Sonntag, 31. August 2014

ベルリンの部屋

毎年,ちょっと長くいる場所ではアパート生活をしていますが,今年もベルリンではそうでした。諸事情があって物件の記録は載せられませんが,生まれて初めてメゾネットで生活しました。



下の階に玄関と水回りと居間があり,上の階は寝室兼書斎。上の階にはバルコニーがついていました。
初めのうちはメゾネットなんてステキとワクワクしたものでしたが,だんだんとその非効率性ばかりが目につくようになりました。
合計すればそこそこの平米数は稼げているんでしょうが,下の階は機能を詰め込むには狭く,上の階は広さを持て余す類の物で,その上クローゼットと洗面所以外には自由になる収納部がないと云う生活しにくさ。あれで例えばラヴァトリーが上の階にあればだいぶゆったりしたんじゃないかと思うんですよね。

広くもないのにバカデカいソファセットを置いてるからダイニングテーブルが小さく(それなのに椅子4脚),そのバカデカいソファセットの配置のマズさのせいで物干し台もおちおち広げられません。上の階ならスッカスカだけど,そこまで運ぶには重くて大きいんですよね…ペナッペナで貧弱な干し台のクセに。

バルコニーもそうです。下の階についていれば出来上がった料理をすぐ運べただろうし,役に立つかも不明な外用家具をどかして物干し台を置けたかも知れません。寝る部屋,仕事する部屋についててもしょうがないだろうに,といつも思っていました。

まあしかし構造に関してはそこを選んだ以上仕方なくもあるしウマい事自分を合わせて住もうと云う気にもなるんですが,その箱の特性を全く生かしていない家具配置とは全く折り合いをつけられませんでしたし,収納スペースがないから行動する場所にその道具を置いておけず,何度となく階段を上がったり降りたりしてました。貸し人のセンスのなさが全面に出ていて大いに不満でした。それさえどうにかなっていればあれほど住みにくくはなかっただろうに。

立地は最高でしたが,それだけでしたね。貸し人もなんだかだらしなくて,キッチリしているようでそうでないところも見受けられました。同じ環境に別の賃貸物件があるんなら,あのアパートはもう選ばないだろうと思います。

Donnerstag, 28. August 2014

心底キツい

昨日,泣く泣く日本に戻って来ました。
帰国前に申し上げたように,帰りたくはなくなっていたんですが,そう思いながらも既に参っていた身体が爆発的に上向くでもなく,帰国と同時に力尽きました。
節々が痛い。これは私の場合は風邪を引いた時にしか現れない症状です。そして日々の過労で既にベルリンにいた頃から気管支をやられ,日増しに咳がヒドくなり,今日からはもうオッサンのようにゲホゲホやってます。
風邪と咳が関係していないのも私の不思議で,先に治るのは風邪でしょうけど,だからと云って咳が引くものでもなく,暫くはゼイゼイ言いながら日々過ごす事になりそうです。ツラいよーーーー。
完全に自業自得ですけどね。



飛行機に乗ってエコノミークラスで初めに出されるのがスナック的な物です。このタイプ,私には初めての気がします。飛行機と雲なんてイケてる!と思って記録。心意気がイイなー。



Montag, 25. August 2014

いやいや荷詰め

はー,明日成田に飛びます。
ストックホルムにいた頃から身体が参り始め,フランクフルトに降りないでこのまま帰っちゃうのもいいなーと思うくらいでしたが,昨日の今日で突然帰りたくなくなりました。
もっとフランクフルトにいたいなー。悲しいなーー。
仕方がないので荷詰めです。昨日のうちに最難関の課題を済ませているので,今日はそんなに根を詰めなくても大丈夫だと判断して23時までやっている宿のサウナに入ってきました。片手間的なサウナはやりにくいです。ヘルシンキの宿だと性別を分けますが,ここではそんな事は考えられていないので,人がいると落ち着きませんが,日々寒かったので,60度の低温ではありましたが,まぁ良かったかな。



「No to NATO」と書かれています。デモまでは行かずとも,反対集会のようでした。最近ニュースを観ておらず,我等の首相が広島にも行かずに他の大臣とゴルフに興じていたとドイツのニュースが報じたと,今日フランス人から聞かされました(広島が何を意味するかはさすがにわかっていますが)。
メルケルがどこかに派兵するとでも言ったんだろうか?なんの事だか知る事も出来ずに明日日本に帰ります。うーむ。

Sonntag, 24. August 2014

ネスレさん誕生日おめでとう(今日じゃないけど…)

欧州での楽しみといえば私の場合筆頭は美術館ですが,もはや来たくて来る大抵の都市は一度以上訪れた場所なので,好みに合った美術館も殆ど一度以上訪問しています。その為ベルリンではサボりにサボって殆ど美術館に入らず,これじゃいけないとストックホルムで心を入れ替えようとしたものの必ず行きたかった3館が改修か個人的な都合(って何よ)で閉まっていると云う惨状。美術館に行っておかないと心置きなく帰れないと急に焦り,昨日は企画展で選んでコミュニケーション美術館,今日は正統派の絵画館であるシュテーデル美術館に行ってきました。このスケジュールは自分の行動と閉館時間を考慮してのものでしたが,なんと…。



シュテーデル,今日に限って入館無料だったのです!なんでもネスレ社を興したハインリヒ・ネストレ(ネストレ氏はその後スイスの仏語圏に移り,自分の姓名を仏語化させ,アンリ・ネスレと名乗るようになります)氏の誕生日を祝ってのものだとか。ネスレ氏はフランクフルト・アム・マインの出身だそうです。
ただ,今日が誕生日と云うワケではないようです。実際には10日の生まれ。どうなってるんだかわかりませんが,今日無料企画をやってくれたおかげで,私はちょっといい思いをする事が出来ました。10日ならまだベルリンにいたワケで,運が良かった。

Samstag, 23. August 2014

2度目の引っ越し

昨日着いたばかりのフランクフルトで,既に2度,部屋を替えました。昨日は自分の意思で。あてがわれた部屋がゼロ階でなんだか閉塞感があったんです。今日はしかし,私のせいではありません。実際新しい部屋が気に入ってすっかり居着く気満々で諸々スーツケースから出していたのに,扉の金具がダメになって,しまいには閉じなくなったからです。隣の部屋の兄さんが何事かと顔を出し,レセプションに電話してスタッフさんを呼んでくれ,「これはどうにもならないから別の部屋に移って」と言われ,スタッフさんが大量の荷物を何往復かして運んでくれている間に自分は他の物を手近な袋に詰めと云うみっともない作業を余儀なくされました。どうも私が来る前に2つ目の部屋を使っていた客が金具を破壊してしまったようで,昨日の時点で私も既におかしいなと思っていましたが,騙し騙し…も半日で無効になりました。今私はこの宿3つ目の部屋の,キッチリ閉まる扉の中で寛いでいますが,元の部屋は当局の判断で開けっ放しです。もう本当に閉じないのです。



同じ階,同じ道路に面した部屋に移ったので,部屋から見える物に代わりはありません。ドイツでは珍しいけどこの町では普通に存在するタワービルを観ながら,昨日から過ごしています。

Freitag, 22. August 2014

フランクフルト・アム・マインへ

この休みの最終目的地,フランクフルト・アム・マインにやって来ました。
ここで数泊したのち,つまらない日々の為に日本に戻る事になります。

スウェーデンもドイツも気温はほぼ同じなのにスウェーデンではよく風が吹いていたからか,こっちの方がいくらか寒さが弱い気がしますが,まあ明日には自分がこう言っていた事も忘れて「寒いなー」なんて思うんだろうな…と今から想像しています。


ストックホルムは群島の町ですが,スウェーデンではどこであろうと水が近い気がします。上空から観たここもそう。素敵だろうなー。

Donnerstag, 21. August 2014

DN Galan

何やら最近スポーツの一大イヴェントが行われていて,ベルリンにいる間から「ドイツ人がメダルを獲得!」の報を観ていました。しかし,どこで行われていようと私の知った事ではなく,陸上競技の欧州選手権のようでしたが,それが判ったところで別に…でした。

21時ちょっと過ぎに部屋に戻ってテレビを点けたら陸上競技の中継が放送されていたので,例の欧州選手権の続きか…程度に思ったところ,どうも開催地がストックホルムっぽい。放送局のサイトからどうにか競技名を割り出したところ,DNガランというらしく,今度はそのDNガランについて調べ,最終的に国際陸上競技連盟まで行き着きました。彼等が主催する年に一度の大会のようです。まだ興ってから短く,5月から9月までの間にダラダラと転戦するんだそうで。…ダラダラと,なんて言っちゃダメか。F1とかフィギュアスケートのグランプリみたいなもんなんですかね。
その転戦の一環としてストックホルムで行われる大会はDNガランというのだそうで,これまたフィギュアスケートのフランス大会をエリック・ボンパール杯と称するのと同じノリなんだろうと想像すると理解しやすく。



で,理解したところでやっぱり別に…ではあるんですが。
同じ町にいるのに,こう云う事って意外と情報として入って来ないものなんだなと実感しております。
点けてはいても頭に何も入って来ず,22時に放送は終了しましたが,その時点で既に競技も終了していました。なんのセレモニーもなく終わってました。あっさり終了したけれど,別に明日続きがあるのでもなさそうで,いったいなんだったんだか。

明日の昼,ストックホルムを去ります。これからまた,気が重くなる荷詰め作業です。

Mittwoch, 20. August 2014

ヘドヴィク・エレオノーラ教会のピアノフェスティヴァル Pianofestival i Hedvig Eleonora Kyrka

昨日の活動の際,教会コンサートの存在を知り,これは是非と思い,今日行って来ました。
8月中の毎週水曜日に行われているこのコンサートが恒例行事なのか今だけのものなのかはわかりませんが,当地ではこうした小さい音楽行事が充実しているように思われます。行きはしませんが,私の大好きなドイツ教会もコンサートを企画しています。


この教会を昨日訪れた時,外の案内でコンサートが行われる事がわかりましたが,その日のうちに不自然な位置にベーゼンドルファーが置かれていたので,随分早く準備するんだなと思いましたが,オルガン(シンフォニックオルガンというんでしょうか)までは気付かなかったなぁ。
演目のひとつはピアノ協奏曲でしたが,ここにオーケストラを呼ぶはずもなく,ピアノソロ以外のパートをこのオルガンに代行させた格好です。教会付きのオルガニストさんが弾いていました。


詰めればもっと入るのに…程度の間隔はありましたが,ま,満員と言っていいでしょう。この記録だとそうは見えませんが,これでもなかなかの入りで,最終的にはもっと混んだ感じになりました。

演奏については素人の私がどうこう言う事ではないので素通りするとしますが,お客さんは大絶賛で,ひとりが立つと我も我もとスタンディングオヴェーション。座ってるのは足腰の弱そうな人だけにも見えました。それでまた教会の音響効果か,拍手がものすごく反響するので,やる側にもよかったでしょうね。この国の人達は作り手が感動させたいと思うポイントでキッチリ素直に感動するんです。そんな場面を今回のみならず,今までの滞在でも見て来ました。コンサート自体は無料でしたが,出口に立つ当局のオバアチャンが持つ大きなカゴは紙幣で満杯になっていました。

知らない曲だと集中力が途切れてしまう私。今日のは知っていると思っていたら別の曲…。積日の過労でところどころ記憶がなく,折角の演奏中に申し訳ない事をしてしまいました。同じ演奏者さんの組み合わせではもう聴けませんが,雪辱を果たしたい気持ちでいっぱいです。どこかでコンサートないかな。

Dienstag, 19. August 2014

美しき隊列

早いもので,ここでの活動も正味3日目を終えようとしています。
冬のコペンハーゲン同様,ここでも店歩きをしていますが,それに2日費やして,もう十分な気がしてきました。明日は別の事を考えよう。

その町歩きのさ中,とんでもない行列に出くわしました。


騎馬隊であり,この感じの制服を着ているとなれば王宮警護の人達と考えて多分正解でしょう。結構な長さでした。こっちの人の眼の色,皮膚の色,髪の色,体型と制服が調和していてとてもきれいでした。完成形の美しさ,とでも言えばいいのか。
こう云う事を言うと人種的発言と攻撃する向きがありますが,やっぱり全ての条件が合致してこその美しさはあると思います。ヴィーン少年合唱団に息子を入れようとガッつく日本人(特に母親…この手の親の執念って異常。子の為ではなく,自分の虚栄心の為にやっているとしか思えない)がいると聞きました。あの制服を日本の子供が着てもオーストリア少年のようには似合わないと思うんですよね。適材適所を知れと云うか,…この発言も危険か?

Sonntag, 17. August 2014

ストックホルムに来ました

昨日ベルリンを出て,アホみたいに非効率的なフランクフルト経由と云う方法を仕方なくとってストックホルムにやって来ました。
昨日から今日の昼まではすこぶる好調ではなはだ上機嫌だったんですが,午後からは不快な事続き。この波は明日までには退いてくれるといいんですが…。



私,これを観ないで帰るワケにはいかないと思う程この双子ビルが好きなんです。何故だかわかりませんが,初めて来た時からずっと。今日の昼,機嫌がいい時も勿論観に来ましたが,イヤな事が連続した後,気を取り直してもう一度観て来ました。今日の色々を思い出すとやっぱりいい気はしませんが,次に観る時は気持ちを上げる為ではなく,気分の良さを煽る結果になればいいなと思っております。

Samstag, 16. August 2014

出ベルリン

まもなくベルリンを出ます。
この2週間,これだと云う成果を挙げられていないので,なんだかあっと云う間にこの時が来てしまった気がします。



今はとにかくいい陽気。この後雷雨が来ると昨日までの天気予報では言われていましたが,どうなるかを見届ける事は出来ません。
支度と退去準備は終わったので,最後にちょっと外出してきます。

Donnerstag, 14. August 2014

Audi Klassik Open Air

日本国外で初めての事ですが,自発的に席を取ってコンサートに行ってきました。
アウディの主催企画で,少なくとも去年までには一度でも広告を観た事があります…ですから観たのが一昨年の可能性もあり,その場合は「ベルリンでしか行われていない」事になりそうですが,詳しい事は知りません。去年いたのはライプツィヒであり,ベルリンからそう遠くもない事から「観たのは去年だけど開催地を毎年替える類いの物でもない」可能性も生じます。

…何言ってるのかわからなくなってきました。とにかく存在自体は知っていたこのコンサートに今年は行く機会を持てたと云うワケです。
昨日から土曜までの4日で様々なプログラムが演奏されます。私は土曜の夕方にここを出るので,昨日から明日までの間で選ぶ必要があり,プログラム的に絶対!と思える今日にしました。

今日の演目はハチャトゥリアンとチャイコフスキー。その為に違いないでしょうが,今日のコンサートには「ペテルブルクの夜」と云うベッタベタな副題がついています。ここ数日はいつでも雨が降る可能性があるとされているので,ペテルブルクの夜だと言うのならと,コンサート前に正教会を訪れ,念を送って(?)きました。願いが通じたのか,今日はまったく降られずに済みました。「昨日のお客さんは傘と雨着で頑張ってくれた」「皆さんも頭にビニール袋を被っててね」と指揮者氏が話していましたので,今日も降っても少しもおかしくなかったんですよね。運が良かったです。



始まる直前。「ここでやるのか?」と思うような場所に設営されていました。私はいいランクの席を陣取りましたが,石畳に椅子の脚を取られてグラグラ。そのうち気にならなくなりましたが。



このコンサートの終わりには花火が上がります。当局もそれを売りにしており,欧州人のお友達も「最後に花火が上がるんだよ,ロマンティック」と絶賛していましたが,「花火と云えば尺玉」の国から来た者にとっては大して面白い物でもありません(…ま,尺玉に対応した場所ではありませんが)。でもドイツ人であろう多くのお客も欧州人だからか,皆さんだいぶ御満悦でした。

開始直後の演奏は揃っていない,音が出ていないと思っていましたが,時間が経つにつれてあったまってきました。しかし私の身体は冷える一方で,休憩時間は建物の中で過ごしました。その後も不安でしたが,持ち直したか最後までいられました。
…でも甘かった。前回も屋外小コンサートで泣きを見たのに学習していない。今日の寒さをよく憶えておかなければなりません。



当局の皆さん,お疲れ様でした。

Mittwoch, 13. August 2014

壁の日

今日はベルリンの壁が建てられた日です。今年は壁が崩壊して25年。それを記念して今月から崩壊の日まで色々と企画されている様子。壁そのものは何度も観ていますが,緩衝地帯含めて当時の様子が再現(維持?)されている場所には行った事がなかったので,このニュースを聞いたのも何かの縁だと思い,行ってみる気になりました。

しかし,まんまと壁に行きはぐった…。

これをやったと云う実感を持ち難いわりに日々何かと忙しく,中1年と云う短い間隔で来,前回と同じ生活圏にいると云う三重苦でここで殆ど何も申し上げられていませんが,時間は容赦なく進み,当地滞在も残り少なくなってきました。行きたいなぁ。どうにかなるかなぁ。



「“全てのドイツの子供と若者(大学生以外の,学校で学んでいる世代)は壁を訪れるべし”なる御触れをCDUが出した」と,ドイツの東スポが報じています。全ベルリンではなく,全独…。どうしろっていうんだ。

Sonntag, 10. August 2014

ドイツの天気予報 Wettervorhersage

ドイツの天気予報は当たります。

これ,大昔にドイツ人から聞いたんですが,その後自分でも検証し,氏の言い分は正しかったと思っています。気象予報士のタレント性に頼る日本の予報とは信憑性が段違い…いや,日本の天気予報は比較対象にもならないかな。

「降る」と言われたらとにかく降るのです。少しだろうと。私はヤバい雨のマークが出た日には折り畳み傘を持ち歩く事にしています。

…持ち歩いてはいますが,実はそんな日の雨は傘ふぜいで防げるものではありません。降り方には波があるので,マックスな時間帯に外にいてしまったら運の悪さを呪うしかなく,今週の火曜日がまさにそれでした。バレエシューズ型の雨靴と折り畳み傘で万全の対策を施した気になっていた私は惨敗,履いていたスカートは絞れるほど濡れ,雨靴の中で水がピチャピチャ言ってました。

今日の予報は「明るいうちは完全に雨とは無縁,夜は雷雨」でした。果たして21時半を過ぎたあたりから降り始め,今日も天気予報の正確さが証明されました。







それだけ正確な天気予報ですが,こっちの人達には日本の朝の情報番組のように画面の隅っこに常駐させようと云う心づもりはなく,選んだ番組で天気予報が挟み込まれる時間帯を把握していなければなりません。ドイツに来る度観ている局のニュースなら頻繁に天気予報が放送されるんですが,なんたる事かチャンネルを憶えられず(この部屋のテレビ,重複だらけではあれどなんと1,000チャンネル以上!)…。主要局の番組をセットし,待ち続けて諦め,ネットで調べる…が習慣化しています。

Samstag, 9. August 2014

カッコいいなァ

今日の朝に至っても今日の予定を決めかねていた私。
さんざん逡巡したあげく,夕方近くなってから遠足に出ましたが,その事について書く元気がないので,今日はこれだけ。


惚れ込んでしまってつい激写したTシャツ(この兄さんには一切興味ありませんでした…)。激写した時はそれだけで満足だったものの,…着る気にはなれませんが,今頃になって,これ欲しいです。どこに行けば手に入るんだろ?

ドイツ人と映画

身体が慣れて来て,日々の行動に欲が出てきました。その分こちらが滞ります。まぁ,身体が利かなくても滞りはするんですが。
既に一昨日のハナシですが,映画を観てきました。ドイツで今キテると云うコメディ物です。本来コメディは自分で選んで観るものではなく,人の誘いで行って来ただけですが,本編以外の諸々を観察し,それで力尽きました。




…本気で寝てました。観ている人達の笑い声しか憶えていません。
あらすじもわからないくらい寝ていたのですが,どうも「中年3人組が年甲斐もなく自由に生きる」…がテーマの様子でした。好きなネタではなさそうだと思った事が眠気を増長させたんだと思います。
ま,責任感のない“大人”を見てるとイライラする私にはこの映画は性に合わなかったに違いない。:)

で,本編以外の観察結果です。
私が国外で映画を観(に行っ)たのは2度目。一度目もドイツ。2005年,ゲッティンゲンの小さい映画館でした。一昨日行ったのはシネコン風の,いかにも今様な映画館。
あの形態が現在の主流なんだろうとは想像出来ますが,ドイツのスタンダードとは限らない事をお断りした上で以下申し上げます。

①宣伝が長い(本当は自分の嫌悪感を込めて「クソ長い」と言いたい…結局言っちゃった)
15分かかりました。映画以外の宣伝も含まれていました。イヤ気がさすには十分な長さでした。

②本編上映中以外,客は静かにしていない
なんのかんのとうるさく喋っていました。宣伝内容,つまり次に来る映画についてだったのか,それとも単なるいつもの話題の延長だったのか。

③本編さえ始まっていなければ遅刻を厭わない
申し上げたように,設定時刻を大幅に過ぎてから本編が始まります。それに間に合いさえすればよいと彼等は思っているようです。上映時間前に着席していたのは我々含め6人だけ。ガラ空きでした。しかしその後わらわらと人が集まり,最終的には結構な人数になりました。

④面白いと思ったら,上映をジャマする声量で笑う
内容がわからない程寝ていた私ですが,客の笑い声だけは憶えています。よっぽど面白かったんでしょうけど,…あれは日本的な感覚ではうるさい。

⑤シートは快適そのもの
広いです。座面も足許も。詰め込みすぎない設計がなされているように思われます。体格の差だけではないと思います。ゆったりしていると疲れません。日本の映画館がエコノミーシートならドイツのはプレミアムエコノミーくらいかな。それでも十分違うと,実際のプレミアムエコノミーを知る私は言い切れます。
そう,あくまでプレミアムエコノミーなんです。ビジネス,ファースト的なシートは日本以外の国にもあるんでしょうか?少なくとも一昨日の施設にはなかったような。

ゲッティンゲンの映画館は単館上映っぽさのある昔懐かしいタイプの物でした。だからなのか,広告にウンザリした記憶はありません。巨大資本が入ってチェーン展開していると一昨日のような眼に遭うのかも知れません。


もう8月9日になりましたが,当初の予定では8日のうちにこの記事を書き終える筈でした。ドイツの他の町にいるお友達が(オンラインで)来たので,文字でお話ししていてずれ込んでしまいましたが,これが出来るのも私が時差のない場所に来たから。日本にいては出来ない事なんでヨシとしましょう。ちょうど今,眠くなってきました。

Dienstag, 5. August 2014

なんでB747-400?

一昨日から夏休み。ベルリンに入りました。

いつものようにルフトハンザです。訪独目的なので普通に便利な上に,やっぱり好きなんですよね。これじゃないとイヤと云うくらいの気持ちでいます。が…。




成田発のフランクフルト便はA380になった筈なのに…いつもと違う搭乗ゲートに,もう二度と乗る機会はないだろうと思っていたB747-400が待機。当然機内エンタテインメントも「昔のがよかった」と思っていた類いのものでした。

私は不安になりました。

この機自体への不信と云う事ではなく,この機を成田に送り込んだルフトハンザの方針に対して,であります。

当時は鳴り物入りで導入した成田−フランクフルト線のA380。この日だけB747-400だったのかどうかは知りませんが,ここ数年の頻発する運営方針の変更を考えると,既に「気持ちは羽田」の彼等が花形機を成田から撤退させ,もう完全に成田を消化試合扱いしてるんじゃないかと云う不安。そうした想像があって,今改めてこの画像を見返してみても,どうにも嬉しい気持ちになれません。


私にとっては羽田でもいいんですが,2010年の極東ロシアを除いてどこに行くにも必ず成田からだった私の愛着は強く,いられる限りい続けたいんですよね…。

だけど公的資金に頼らず頑張った全日空に,国(?)はより多くの羽田枠を与えました。そうなればスターアライアンスはこぞって羽田に行こうとしますよ。ビジネス客を重視するルフトハンザが羽田を狙ったのも当然の事で,710,711だけでも成田に残してくれた事をありがたいと思うべきだとさえ思ってしまっています。非常に寂しい事です。

せめてオーストリア航空に羽田枠が行き渡らずにいますように…と,彼等の利便は度外視して思っているところです。


同じ場所に暫く滞在する時の常として,到着翌日を無駄遣いしてしまう傾向が昨日は炸裂。午後早々に部屋に戻り,諸々の連絡を済ませた後,粗熱を取る的に仮眠しようとし…22時前まで起きませんでした。長く寝たのでアホみたいに早起きしてしまい,ホテルのチェックアウトの準備(今日からアパートに滞在)を済ませ,朝食を摂るだけの状態にしてもまだ7時前。活動開始は今日だと思って,なんとか起きてないとな…。