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Samstag, 23. Oktober 2010

バルトの町はネコの町?

ヴィリニュスとリーガで,とにかく私はたくさんのネコと遭遇しました。
恐らく9割方ストリート系でしょう。すぐにいなくなってしまう子と,近寄っては来る子がいましたが,誰も友達にはなってくれませんでした。彼等の態度には一見さんの私に対しても余裕があり,心ある人間のパトロンがこの子達を養ってあげてるんだろうなと想像出来ました。
ただ,自動車の近くで無防備に遊んでいる子がとても多くて心配です。ドライバーには気を遣ってもらいたいものです。

既に一定の“営業成績”を上げて扶養契約にこじつけている子が私の機嫌をとる必要は微塵もないワケで,こう云う状況下では幸せボケしていて世間知らずな飼われネコの方がフレンドリーだったりするのですが,オランダやドイツと違って,この地でそう云う子には1度しか会いませんでした(この2ヵ国で遭遇する子は殆どが異様なフレンドリーさを見せてくれる)。下から2段目の左端,ボケたアカトラ君がそうです。

以下の証拠物件を集める為に,私は望遠しておりません。これだけ寄る事は出来るけど,それで終わり。
なんて言っておきながら私,この2都市でストーキング炸裂。数枚含まれているボケた物は夜間の活動記録です。早く宿に戻って寝ろよ自分。



  

  

  

  

  

  
30.08. 14.27

Freitag, 15. Oktober 2010

北による支配,やっぱり東…

リトアニアとラトヴィアの共通ネタを少々。

バルト三国はかつて,ソヴィエト連邦の一部でした。今回,エストニアには行っていないのでリトアニアとラトヴィアについてのみ申しますと,リトアニアの独立は1990年,ラトヴィアは前述しましたが1991年(度重なる被支配の歴史の上に成り立つこの2カ国は,それまでにも独立はしていますが,直近の事にのみ言及いたします)。独立を獲得しEU加盟国になった現在,彼等はより西を向いていると言えます。
それに対して欲を出したのがノルディック諸国。特に金融業についてはスカンディナヴィアでお馴染みの銀行が何行も参入しています(フィンランドの銀行は…たまたまなのか,まったく見掛けませんでした)。ここに載せている物が全てではありません。ビックリするくらい,金融業会は北に掌握されている様子。その他,衣料品店も多く見掛けました。フィンランドのデパート,ストックマンが入っている(リーガ)のにも驚きました。

また,リーガ駅は最近改装されたそうですが,内部構成がスウェーデンの大きい駅ソックリで,言葉さえ解ればすぐに勝手が掴めそうでした。都市交通のチケットをキオスクが取り扱うところもスウェーデンと同じです。そのキオスクもまた,スウェーデンのプレスビューロンにソックリでした。



  

  


しかし長いソヴィエト時代の名残りはそう簡単に拭い去れるものではなく,見えないところにヒドく手を抜く町並みやトロリーバスは旧東の名物(イヤミ)ですし,公的に認可されているとはとても思えない露天商と,彼等の売る,ひとっつも買う気が起こらない粗悪なプロダクツ,私の目には下品にも映る,極めてロシア人好みのファッションも,もう長いこと西側に属して来た国ではまずお眼にかかかれないモノであります。
自国語以外に喋れる唯一の外国語がロシア語と云う人がいたり(若いお嬢さんだった),ロシアで見かけた習慣をここで発見したり,ソヴィエト連邦の圧政に抵抗した物を記念しているかと思えば連邦政府がそれを認めていない事を象徴する物も現存していたり,また連邦の一部だった頃に現在の地に移り住んだ人々は心の中にロシア的な要素を抱えていたりして,それに勿論今までの大親分だったロシアの動向を気にしないで国家を運営して行く事は出来ないワケですし,彼等自身が「本当に西側に両脚突っ込んでいいんだろうか」と悩んでいるようにも見受けられます。
ん,今日は社会派。

  

  

  

  




 
これはどっちの影響なのか,単純にバルト三国では昔からこうだったのか。
店の営業時間がとても長い!ここではこれが普通みたいです。これは忙しく動き回る私にとってはものすごくありがたい事です。
一般的な大規模店のみならず,銀行まで20時閉店なのには感激しました。オーストリアみたいに「カウンター業務は14時まで」(まぁ,そのせいかATMはかなり充実してるけど。でも観光客には優しくない)なんてケチな事を言わないんですね。
この深緑の案内板は,リーガのストッマクンの物。スーパーマーケット機能だけちょっと長めですが,それ以外の店舗も21時までなんて気前がいいと思う。ヘルシンキのストックマンはここまでやってくれてなかったんじゃないかな。
16.08. 04.14

Sonntag, 10. Oktober 2010

リーガのユーゲントシュティール(3)扉百選 Jūgendstils (3)

ユーゲントシュティールの素晴らしいところは建物の隅から隅まで,それこそ外も中も,建物のみならず調度品まで,スキなくその様式で埋めている点です。
指先にまで神経を行き届かせる踊り手のような。違うか。

その極め方が方の様式に較べて凄まじいような気がするんですよね。例えば,バロック,ロココ,ビーダーマイヤーなんかですとある建物から別の建物に家具調度を移しても,移された先でしっくりなじむように思われるんですけど,私が知るユーゲントシュティールの数作品では,その建物の為だけにデザインされた家具調度品が配置されています。ブリュッセルのパレ・ストックレー,ヴィーン郊外プルカースドルフのサナトリウム,グラスゴーの芸術愛好家の家。その完成度の高さたるや半端ではありません。完璧なバランスで作られた空間ですから,他の物が入ると調和が崩されます。
併しその分飽きてしまったら一巻の終わりです。

リーガにもそんな建物があったのでしょうか。私がそれを知る事はかなわないので,外ヅラだけ撮って来ました。ここでは扉とその周りの装飾に限定してお送りします。