びやってきた花期に,この蘭は対応してくれました。綻びてます!





カワイイものです。
※職場があまりに散らかっているので,こんな写真しか撮れません。

Dienstag, 8. Mai 2007

番外編 大使夫人のガーデニング

特産かどうか判らないのですが,それぞれのブースで目を引いた植物をフィーチャー。昨日は出展順に並べましたが,今日は高緯度から低緯度に並べ替えてみます。
なお,特別に強い印象を持たなかった,或いはいい写真を撮れなかったスイス,アルジェリア,サウジアラビアは割愛いたしました。




アイスランド

緯度が高いと日照量の関係で強烈な色味が出ず,またそこで生活する人間もどこか原色よりは中間的で優しげな色を好む,と色彩学専門家の書で読んだ事があります。言われてみると日本のウザい”北欧ブーム”ではこうした色が頻繁に登場します。現地に行くとヴィヴィッドな色もよく見ますが,それは長い歴史で育まれた物ではないのかも知れません。
アイスランドでは黄色が目立っていました。水色,白系統の花も多用されてはいたのですが,やはり印象に残ったのは黄色。でもドギツくなく,やっぱり控え目でした。
赤系統の花がなかったのは大使夫人の好みによるためかアイスランド由来の植物には存在しないのか。ちょっと判りませんが,イヌイット(これはデンマークですけど)の子供が描く太陽は緑色をしているんだそう(上述の書に拠る)で,何か関係があるのかも知れません。



英国

英国自体は私の大好きな国ではありませんが,やはり庭に関してはウマいと言わないワケにはいきません。とりたてて珍しい/印象深い植物は使われていないのに感動的な仕上がりなのは色の組み合わせの巧みさによるのでしょう。そんなワケでここでは花のアップではなく全体像をお示しします。
基本的にピンクから青までの色でまとめられていて,差し色として時々黄色が登場。隙間を埋めるのは白い花です。そして,これらの色の花がとにかく多種。背の高い花が目立ちますが,その下に小花が植えられていますが埋もれる事無く存在を主張しています。
それと小道具遣いのウマさです。この鳥小屋!藤をからませるとはなんと素晴らしい。



フランス

さすがこちらもお上品ですが,英国に較べて散漫な印象を受けました。全体図を御覧いただければ,目立つのは薄黄色とオレンジですが,このように補色である紫が効果的に配置されています。
裏に回るとバラ園の雰囲気。こちらはピンクから白までのグラデーション。快活そうな表面と違って楚々としたイメージ。



スペイン

受け付けを過ぎると最初に登場するのがスペインのブースです。この実(なんだったかなぁ,レモンかな?)を最初に見て,さすが地域柄が出たと思ったものでしたが,後からこれが珍しくもなんともない出展物だと云う事がわかりました。
このピンクのは紫陽花。ナゼ?と思ってしまいましたが,こう思ったのは私がこの国について無知だからでしょう。



パナマ

このあたりから木ではなく草(相当デカい),黄緑ではなく深緑が前面に出て来ます。湿度もグッと上がります。
色味は更に強烈になります。「色鮮やか」程度の言葉では済まない毒々しさがあります。
カエル君は勿論作り物。ネーム入りなんで観光土産でしょう。でもこの使われ方,とてもイケてました。




マレーシア

パナマと似ています(ただ,パナマより色は抑え目でした。大使夫人の選び方なんでしょう)。
この巨大なシダ類を見るだけで湿度が想像出来ると云うもの。マルハチと云う冗談のような名前がついています。現地ではマルハチ君なんて呼ばれてはいないでしょうけど。
プルメリアが気に入りました。兎に角カワイくてねェ。
ここだけではありませんが,やはり元々が結婚披露宴を行うような部屋なんで仕方ないんでしょうけど,悲しいのはこの背景ですね。こう云うところまで気を遣ってもらえるともっといいですな。



ブラジル

大体パナマあたりから,いや既にサウジアラビアででしょうか,昨日も申しましたが,私の頭に浮かぶのはホームセンター或いは植物園の温室でした。
だからそうした施設を見逃さずに訪問し続けている者にとっては,見た事がある物が多いんです。
ただ,こうして強烈どころにたたみかけられると,うーんトゥーマッチ。しかもパナマ,マレーシア,ブラジルは隣接していたんです。北寄りの私は窒息しそうでした。
ふと思ったんですけど,私は基本的に寒い場所に行くのが好きなのでこう云う物を逆によく見ます。多分ない物ねだりなんでしょう。って事は。基本的に暑い国では冷蔵庫みたいな場所で北国の植物を展示するのかなぁ。どうなんでしょうねえ。





と,このように花を堪能した後のお楽しみは参加国の料理を食せるブッフェ。こっちは4,000円もかかるのですが行ってみることにしました。
ただ,終了時間を把握していなかったので着いてみると終了3分前。交渉し,なんとか入れてもらいました。
当然,当局にしてみれば次の企画に際し準備を始めなければなりません。スタッフの兄さんが「とにかく食べたい物を全て取っておいてください。取るだけ取っていただいて,あとはごゆっくり」とおっしゃったので,兄さんの提案にしたがいました。結果は…。



満漢全席か!!!   ※3人分です。

Montag, 7. Mai 2007

第8回10ヵ国大使夫人のガーデニング

連休中は地元で燻っていた私ですが,ホテルオークラで催されたこのイヴェント目当てでわざわざ東京に出ました。
ワイドショーでデカデカと取り上げられていたのでオバサンが大挙するだろうと危惧しておりましたが,果たして読みどおり,激しく混雑。ただ,行ってみるとオバサンだけでなくオッサンもゾロゾロ。客層はかなり高く,ここは外か!と突っ込みたくなるほど,多くの客(上記世代)は帽子を被っていました。

それではその「10ヵ国」の庭を,写真で御紹介しましょう。



スペイン




アルジェリア




フランス




アイスランド

 


スイス




サウジアラビア

 


パナマ




マレーシア




ブラジル




英国(この呼び方は好きではありませんが)





いつものように,山ほど写真は撮ったのですが,キリがないので厳選。個人的には英国の庭はさすが美しい(と云うか,日本人好み)と思いました。フランスもまぁまぁ。トロピカルエリアは自分の守備範囲外なので日頃の口癖「現地に行けばいいじゃない」は出て来ず,珍しい物を見られた事に満足はしました。
ここに行く気になった大きな理由,それは憧れの地,アイスランドの出展(?)でした。
さすが寒い(単純に寒いと言っていいものか)地域だけあって色味が抑え目。ここでは映っていませんが,背景として針葉樹が植えられていたのはさすが。
逆に守備範囲外の地域ではケバケバしいほどの植物の大群。私ではパルメンハウス(=人工的な物)を思い出すのみ。本場ってスゴいんだろうなぁ。