Dienstag, 30. Dezember 2014

一昨日,ヴィーンに入りました。
ひねり出すようなネタも尽きた今,自然とここに書きに来る脚が遠のき,気付けば明日もうここを出ると…。ま,それでも来るんですからこの町への私の愛は確かなんだな,と言っておくしかありません。




基本的に雪です。雪か曇り。ここは本来なら芝生が生えているべき場所なので雪が残っていますが,町の中では灰色になったビチビチの残雪をシャリシャリ言わせて歩いております。これを書いている今は晴れていて,今日の天気予報は「晴れか曇り」ですが,晴れが長続きするとは思っておりません。と云うのもドイツ南東部からこのあたりにかけて,雪をもたらすドデカい空気の固まり(寒波って程でもなさそうだけど,なんと呼べばいいのか…?)がまた居座るからです。最高気温が−3℃なので,晴れて中途半端に融けられても後で困ります。

明日ここを出ると申しましたが,明日からの更新は更に滞るかも知れません。どうなる事やら。

Montag, 22. Dezember 2014

ベルリン王宮再建の展示案内

プロイセン王とドイツ皇帝の居城として第二次世界大戦中まで存在していた(この頃はロイヤルの為の物ではなくなっていた)ベルリン王宮を再建しようと云う動きが,ドイツ統一の頃からありました。

統一前はDDRに属していたこの場所には当時共和国宮殿なる東感丸出しの建物が存在していました。このベッタベタの建築物,私はなんとなく憶えています。初めてベルリンに入った時には既に供用は停止されていましたが,箱物はいつまでも解体されなかったんです。

何度かベルリンに行っていても,毎回この場所を通るワケではなく,気付いたらペラッペラの鏡窓に覆われた共和国宮殿はなくなっていました。そしてそこではエンドレスにも思える工事が続いています(実際にはいつかは竣工するんでしょうが,なんだかいつ行っても仮囲いと埃…)。

…と云う事を伝える展覧会がベルリンではなく,どう云うワケだかフランクフルト・アム・マインで催されていました。
要するに,寄付をして欲しいからやってる…と,観ていた時は思いました。もう何ヶ月か経って記憶が定かではないのですが,どこかでハッキリ資金不足を謳っていたような気もします。
全独的な寄付を期待しているんだとすれば,この展はそれこそ全土を巡回していた可能性もあるな…。








フランクフルト・アム・マインといちいち書くとなんだかしつこいんですが,アン・デア・オーダーに行った今年は別物感を出したくて「アム・マイン」をキッチリ添えました。 そんな2つ目のフランクフルト報告もこれでおしまい。ただでさえ少ないネタの最後がフランクフルト・アム・マインには関係ない物ってのもなんだか…。

Freitag, 19. Dezember 2014

Youtube : Milch

滞在中何度も見かけたのがこれ。



病んでる?太り過ぎ?と訊いたうえでYoutubeのこれを観ろと言ってます。
自分の記録を見返したらこのふたつしかなく,どっちもほぼ同じ場所(トラムの上りホームとクダリホームとか)で取った記録のようですが,ホントに,記憶にこびりつくくらいどこででも見ました。語りかける言葉は色々。地面に直接のチョーク書きもありました。

よっぽどしつこく売り込もうとしていたようですが,「その手には乗るか」と,その後一度も参照しておりません。
これを観て私が思い出したのはやはり「ダイエット?私に聞いて!」的なバッチでした…。

Mittwoch, 17. Dezember 2014

アイントラハト・フランクフルトの試合の日

今日からフランクフルト・アム・マインのネタを少々。
…ホントに少々です。ベルリンとストックホルムでの疲れを引きずり,消化試合のごとくやって来たここでは,何度も来ている事もあり,まるでガツガツせずに過ごしておりました。滞在中最も頑張ったのはホテルで部屋替えの憂き目に遭った時の当局とのやり取りだったかも知れません…。

到着翌日に,アイントラハト・フランクフルトのホーム試合がありました。観戦する気はないものの,試合前の様子を観たくなり,開始2時間前にスタジアムまで行ってきました。

まさに一歩外に出たら赤い輩ばかりでした。スタジアムに行くまでもなく,町そのものが試合に寄せていました。スポーツバーにはユニフォーム姿のオッサンが午前から大挙していましたが,スポーツバーの外,つまり駅でも道でも,子供もオバサンもみんなユニフォーム。着てないのは観光客くらいじゃないか…なんて言ってしまったらかなり大袈裟ですが,私の生活(?)圏が中央駅周辺だったのでそう思えたのかも知れません。



行くまでもないとは思ったものの,やっぱり観に行きました。中央駅からすでにユニフォーム率が高かったのですが,最寄り駅に近づくにつれ乗客の目的が純化されてこんな感じ。当然アイントラハトの支持者が圧倒的でしたが,この日対戦したフライブルクのユニフォームも赤いみたいで,遠目にはどっちなんだか…。
因みにアウェイの方が頑張ってます。シュトゥットガルトとドルトムントの試合の日にシュトゥットガルトにいた事がありますが,町の中心では黄色と黒が幅を利かせていました。数で勝てない分声を張ったり居丈高になったりするんでしょう。この日もフライブルクのサポーターがフランクフルト側の声をかき消さんばかりに頑張ってました。





私がスタジアム周辺にいた間に開門したので,周辺の人間が流れ込む前はこんな感じでした…これまた私の記録では侘しげにも見えますが,実際はかなりワラワラしてます。ビールで仕上げてから入場なんてのも。この手の場に警官さんが現れるのはドイツの常だと思いますが,犬君まで出動とは…最低でも3頭はいました。



 

元々サッカーを観ない事もあり,これを見届けて気が済んでしまい,帰途につきました。



その後町に戻ると,いたるところの公共性のあるテレビが試合を映していました。眼についたのは飲食店ばかりでしたが,多分家電量販店のテレビコーナーでも必ず点いてた筈です。この日フランクフルトは勝ちましたが,たまたま最初の得点の場面を通りかかったカフェのテレビで観る事が出来,大喜びをしている皆さんを観ててなんだかこっちも嬉しくなりました。

市内の地下鉄駅ではこんなのを発見。多分この人たちがアイントラハトの“レジェンド”なんでしょう。長谷部さんしか知らない私にはなんの事やら…。

Freitag, 5. Dezember 2014

この夏のストックホルム

こんなに寒くなって「この夏」じゃないよな,とは思いますが,今年8月中旬のストックホルムの様子を。
自分の好みはそうそう変わる物でもないし,来る度同じようなところに注目しているだろうから,段々と総括的な記事を起こしにくくなるのでしょうが,それでもヴィーンよりはどうにかなるかな…なってるといいですが。















オマケ


ガムラスタンにて。あの地区には軽い高低差がありますが,歩いていて,石畳の坂道をジョロジョロと水が伝っていました。細くはあったけれど勢いは立派なものでした。
眼の高さに発生源は見当たりませんでしたが,雨も降ってないのに水分(細かい飛沫)が飛び交っているので高所をあおぐと,尋常ならざる霧。高圧洗浄機でも使って掃除してたのかな?と想像しました。


そのうちこんな旗に気付きました。「なんか落ちて来るかも知れないよ」
…それはそうだろうけど,霧だってちょっとやっとの量ではありませんでした。通行人が濡れる事はお構いなしか…そこは断るところじゃないんでしょうね。