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Mittwoch, 21. Juli 2010

お国が恋しいですか(2)

過去に同じ件名で記事を書いた事がございます。それに較べれば記事にするのがおこがましいくらいの少量ではありますが,今回はロシア版,それも極東版ですから貴重度が上がると云う物(ホントか?)。
いつも見慣れた物がキリル文字になるなんて!と云う衝撃は結構大きかったなぁ。
キリル文字を読めるようにしてからロシア入りしたので,「そこでそう来るか!でも考えたらやっぱりそうなんだよな」の連続。書けないけど読める漢字を相手にしている感覚でした。





ライフアイゼンバンク。ATM完備。多分オーストリアに本拠を置くそれなりに大きい銀行。
ф,音的にはひとつ書かれていればいいと思うんですけど…。




ひええ,チューリヒ!これも単純な変換。




「ゲルマニア」「アンゲラ・メルケル」。いやーいちいち面白いなぁ。


スイマセン,アホなネタで…。

Donnerstag, 22. Mai 2008

大阪弁大好き

関東で生まれ育った私ですが,実は大阪弁が大好きなんです。
いつからかは思い出せませんが,京都でも神戸でもなく,大阪の言葉がとにかく好きで。
教室があるなら通いたいくらいです。そう,私にとって大阪弁は外国語と同じ存在。これは「東京方言にあらざれば日本語にあらず」と云う標準語圏人間の驕りではなく,私が外国語と言う時はとんでもなくポジティヴな意味合いを帯びています。
勿論日本語の一部ですから,外国語と表現するのはおかしい。例えて言うなら東京方言がデンマーク語なら大阪弁はスウェーデン語,って程度の“外国語”さ加減。ルーツが同じで,兎に角よく似ているけど今では別の言葉,ってなくらいの。
憧れの言葉は,喋ってみたくなるのですが,小手先の大阪弁なんて土地の人には完全にバレてしまい,ヒドい場合は馬鹿にしているように取られてしまうかも知れず,私は東京にいる時以上に標準語を話してしまってます…。


  

左。初めて大阪で黄色と黒のドハデな「痴漢アカン」を見つけた時は衝撃を受けましたが,当時私はフィルムカメラしか持っておらず,大した記録も出来ずに終わりました(多分,フラッシュで失敗したような…)。
今回,やっと見つけたのがこんな地味なの。しかもマークも至極控え目で。見つかっただけよかったんでしょうけど,残念でした。
中・右。こう云う小さいところで一々大阪弁なのが嬉しい!私が嬉しがっても仕方ないんだけど。

  

この「地域密着」感がたまらない!!!
左・中。探せばもっとあるのでしょう。全部集めたい。
右。これが今回,一番気に入った公共物でした。標準語に較べて何十倍もグッと来る。こんな小さい子供が私憧れの言葉を話す。“ネイティヴ”の強さを改めて考えさせられる広告です。


そして何よりも衝撃的だったのは……



 

これです!天王寺動物園の動物紹介!!もーぅ,ホントにたまらん!
このセンス,東京のモンにはないでしょう。最強です。タンザニアやアメリカから来たブチハイエナやらトムソンガゼルやらがベラッベラ大阪弁を喋ってる。あるワケないだろ!とツッコみを入れたくなる。このノリで名鑑を作って欲しいです。買います,私。ホントに気に入りました。
併し。その一方でナゼか大阪で生まれた女であるノリコちゃんが標準語を喋る。

Samstag, 2. Februar 2008

Helsingforserstraße...

私が夏にベルリンで寝泊まりしていた施設は,Helsingforserstraßeにありました。「ヘルシンキ通り」です。
但し,この場合のヘルシンキ部分はスウェーデン語なんですね。私のフィンランド人のお友達は「名前を付ける時,間違ったんじゃないの」と言っていました。つまり,ドイツ人が「ヘルシンキ」を持ち込む際,フィンランド語ではなく“誤って”スウェーデン語を使ったと。
このお友達はフィンランド語を母語として育った人です。フィンランド系フィンランド(ってのもなんだかおかしいんですが…)の学校では第二公用語であるスウェーデン語を子供のうちに習わされます。併し,私のお友達は「もう大昔過ぎて忘れちゃった」と言っていました。どこかで読みましたが,現在フィンランド系フィンランドではスウェーデン語よりも英語の教育に重きが置かれているそうです。お友達はこれを体現しているワケですね(私とはドイツ語で話していますが,女史はスコットランドで教職に就いています)。
いくらフィンランド語にいくらかでも親しめそうな気がしてきても,依然としてスウェーデン語贔屓の姿勢を崩せない私。フィンランド語を介さない物件を見つけると軽く嬉しくなったり。暗い。


  

左の看板は学校のようでした。フィンランドでは母語による教育が国で保障されているので,移民であっても自分の言葉で勉強が出来ます(勿論フィンランド語は習わされます。そこで生活するんだから当然です)。第二公用語なんですから,当たり前ですがスウェーデン系の学校もあります。確かスウェーデンだけを“公用語”とする学校もあったと思う。これがそれなのかは判りませんが,これと同タイプのフィンランド語による看板はなかったので,多分スウェーデン系の為の学校なんじゃないかな…と推測しました。
テレビのスウェーデン語放送は文字だけか,そうでなけばスウェーデン語ラジオ放送の収録風景(動きの殆どない画面)でした。数字が取れる時間帯にサウナに行っていたから期待したタイプの番組を観なかっただけかも知れませんが,ちょっと残念だった。
右端のは本関係の業者さん。ただ,ここではスウェーデン語しか写していませんが,実際はどうだったかと云うと自信ナシ。

 

左:スウェーデン劇場。スウェーデン語による演目の為の施設です。昔はどうあれ,現在はスウェーデン国ではなく,スウェーデン系の為の施設みたいです。
在芬スウェーデン大使館。こっちはあからさまにスウェーデン国の物ですが,私が注目したのは扉の上についている碑(?)。なんて書いてあるんだか…。建築したのはどちらにしろスウェーデン人,或いはスウェーデン系っぽい。

解る言葉に出くわすとホッとします。孤独感が半減するような錯覚に陥る事が出来ます。誰が味方してくれるワケでもないのにね。




鉄道駅。勿論左サイドにはフィンランド語が入っていますが,ついこんな撮り方をしてみたり。

Freitag, 1. Februar 2008

suomeksi / på svenska

前回の宣言どおり,ヘルシンキで見つけたフィンランドの言語政策?を。


 

  

 

このように,みんなの為の物はほぼ必ず2言語で表記されています。警察の車もこのとおり(この写真,同じ車を両サイドから撮った物です)。人口比率によるのか積年の恨みか,先に表示されるのはフィンランド語。私は勿論スウェーデン語表記を頼っていましたが,こうして併記されているとフィンランド単語も憶える事が出来て,もっと長居していれば下(スウェーデン語の事)を見なくてもよくなるかも知れません。

ドイツ語(を使っている人達,とするべきか)は単語をくっつけてくっつけて,新しい連結単語を作ると云う性質を持っています。フィンランド語にもこの傾向はあって,よく見てみると区切るところが判って来るんですね。そうすると,文法は別として,単語の意味を把握するのはそう難しい事ではなくなります。
ただ,フィンランド語を含む言語系統に属する他国語をひとつも知らないものですから,他の言葉から推測すると云う事が出来ず,単語その物の意味の模索から始めなければなりませんが。

比較対象としては適していないかも知れませんが,ヘルシンキのこの状況,ブリュッセルに似ていると思いました。メインはフィンランド語で,スウェーデン語話者は外ではフィンランド語を話すから(スウェーデン話者同士なら勿論別)この言葉はあんまり聞こえて来ない。でも町には“文字上では”両言語が飛び交っている。
スウェーデン系が居住しない場所,そしてスウェーデン系しか居住しない場所ではまた状況は違うかも知れませんけど(行ったのに憶えてない),ベルギーほどあからさまには区別していないんじゃないかなぁ。…いや,どうだろうか。

Donnerstag, 31. Januar 2008

Jag förstår blott svenska...

フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語です。
隣国だから言語的に近いのかと思いきやさにあらず。フィンランド語はその左に連なるスカンディナヴィア各国の言語とはルーツを異にする完全なる別物です。また,右隣の国語であるロシア語ともまるで違います。フィンランド語はエストニア語,ハンガリー語,トルコ語の兄弟らしい(民族のもともとの出所が共通とされている)のですが,私にそれらに対する知識がないので,専門家の言葉を信ずる他ありません。


ここで登場するのが1日に申し上げたハンガリー女子の言葉。私が就職しにくいフィンランド文学をどうして選んだのか問うた際,勿論フィンランドが好きだからと云う当然な理由はありましたが,「ハンガリー語とフィンランド語は近いんだよ。だから勉強し易いの」とも言ったんですね。私は今でもハッキリ憶えています。自分が「どっちにしろ,私がやりたくなる言葉ではないな」と思った事も,結局テレビ番組もスウェーデン語放送しか観なかった事も。
歴史的経緯で考えれば,この4ヵ国語で言えばたぶん私にはハンガリー語が理解し易いと思うんですよね。外来語に救われると云う消極的な理由ではありますが。

で,私ですが…。
フィンランド語にはやはり興味を持てません。北方ゲルマン系の言葉に手を出し,これからやってみたいのがスラヴ系のポーランド語と云う私にとっては完全に畑違いです。喋るのは英語,書かれた物を読むにはスウェーデン語と云う気持ちでいたので,日本からスウェーデン語の会話本(ベルリンで買ったやつ)を持参しはしたものの,全ての場所でスウェーデン語が使われているとも思えず。
そこで,ヘルシンキに行く前に「標識も読めないんじゃ心配だ」と思ってヴィーンで小辞書を購入(ヘルシンキで独語ガイドを買っても不毛です。解説が読めないんですから…)。会話をフィンランド語でしようなんて図々しい考えは持っていなかったので,会話集ではなく,ホントにただの小辞書です。空港バスの中では目に付く単語を片っ端から調べました。活用とか変形とか,まるでわからないものですから,「多分これでいいんだろう」と云う程度でした。勿論その後は,強風の中手袋をはいた状態で単語調べなんて出来ませんから,休憩中とか部屋で見るだけになりましたが。
でもそうやって,なんとなくでも少しだけでも書き言葉(“言葉”なんておこがましい。単語だよ単語)を理解出来ると,ちょっと嬉しくなりますね。10年前の(「これは要らない」と云う)頑なさはなくなりました。依然として習いたくはなりませんが…。

そんなワケで,ヘルシンキにおける2言語対応(?)を,この次の記事で御紹介します。



習わなくてもこれなら想像がつきます。実際思ったとおりの意味でした。“ale”はセール。ここではフィンランド語しか出していませんでしたが,大抵の店舗ではどちらも表記していました。スウェーデン語だと“rea”です(これも初めてスウェーデンを訪れた時に憶えたんです。ああ恥ずかしき我が物欲…)。フィンランドではセールコーナーを赤くするのが主流みたいでした。



Donnerstag, 27. September 2007

自習……

間もなく,ドイツ語の新学期が始まる予定(クラスが成立すれば)ですが,スウェーデン語の話題を。
やめる気はないものの,なかなか続ける機会がないスウェーデン語。入門で通った学校はその後続けて通う気を起こさせないところでした。他を当たるにもこれからは忙しくなるので色々シンドい。大体ドイツ語に週2回通っていてはなかなか他の事まで出来ません。週末には定期的な予定を入れたくないし。


そんなワケで,次,いつちゃんと学校で習えるかわからないものですから,こんな物を買って来たんです。
学校では勧められる日本の教材はないくらいの事を聞いていたので,それならドイツでとベルリン滞在中に本屋さんを回って,このお馴染み出版社,PONSとランゲンシャイトの物を見つけました。
当然解説はドイツ語です。二重に勉強出来て合理的。
辞書がこのポケット物では頼りない気もしますが,中規模辞書を買ったところでそんなにガツガツやりはしないだろうし,やっぱりスウェーデン語は必要性が薄いから,まぁこの程度でもよいでしょうと判断しました。

赤いののみ,私が今回買った物ではありません。これは学校で勧められた書。初夏にスウェーデン入りした知人にお遣いを頼んで買って来てもらった物です。学校に頼んでも買ってもらえますが,腹立たしいほど高くつくので,正味価格で支払えるこの方法を選びました。結局その後,これはお土産になりましたけど…。長老,アリガトウ。

さ,この充実の品揃え。さぞかし捗るか…。
………。
今に至っても,殆ど開きもしてません。こんなもんか。でもプレッシャーを与えるべく,一番よく見える場所に置いております。


さて,夏休み中,私は自分がスウェーデン語を習った事,数あるスカンディナヴィア語の中からこの言葉を選んだ理由を話す機会を持ちました。
1度目はデンマーク人,フィンランド人と鼎談していた時。デンマーク人も自国語の発音の難しさはわきまえているようで,「ホント,あれを発音するのはシンドいと思う。スウェーデン語の方が軟らかく聞こえるし発音もし易いよね。よく解るよ」と言っていました。
次はドイツ人と。この人自身はデンマーク語をいくらか喋りますが,「スウェーデン語の方が抑揚があって耳ざわりがいいね」と言っていました。

尚,鼎談の際,フィンさんは「スカンディナヴィア語ね…フィンランド語は選ばれないんだなァ」と嘆いてました。ゴメンナサイ!フィンランド語は全くの射程圏外でした…。

Montag, 27. August 2007

Jag måste tala svenska...

先週金曜日,私は日本に帰って来ました。
暑いですね……。既に死にそうになっています。ヨーロッパの気候,日本の食事。これが兼ね備えられている状態が私の理想です。日本に帰って来てしまった以上,秋まで私の生きる場所はありません。

さて,私は春にスウェーデン語入門に通っておりましたが,あんな程度では現地でどうにかなる筈もないと云う解釈から,私はスウェーデンに行っても英語に徹しようと思っておりました。
併し,スウェーデン語の耳は出来始めているようでした。今まで以上にハッキリと,音だけでスウェーデン語とそれ以外のスカンディナヴィア諸語を区別出来るようになりました(デンマーク語とノルウェー語の区別はムリです)。一部,聞き取れる言葉もありました。ケタの少ない数字なら手ごたえがありました。これが嬉しくってねェ。ドイツ語を始めたばかりの頃を思い出しました(ある程度は意思表示が出来ている今となっては戻りたくもないけどね。でも当時は全てが新鮮でした)。


とは云うものの,会話となるとハナシは別です。併し,こんな幼稚園児以下の私にいきなり試練は訪れました。
最終日,コペンハーゲン中央駅を出るマルメ行きの列車は20分以上遅れました。後がない私はイライラの頂点。そこに持って来て次から次へと混んだ車輌に客が乗り込んで来る。こんな時に限ってデブばっかり。特にヒドかったのは相撲取り級のデンマークデブコンビ。相方は乗り込めず,別の車輌に行きました。そこにそのデブ程ではない腹だけ出た中型メタボのオッサンが乗車。時間的な心配とデブの参入による環境悪化で私はどうにかなりそうでした。なんとか出発はしたものの,その時刻がまさにチェックインのデッドラインと設定されている時間でした。怒り心頭ですが,そこで誰かに何か言うものでもありません。
と,いきなり中型メタボのオッサンが私に何か話しかけてきました。スカンディナヴィアの言葉(後から考えたら「人多いね」だった)。私は解らないので,スウェーデン語で英語か独語は話すか訊きました(デンマーク人でもゼッタイ解ると思ったからです。似てるし)。英語は余裕で喋れるだろうこのへんの人なんだから,と云う甘い期待がありましたから。併しなんとそのオッサン,スウェーデン語とデンマーク語しか喋れないと言う!こんな人もいるのかとショックを受けつつ,それなら私がスウェーデン語を話すしかない,と思い,持てる語彙を総動員してどうにか成立させた会話は以下のとおり。

「スウェーデン人?」「そう,マルメに住んでるよ。Youは?」「日本人」「空港まで行くの?マルメまでじゃなく?」「そう,空港。今日日本に帰るの」「何してるの?」「東京で働いてるの」「あぁトーキョー。人が多くて,スゴく大きいよね」「うん。行った事あるの?」「ない。テレビで観たんだ」等等。私の今のレヴェルではこの程度です。その後終点まで乗るオッサンは我々のいた大扉の前から座席室(なんと表現すればいいのか)に移りました。誰かが降りるのを待つんです。狙いを定めた,座っている客の横にガンと立つんですよね。ドイツでこんな光景はめったに観ないけど,スウェーデンでは当たり前みたいです。
私はこれ以上ないほどギリギリの状態を経験し,「Closed」表示されていたゲートを開けてもらってなんとか搭乗。Gott sei dank!!どうにかフランクフルト(ここで乗り継ぐ)には行けました。ホントにコワかった。ドイツに入ってからは言葉に(それほどの)心配がなくなり,突然スウェーデン語で話しかけられる事も勿論なく,あとはドイツ語と日本語だけで成田まで戻って来ました。
でもちょっとオモロかった。スウェーデン語で会話したの。





まだまだ天気予報なんて理解出来ません。せいぜい気温くらいかな。一応天候用語は学習済みですけど,スピード(そんなに速くは喋ってないのに)について行けない。

以上帰国報告。

Mittwoch, 30. Mai 2007

Jag vill tala svenska...

先月から,実はスウェーデン語入門に通っております。



私は言葉好きなので,好きな国に行くと現地語を重視します。
国のテレビを国の言葉で観,何かしら書かれた物を入手する。この冬,現地で情報を収集する場合,最初は必ず瑞語のページを参照しました。ネットでも基本的に瑞語から入りました。おかげで自分のパソコンは基本的に瑞語物を表示するようになってしまった。帰国後,パソコンを殆ど触っていないので今でもそのままです。
このように,さっぱり解らなくても,文字を見て,音を聞くよう心掛けております。そうすると,その言葉の存在に自分が慣れて来ます。発音は出来ずとも,交通用語はこの方法で大体憶えられる。地味だけど,事故防止に役立ちます。
私の使うウェブアカウントのインターフェースは1年近く,つまり行く前から瑞語です。予感と計画があったからではなく,漠然とした興味からでした。日本では瑞語モノを探すのが難しいので,特別難しい設定を行うでもなく,操作に支障を来さないこう云うところでチョビチョビ導入。文字の綴りにはなんとなく慣れました。

でも,これらの事があったからとそれが語学習に直結する事はありません。殆どの場合自分のマニア欲からやっているだけであり,前にも申し上げましたが,特にスカンディナヴィアでは現地の言葉を知らずとも,ほぼ問題はありません。
ポーランドに行った時(2002年),運悪く英語の解らない人にばかり当たった(他の国ではちゃんと通じてる。私の英語が特別ヒドいから解ってもらえなかったのではない…と,言っておこう)為,この苦労を踏まえて,「次に来る時は旅行者用ポーランド語がデキるようにしておこう」と思った物でしたが,スウェーデン語を始めた理由はこれではなく,1年の間に3都を訪れ,各地で意外と言葉が解って嬉しくなり,欲が出てしまったからなんです。

ですから,別にスウェーデン語である必要はなかったんです。この辺はSNSで一度申し上げましたが,ノルウェー語は割愛し,デンマーク語かスウェーデン語を始めてみ たくなった私は,比較検討した結果,スカンディナヴィアで通用度が高い(歴史的経緯からノルウェー,ひいてはアイスランドの言語に大いなる貢献と影響を 与えている)のはデンマーク語系だけど,日本語環境で育った私にはあの発音を完璧に会得するのは絶対にムリだと判断したのでスウェーデン語を選んだと云うワケ。いや,これだって完全に自分の物に出来るとは思っていませんが,少なくともデンマーク語よりはマシに聞こえる発音が出来る筈だと思って。

と,長くなりましたが,こんな経緯でスウェーデン語を始めました。全10回の入門編です。既に折り返し地点は過ぎております。
前置きだけでこれだけかかってしまったので,この記事,分割しよう。

Montag, 16. Oktober 2006

インチキノルウェー語学習

私は出来る事なら訪問国の言葉で喋りたいと図々しくも思うクチです。英語だけあれば全てウマく行くなんて傲慢な考えは持っておりません。 最低線として確保すべきだと思うだけです。
「訪問国の言葉」とは今期の場合ノルウェー語なんですが,勿論喋れよう筈もありません。また,ヨーロッパの小国の人は英語教育が素晴らしく浸透している事もあり,観光客が自国語を喋る事に対して殆ど期待感を持っていないようです。おぼつかない現地語を話す観光客にイライラしている間に,他の客を逃してしまうってものです。
ですから,英語だけで生き抜く事は観光程度なら十分可能です。まぁどこに行ってもそうでしょうけど,私はこの点についてはナゼか溶け込み願望が強く,溶け込めるワケがないのに言葉を憶えたくなるんです(この思いをヨーロッパで持たなかったのは今までフィンランドとハンガリーだけだった。って事はフン族の語とは相性が良くないって事か)。実際には当然ながら英語で生活していますが,甚だ不満です。


同じ国に何度か行くと,書かれた単語をいくつか記憶するようになります。元々ドイツ語の知識はありますが,スカンディナヴィアではその他に,オランダ語の知識が意外に役に立ちます。
勿論このオランダ語の知識も,現地で憶えた叩き上げ学習の成果。だから私の場合はホント,現地実習が大事なんです。
タンが絡んだようなオランダ語を正しく発音するのは至難の業。私の滞在日数では文章化するほどには憶えられないので,持ち合わせは単語の知識だけです。それでも知っているのと何も知らないのでは不安感がまるで違います。
このオランダ語と,スカンディナヴィアでは最も長居したデンマークで仕入れた単語の知識を引っ提げて,右も左も判らないノルウェーに乗り込んだワケですが,やっぱりこれらの知識は役に立ちました。
勿論正しい意味を完全に把握出来てはいないと思います。でも致命的な失敗をしなくて済む程度の正確?さは有しているみたい。アリガトウ,脳内辞書!

併しいかんせん知識が乏しいのです。ヘタに一部が解ると欲が出て,もっと知りたくなってしまう。こうなるとドツボです。だけど新たに始めるなんて時間はありません。そこで登場するのがこの手のインチキ本!
…いや,内容に問題があっての「インチキ」ではないんです。正規に学習している人にとっては冒涜とも取れるであろうと云う解釈から出た言葉。即効性のある旅行会話集です。オスロで探した物ですから当然日本人に合った気の利いた書は見つからず,代替案として調達したこれはドイツ語話者用の物。然もドイツのフーバー社が出しているやつです。当然輸入版でしょう。78NOKて。………高い!!こんな事ならシュトゥットガルトで買っておけばよかった。
同社の本には独語学習で散々お世話にもなってますし泣かされてもいます。

 

 

このように場面別にひとくち情報,例文,語彙集がドイツ語,ノルウェー語の綴り(黒字),そしてドイツ人用にアレンジされたノルウェー音の文字表記(青字)で載せられています。
巻末にはノルウェー語の基礎知識(文法,発音,抑揚,綴り,…)がまとめられていて,私は先ずここの発音の項目を熟読し,それから各パートに入りました。
勿論実際には使い道なんてありませんから,本を教科書代わりに自習しているだけです。いくらこの手の本が熱心に発音表記に取り組んでも限界はある筈。訂正してくれる知人もいないし,私のノルウェー語発音はドイツ訛りに仕上がってしまいそうです。
また,ついつい青字ばかりに眼が行ってしまう為,綴りの法則を憶えられません。うーんこいつは手ごわい…。
私のベースがドイツ語なんでドイツ語業界しか知りませんが,私は嘗て,このテの日本語本も持っていました。他社の書でしたが,やり方は同じでドイツ語話者なら理解出来る呪文の様な発音表記がついていました。まあまあ,日本語っぽく聞こえるように書かれていました。

Freitag, 26. Mai 2006

オマケ 多言語国家ベルギー

ベルギーはあんなに小さい国でありながら,仏,蘭,独(これは見落とされがちですが,実はオイペンと云う小都で使われています)各語の3地域に分かれています。スイスみたいですよね。
大雑把に言ってブリュッセル以南がフランス語のワロン地域,以北がオランダ語が話されるフランデレン(フランドル)地域,東の隅っこにオイペンがあります。
ブリュッセルでは仏語と蘭語が併用されていますが,フランデレン系の人たちは仏語を習って話すらしいので聞こえて来るのは殆ど仏語です。外国人に対しても,"Bon jour"と呼びかける人はいても,"Goudemiddag"はいませんね…。
交通図を見ると,蘭語と仏語が混在していて面白いですよ。
私はどちらにしろ話せませんが,書かれ言葉をあてに出来るのはやはり蘭語でした。


 

この2つは同じ広告ですが,左は蘭語,右は仏語で表記されています。
左はブルッヘ,右はナミュールで撮った物。ブリュッセルには両方ありました。



この案内板はブリュッセルで撮った物ですから両言語表記です。上が仏語,下が蘭語(クリックすると画像が拡大されます)。やはり仏語上位なんですよね…。
対外的にも,その方が通りがいいからなんでしょうね。

道の看板を撮っておけばよかったな…。





※時々教わる独語学校の講師は「北ベルギーの言葉はホーレンディッシュじゃなくてフレーミッシュと言うのよ」と言うのですが,時々ドイツ国外について間違った事を言う人だったし,他にこれを主張する人がおらず,その上ベルギー国内でもハッキリ蘭語と言われていたので(観光客相手と限らない場面でも),事実関係が確認出来ず,ここでは蘭語としておきました。

Montag, 23. Januar 2006

他いろいろ

既に知られているように,私はドイツが大好きです。
併し多くの我が知人とは違い,私にとっては,ドイツだけがヨーロッパではありません。
私は基本的には,「夏は***(ヨーロッパのどこかの国)とドイツ」「冬はヴィーンとドイツ」と云うバカの一つ覚えスタイルを採用しております(この冬は,その前の夏に訪れたからやめましたが)。ドイツは,訪欧の際必ず,もうそれこそ1日でもいいから立ち寄りたい国ではあるけれど,ドイツだけ行ければいいと云うのも,私には違うのです。いろんな国に行って,それぞれの良さを見つけると,好きな国が増えます。勿論合わなかった国もあります。


自分に合った国の一つ,それがデンマークでした。スウェーデンは,合う合わないを語れるだけ観てはいませんが,きっと,大好きになると思います。
オランダも好きです。ただ,アムステルダムはカオスの顔も持っていますから,時には気合いが必要。他の小さい町はなんともステキですよ。

大国の周りの小国を好きになると,結構目に付く事もあるんですよね…,大国意識が。
例えば,デンマークやオランダのホテルではドイツ(勿論英,仏,伊,他も)のテレビ放送を流しますが,ドイツでは圧倒的にやっていません。ハンブルクなんて,イタリアよりデンマークの方が近いのに,です。こうした傾向は他の大国にもあると思います。ブリテン(かの国でのホテル経験はケンブリッジだけですが)ではもっとヒドかった。英語放送以外流していませんでした。勿論これはひとつの例に過ぎません。人と話して感じる事も多々あります。
小国ではこうするしかないんでしょうが,大国がそれに乗っかっているのもどうなんでしょう。
これは多分,大国の人間には解らない事柄だと思います。いや,解れないでしょう。その点で大国人は盲目だと思います。
勿論,だからと云って大国嫌いになると云う事ではありません。プラスの面だけ見る人間でいたくはありません。相変わらずドイツは好きですし,浮気心はあれど,私にとっての第一外国語がドイツ語である事に揺らぎはありません。

こんな文面の延長にこれを載せると関係あるのかと…云うとそんな事はありません。これは今回発見したステキなお店です。コペンハーゲンでよく見ましたが,この写真はアムステルダム店の物。帰国後,どうやらデンマークのブランドらしい事を知りました。
コペンハーゲンでは「UDSALG」「REA」「SALE」…(後は自分が言葉を知らなかった)と続いていたこのセール表示(初めのは丁語,次は瑞語です)。こちらでは南仕様ですね。蘭語「UITVERKOOP」はディスプレイ最前面に独立表示されていました。

それから私はこの報告書の中で「北方ヨーロッパ」なる言葉を使いました。
日本の多くのメディアは,ヨーロッパ大陸の上方にあり,かつ昔から西側だった国を全て「北欧」とくくり,それをScandinaviaの対応訳語として採用しています。これは学術者に言わせると誤りです。
アイスランドを入れるのかについては自信がありませんが,国家としてのフィンランドは間違いなくスウェーデン,デンマーク,ノルウェーと民族的ルーツを共有する仲間ではありません(一般的に。北極圏では文化が同じかも知れません)。
こうした「北欧」解釈が存在する以上,私はこの言葉を使いたくありませんので,「北方ヨーロッパ」に逃げました。Scandinaviaと「北欧」は切り離して考えたほうがいいと思うんですがね。
※コペンハーゲンのセブンイレブンとマルメの建築のクダリでは敢えて使いましたが,これは演出の為です。

ああ,ギャアギャアとうるさいですね。スイマセン。
ここを読んでくださったアナタ,向学心と聞く耳をお持ちですね。

さて,これで私の冬休み報告を終了させていただきます。
長々とお付き合いアリガトウございました。