Sonntag, 25. August 2013

久し振りのオリさん

なかなかここで具体的なミュンヒェン画像を出さない私ですが,確実にミュンヒェンにおります。明日,帰国便に乗ります。
帰国してからまとめようと思っているのと,何しろ昨日の今日で気力もなくて。
…いや,気力が充実していたライプツィヒ滞在時でもハッキリと滞在地を示せる画像を使ってなかったか…。




ドイツのどの町にもあるのかはわかりませんが,この人はやっぱり当地ゆかりの人物ですよね。昨日はバイエルンの真っ赤なユニフォームを着た大群が午後から地下鉄で騒いでいました。アリアンツアレーナで試合をやったんでしょうね。勝ったらしくて,昨日は我が宿の通りが深夜までうるさかったなあ。
おっと脱線しましたが,この人。今は何をしているのか知らないし,そもそもこれを見るまで思い出しもしませんでした。

昨日荷詰めをほぼ済ませておいたので,今日は今日使った物を入れ込み,明日使ったら詰める物の為のスペースを設けておくだけでいい。だからと云ってパソコンの前でダラダラしていてもいけないので,このへんで締めますわ。

Samstag, 24. August 2013

考えたくないけど…

長年こっちに来ていますが,初めての失敗をした可能性が発生し,激しく落ち込んでおります。
「旅先で何か起こるのは自分のせい」と長い事主張して来た私ですから,自分を庇うつもりはありません。なんたる不覚。完璧主義なだけに自分の不手際でキャリアに瑕をつけた事で更に落ち込みが増します。落ち込みの原因としてはこっちの方が大きいかも知れません。

非常に悔しい。嘗ては色々想像して気をつけていた事を,一度も発生しなかった為に大して意識しなくなり,気が緩んでいたのでしょう。
今日の朝気付いた事であり,事故現場がここかどうかも判然としません。グダニスクで起こった事も十分考えられます。

ポーランド人のお友達と,ポーランド人の妻を持つドイツ人の知り合いに相談していますが,双方が自分の国で起きた事ではないと思うと言っています。まぁポーランド人のお友達の意見は「だといいけどなぁ」くらいの消極的な物ではありましたが。



「平和の天使」…この天使様を観ても今の私に平和(正しくは“平穏”か)はない…。

Donnerstag, 22. August 2013

ミュンヒェン到着

最終目的地のミュンヒェンにやって来ました。この日をどれだけ待った事か。はー,グダニスク滞在はホントに長かった。空港を出て中央駅に着くまで嬉しさがこみ上げていました。
が…。


ミュンヒェンってここまでのカオスだったっけ?なんだか整然としていないのです。私が宿を取った通りはなんだかアラブ人街みたいでゴチャゴチャしていて,ドイツ人の数倍の声量で騒ぐ子供,鼻をつんざくようなキツい香水の婦女で道はいっぱい。これだけで疲れます。

昔はいかにも日本人らしく何かとここに来ていたような気がします。…本当に気のせいかも知れませんが,それを思い出せないくらい私は殆どミュンヒェンには来ません。空港はほぼ毎年利用しますが,降りたのはホントに何年振りだろう。陸路では10年前と5年前に来たものの…思い出せません。

ま,滞在は短いですが,明日から頑張るか。

Mittwoch, 21. August 2013

ブーブー紙

イライラし通しだったグダニスク滞在も今日でおしまい。心底ホッとしてます。今日は怒りの余り国外にいるポーランド人のお友達にぶちかましてしまいました。
本当はそんな事はするべきではないんでしょうが…お友達は「だから自分はポーランドに住まないんだ」と言ってました。怒らせずに済んで安心。

今,私の大嫌いな荷詰め作業をしていますが,遅々として進みません。パソコンに向かっている時点で気が散ってるって事なんですが。外では誰かがトランペットかサックスを吹いています。欧州式の11階(日本式だと12階)の私の部屋にまで届いていますが…ヘタクソ。

私が2002年にポーランドに来た事は申し上げましたが,その時から変わっていない事をひとつ。
食堂(大衆食堂から一般的なレストランまで。高級店は知りません)の紙ナプキンはこんな感じなんです。このスタイル,私は多分ポーランド以外では観た事がないんじゃないかと思われます。




薄い。とても薄い。ブーブー紙くらいです。仕事はしてくれるのでこれで十分です。よくあるやたら肉厚なやつは,私は必要ないと思っています。1枚でも十分口を拭えます。
よくトイレのペーパータオルを何枚も使って手を拭く人間がいますが,あんなにたくさん必要ないと思うんですけどねぇ。1枚じゃ心もとない時もあるけれど,それでもどうにかなるものです。ドイツに行くと時々「ひとり1枚」的なスローガンが入っていますが,ホントにそう思います。

当てにならない交通事情のせいで,私は明日,必要以上にここを早く出なければなりません。もういい加減に荷詰めを真剣にやらないと…。

Dienstag, 20. August 2013

勧誘

日曜からグダニスクでの活動を始め,今日で3日経ちましたが,いやーゲンナリします。
見るからに外国人の私に声をかけてくるのは観光業の人間だけではありません。今日は日本語を習っていると云う土地の人に話しかけられましたが,習っているだけに,日本人と接していられるのが嬉しくて仕方ないと云った風でした。この手の人なら一向に構わないんですが,第3のパターンと云いますか,私は3日で2度,宗教関係者に声を掛けられました。




最初は若いお嬢さんの2人組。ポーランド訛りの英語を聴き取れず,なんだか外国人を対象に英語で喋る会みたいな事を説明され,「案内をあげるよ」と言われて受け取ったのがこれ…聖書研究会なんですね。もう見ただけでゲンナリしてしまいました。

その次はスーツを着て書類カバンを提げた,身元のシッカリしてそうな紳士とそのツレの御婦人。「日本から着たんでしょ?判るよ,僕は日本,特に日本の人達が大好きなんだ。仕事でアリアケにもよく行くんだよ」と具体的。
「はぁそうですか」と聴いていた私に紳士はいきなり,「自分の仕事はこれなんだけどね。読まないかい?日本語版もあるんだよ」と書類カバンから出したエホバの証人のパンフレットを私に渡そうとしました。
私はカバンからパンフレットが出て来た時点で「アタシは仏教徒だから」と断りました。

私は2002年に初めてポーランドに来ましたが,その時にポーランドの人達の信仰心に感動したものです。教会で真剣に祈る人の姿や道祖神的なマリア像をそれはそれはきれいに維持している様(町は汚いのに)には本当に,しつこく言いますが感動しました。

私は自発的に信仰心を持って寺なり教会なりに通う人達が好きなのです。ワケのわからないシステムに組み込まれてポイント稼ぎの為に誰彼誘う行為は保険の勧誘と同じとしか思えません。ポーランド人に勧誘?されて,私は心底ガッカリしました。もっと純粋な,神と自分だけの対話をしている人しかいないと思いたかったなぁ。

Montag, 19. August 2013

公式のお客さん?

昨日のようにダラダラと町歩きをしていた時,突然白装束の大群が視界に入りました。



なんなんだ彼等は!!と先ずはビックリ。制服をよく見るとメキシコの水兵さんのようでした。制服こそ着ているものの,彼等の雰囲気は普通の観光客と同じ。ウキウキ,興味津々。



ガイドさんの説明をマジメに聴き,




撮影機材片手に町を意気揚々と練り歩き,



一緒の写真を頼まれると快く応じ(因みにこのお嬢さんはスロヴァキアの何かしらのスポーツ選手の模様),



自分の記念撮影にもノリノリ。
この人達自身も他の観光客に激写されていて,それに対しても満更でもなさそうでした。
この大群で突然現れたら目撃者のリアクションはどこでも同じなんだろうな…慣れてるんでしょうね。
なんだか観ていて面白かったです。

Sonntag, 18. August 2013

小さい不満の積み重ね

今日は精一杯余裕を持って過ごしました。ゆっくりたっぷり朝食を摂り,午前中は出不精が炸裂し,11時半まで部屋から出ませんでした。
…それにもかかわらず,今日は19時には夕食を摂り終えて部屋に戻って来ました。今までのライプツィヒ生活ではこんな事はありませんでした。なんと申しますか…そそられないんです。まだ町の様子が判っていないからかも知れませんが。


昨日からのイライラを引きずっている上に今日も新たに追加されました。一昨年のブルガリア,その前の年のリトアニアを思い出すようなイライラです。ポーランドは両国よりもちゃんとしてる(←これは西側の奢った考え方による判断ですが)と思っていたけど,うーん…。

いい人もたくさんいます。言葉も通じない私に親切にしてくれるここの人達に対して,「アリガトウ」だけでもポーランド語で言えてよかったとホントに思います。2002年にこの国に来て「コンニチワ」と同時に憶えた言葉。こう云うのは忘れません。
そして,そんないい人達に対しては,私がこの町で何かにつけてムッとしている事を申し訳なく思ってしまいます。勿論この人達のせいではまったくないんですが。



黄色い箱が吊っているのは…?

Samstag, 17. August 2013

グダニスク到着

ライプツィヒへの並々ならぬ未練とともに,本日ポーランド北部,バルト海に面したグダニスクにやってきました。
ヒドい旅でした。ライプツィヒとの直行便は飛んでいないので乗り継ぎ便を取っていたんですが,この片割れが欠航すると云う情報を起床と同時のSMSで知りました。


当然その後朝食を摂るワケですが,「欠航だってよ,どうするよこれから…」と大いに落ち込み,ちょっとしか食べられなくなりました。いつもの半分の時間で切り上げ,レセプションのスタッフさんに航空会社との交渉の代行をお願いをしました。
代行のお願いをするだけでも説明力の必要性と云う点で考えれば結構難易度は高いんですが,私はそれが出来ても電話はムリなのです。聞き間違い,聞き漏らしは許されない状況下では尚更。スタッフさんは快く引き受けてくれ,私は隣りでスタッフさんの交渉の様子を聞いていました。

ハナシの流れを聞いて必要な情報を提示し,スタッフさんの繰り返し(側で聞いている私の為にわざわざやっていてくれたんだろうと思う)に反応を示した事で交渉はスムーズに進み,どうにか代替便でここに来る事が出来ました。
客商売が客の為になる事をするのはそれで食っている以上当然なのでしょうが,私はこの人の交渉を聞いていて深く感謝。私の希望を汲んで,私が望んだ以上の交渉をしてくれたからです。本当にありがたかったです。

グダニスクに到着してからは疲れる事ばかりでウンザリしましたが,さすがに眠くなってきたので,そのハナシをするなら後日。せっかくライプツィヒでの事を思い出していい気分になっているので,ここで止めてもう寝ます。
…いや,寝支度をします。


Freitag, 16. August 2013

再び荷詰め中

ライプツィヒ最終日の今日,先日申し上げたとおりに“引っ越し”をしました。
今日の行動もあるので,昨日までの荷詰めは移動のし易さを考慮したものではありませんでした。これを改めるべく,再度詰め直しております。

昨日は何も書きませんでしたが,それについては後日。



ライプツィヒでの2週間,とても楽しかったです。初めての訪問時は大したインパクトも得なかったんですが,13年振りにほぼ初見の感覚でやって来て,大好きになりました。離れるのが寂しいなー。

Mittwoch, 14. August 2013

間違いではないんだけど…

ライプツィヒでの私の行動範囲はそんなに広くありませんが,結構日本関連の物件を見かけます。なんだかヘンです,やっぱり。



麺がフィーチャーされているようですが,それだけでもなさそうな。
当地在住の欧州人がこの店を絶賛していました。



マークにあるとおり,の品揃えですが,この名前…。



こちらは開店寿司店で。なんでこの字なんでしょう。この言葉が好きなのか?



番外編と申しますか,別の時に記録した物ですが,開店寿司店と同一だと思います(表と裏なんじゃないかと)。寿司好きが高じて職人になりたい,なんて人がいるんでしょうか?

Dienstag, 13. August 2013

ライプツィヒの市 Wochenmärkte in Leipzig

ライプツィヒを出るのは土曜日,まだ結構時間はある筈なんですが,実は金曜の朝には今いる住まいを出なければならず,最後のひと晩をホテルで過ごします。金曜朝にここを出ると云うのに木曜に遠征するつもりなので,食材の調整もさる事ながら洗濯,荷詰め等色々考える事,やる事があります。まだちょっといるのにもう去る事を考えなければならないのは寂しいものです。だいぶ楽しくなってきたので名残り惜しい思いでいっぱい。あー,また来るだろうな私。

そんなワケでもう食材の購入は打ち止めです。今日は調整の為に妙にダブついた食事をしてしまいました。おえー。
もっと長く居られればこう云う場所で物色するのも楽しいんですけどねえ。私には出来ません。

ヨーロッパの多くの町では市が立ちますが,ライプツィヒでも曜日毎に会場?が決まっていて,中心地のその名もマルクトプラッツでは火曜日と金曜日にこんな感じで業者が来るみたいです。
先週からいておいて「みたい」と言うのには理由があります。この場所で音楽イヴェント
が行われていたからなんです。ステージを組み客席を並べと云う状況下では店を広げる事は出来ません。





盛り方と云うか並べ方と云うか…が大胆です。



Montag, 12. August 2013

ライプツィヒ動物園にて Zoo Leipzig (1)

今日はライプツィヒの動物園に行って来ました。いつもであれば動物園には終日いるつもりで臨むんですが,週末を遠足で使い切ってしまった以上それは叶いません。午後から「巻き」を覚悟で出向きました。
2011年に行ったハノーファーを超える動物園はもう現れないと思っているので,期待はしても「ハノーファー以上」は求めません。そのくらいのものでしたが,実際ハノーファー超えとは思わなかったものの,ここも相当です。パンダとホッキョクグマと云う二大スターはいないけれど,地域展示…なんと言うんでしょうか,地球の特定の区域の自然を再現した物,これが素晴らしいのです。瞠目ものです。
瞠目ものなのに…。
地図をシッカリ観なかったばかりに,その展示を閉館30分前まで見落としていたヒドさ。慌てて向かったものの人気はなくなっており,動物君も部屋に入ってしまったのかヒッソリしていて,素晴らしい設備とその規模を堪能するだけでした…無念!





どう云うワケだか壁1枚の距離でシマウマ君と人間が対峙出来る場所があります。キッチリ区切られていて当然互いの領域には立ち入れないものの,これだけの近さです。撫でられはしませんが,私は耳に触れる事が出来ました。
帰国してから動物園報告記を認めるつもりで,今日のタイトルに番号を振りました。

Sonntag, 11. August 2013

ドイツ鉄道とは

2日前,私は他人事のようにドイツ鉄道はよく遅れると申し上げましたが,あんな事を話したからでしょうか…うーむ。

今日はデッサウよりも更に遠方(違う方面ですが)のアイゼナハへ。昨日のうちに鉄道の時刻表を調べてチケットも買って日曜の私では考えられないような時間に起床し,と万全の調子で臨んだと云うのに…。


ライプツィヒを出て20分くらいでしょうか,ウツラウツラしていたので定かではありませんが,本来なら必要ない場所で停まりました。停まりに停まって数十分。この間も私はウツラウツラしていたのですが,だいぶ長かったと思います。問題発生,降りて次の列車に乗り換えろと云うアナウンスが流れました。んだよーと思いながらも指示通りに下車。しかし下車した車内で更に詳しそうなアナウンスが聞こえて来ます。内容までは外からでは解らず,暫く不安な状態で外で待ちましたが,やがて列車が到着。しかし降ろされたのがICEだったのにこちらはICと,快適さも速さも劣り,アイゼナハ入りこそ出来たものの,このせいで1時間をムダにしました。私にとって早起きは相当な苦行であり,その苦行の末の行動だったのに,と非常に面白くない気持ちでおりました。



今日はアイゼナハのみならず,ライプツィヒ−アイゼナハ間にあるエアフルトにも行くつもりでいたんですが,アイゼナハから一度エアフルトで下車したものの,その場で時刻表を見て判断し,降りた列車に乗ってライプツィヒまで戻って来ました。失った1時間の代償を,ナゼか私が払うハメに陥りました。バカヤロウ。

ICEの車輛にはドイツの都市の名が入っています。編成毎についている名とは別物で,どの車輛が来るのかを乗客が知る事が出来るのかは,多分先日の鉄チャンに訊いても教えてもらえないでしょう。
今日の帰路の車輛にはなんと,アイゼナハと入っていました。結果として私は,アイゼナハからアイゼナハ号で帰って来た事になります。

Samstag, 10. August 2013

デッサウへ

今日はライプツィヒを出て,デッサウに遠征しました。
ライプツィヒは2000年以来だと先般申し上げましたが,その時一緒に訪れたのがデッサウでした。私って同じ事ばっかりしてるなぁ…。




デッサウにはバウハウス目当てで訪れました。その様子は後日報告出来ると思います。
段々と夜が遅くなって来ました。外にいる時間が長くなり,その分住居での活動が押すようにもなりました。なし崩し的に就寝時間も日本にいる時並みになりつつありますが,これが実に不本意で。欧州入りして生活リズムが狂った時が就寝時間を早めるチャンスです。睡眠の質が悪く,早い時間に眠気が来ているので,早寝を心掛け…なんて言っててももうこんな時間です。
詳しくは帰国後に…。

ここ数日,日に2,3度雨が降ります。激しかったり薄ーーくだったりと色々ですが,今日はやられました。町から離れた場所に向かう途中,お話しにならないほどの豪雨に見舞われ,ビッチリ濡れました。



こう云う日に期待出来るのがこれです。ライプツィヒへの車中,ずっと見えていました。窓を挟んでの記録には限界があります。実際にはもっと鮮やかに見えました。
数日前にも虹のハナシをしましたが,つまりそれだけ,降ったり晴れたりと替わり易いんですね。雨だと予報された日にはほぼキッチリ降りますが,終日と云う事は殆どありません。せいぜいが「断続的」。今日の私も数分後には濡れ鼠状態を脱しました。

Freitag, 9. August 2013

ライプツィヒ中央駅にて

こちらに来てからライプツィヒの様子が伝わるような画像を一度として載せておりませんが,今日もこんな感じです。
ライプツィヒには2000年に初めて来,その後一度も再訪しておりませんでした。当時最も印象に残ったのは中央駅でしたが,改めて来てみると,やっぱりイイです,この駅。



…なんて言っておきながら駅舎を特集出来るほどの資料が揃っていません。今日の報告は,駅に関係はあるものの,今日ここで起こった事。
夕方ここに来た時,端っこの線に蒸気機関車やらクラシックな車輛やらがズラリと並んでいるのを見つけ,土産に撮影しようと近寄って着手した頃,こちらの人から自分撮りを頼まれて引き受けました。1枚撮った後,更なるリクエストを出されたので,「アタシの仕事が終わってからでいい?」と待ってもらう事にしました。
ひととおり撮り終えるまで結構時間がかかり,氏のところに行くと,「僕の写真が1枚は出来たし,待ってる間によく観て満足したからイイや」と言われ,その一言の為に私をずっと待っていたのかとちょっと申し訳なくなりましたが,氏はライプツィヒに住んでいるワケではなく,数十分後の列車で自分の町に帰るのだと言いました。
「アタシは鉄中毒の知り合いの為に撮ってたんだよ。アナタも中毒なの?」と訊いてみると,氏は「ハハ,なるほどね。それなら僕も中毒だよ」と返し,それから延々と鉄のロマンを説き続けました。どう云うワケだか身近に鉄チャンが多い私にとって,鉄トーークの聴き手業は手慣れたものです。抵抗感もないし,時間の許す限りつきあえます。ただ,ザクセン方言がキツくて,半分も理解出来ていればいい方だったんじゃないかな。
私が自分の写真を撮って話し相手になった事を氏はとっても,とーーっても喜んでいました。日本の鉄チャンとまるで同じリアクションです。うーんイイ事をした。

ドイツの鉄道が遅れる筈がないと,ドイツに対するキッチリしたイメージを持つ人は思っていると思います。実際には遅延は当たり前です。私は幸いにも遅延のせいでヒドい眼に遭う事もなくここまで来ましたが,本当は要注意なんです(関係ないけれど昨日は当地の空港でロシア機が焼けました)。氏は無事,自分の町に着いたかな。まぁ着いているでしょうけど。

Donnerstag, 8. August 2013

今日の空

日々,それなりに活動してはいるのですが,アパート暮らしをしているここ数年はベッドの柔らかさに慣れるまでマトモな睡眠を得られず,寝付きはしても起床までに何度も覚醒状態を自覚し,朝は必要以上に早く目覚め,その後は寝られなくなってしまいます。この為でしょうが,22時台には眠くなってしまうのです。
今日は観たい番組もないのにどうにか転寝もせずに起きていられたものの,既に限界に達しております。もう4晩も寝たのだからそろそろフニャフニャのマットレスに順応してもいい頃なんですが…。




日没直前に虹が出ました。すぐに消えてしまいましたが,その時の空はこんな燃えるような色をしていました。強烈な美しさに惚れ惚れしました。

Mittwoch, 7. August 2013

映画視聴中

一度日本で観た・聴いた物を独語で挑戦するのはいい訓練になります。
知識ゼロから始めるよりはなんとなく解っている方が「ここはこうなのか!」と膝を打ちたくなるかも知れません。




実際の画像を載せようと思うとこんな汚くしか撮れないんですが,私の大好きなセルジュ・ゲンスブールをフィーチャーしたフランス映画です。日本では去年上映されました。一昨日観るともなしに点けていたバイエルン放送でこの番組を知り,カレンダーに入れて待機し,とても楽しみにしていました。
楽しみにしていたんですが……映画が始まる前からやっていたお友達との通信をダラダラ続けて大いに気が散ってしまい,なんの訓練にもなっていません…。
ホント,ダメですね。こう云う時はオフラインでいなければならないのに。
せめてこれを書き終えてからの残り数十分は映画に集中しよう…。

Dienstag, 6. August 2013

オバチャンの好み

嘗てドイツ人のファッションについて考察し,日本のお友達に好評を博した私ですが,ファッションヴィクティムの少ない当地においては,数年前の研究結果がいまだに有効だし,あまりにいつも同じなので,自分がそんな研究をした事は普段思い出しません。
が,今日久し振りに,それを思い出しました。




研究は幅広い世代を対象にしたものでしたが,そのうちの一部は「オバチャンはモティーフが何かも判然としない大味なカーテン柄を好んで着る」でした。
ひとつのパターンがやたら大きくてぼやけていて,大きさのあまり大きく使わないと,いや大きく使っても正体がわからない抽象画みたいな柄を人体と云うごく小さい範囲に取り入れるのです。
これが服地なのかインテリア目的で作られた物なのかは判りませんが,このラインナップはまさにオバチャン方のストライクゾーンであります。

私の研究は「人と同じ服なんか着たくないと言っている割に見破られる程度のパターン数しかないドイツでは皆が同じ服を着ているようにしか見えない」くらいの内容で締めくくられたような記憶があります。ここに並んでいるのはセール品ですから,定番物ではないのでしょう。つまり似たような品が一定のペースて生産されていると云う事です。考えようによってはド定番とも言えますね。

今日は更新時間が遅いですが,この間ずっと起きていたワケではなく,3時間くらい夕寝しております。バテてます。

Montag, 5. August 2013

ライプツィヒにおります

昨日は到着の報告だけで力尽きましたが,どこに到着したかと申しますと,ザクセン州のライプツィヒであります。ここに2週間おります。
州都でありながら地下鉄が走らない程度の規模の町でして,それだけに滞在中は積極的にライプツィヒを出て近場の諸都市に遠征するつもりで来ました。
しかしそんな意欲は初日から発動されるワケではありません。昨日は住居に来るだけでヘロヘロになったと云うのに,荷解きをしてある程度落ち着いてから1時間ばかり町歩きをしてしまいました。調子こいたのが災いしたか,今日の私にそんな余力はなく,いちばん条件のいい昼下がりを部屋でグダグダしてから外出。数日しかない滞在ならそんな事はしないんですけどねぇ。

で,その外出もせいぜい4時間ってところでしょうか。このくらいの時間があれば日本のガイドブックな守備範囲は歩き終えてしまう(とみなされている)町ですが,私は当然美術博物館を目当てとしているのでこれでは済みません。済まなくても2週間は長いですけどね。
ま,これからです。



当地の最高気温は夕方に出るようです。これは17時頃の気温。この時間帯に合わせて身支度すると,朝はちょっと寒いくらい。湿度が低いとは云え,グッタリするには十分な数値です。

Sonntag, 4. August 2013

中3ヶ月…

4月30日を最後に一切更新せず,8月に突入してしまいましたが,私はそれなりに生きておりました。ここまで長い間放置したのは初めてだと思います。結構シンドい,この数ヶ月でした。
それを乗り越え,今日から夏休み。例年のごとくドイツ入りしました。いつもと違って機内では殆ど疲れなかったんですが,目的地に着いてからが悲惨でした。今回の一番の心配事は初日の移動でした。実際タイヘンだった…これのせいで実に今日まで,帰国後の弛緩しきった生活を夢見てさえいた始末。いざ着いてみると,そんな気持ちは勿論なくなってしまうものですが。


…目的地到着後の移動疲れがドーっと来ました。今日の所はこれにて…。


成田からの機内で見た,ものすごい形状の雲。