Samstag, 14. März 2009

СЛАВА В ВЫШНИХ БОГУ ニコライ堂(東京復活大聖堂) (1)

一昨日の「所用」先は御茶ノ水。私は御茶ノ水が大好きで嘗ては足繁く通っていたのですが,ここに入った事は今までありませんでした。
御茶ノ水入りが夕方だったり日中でも余裕がなかったりで,気になりつつもずっと入れずにおりまして。
スウェーデン大使館の閉館時間を考えれば,私には大幅に時間がありました。いい機会だから見学してみる事にしました。


  


  

中に入るとニコライ堂について解説してくれる紳士がいました。「ロシア正教の日本における総本山」程度の認識しか私にはなかったのですが,ロシア正教,いやそもそも正教と言われているものはギリシア正教をルーツに持ち,日本にはロシア人によってギリシア正教がもたらされたからロシア正教と言われているだけで,各国に正教会は存在し,日本なら日本正教と名乗っていいのだそう。それが「ギリシア正教」で通用している正教の考え方だそうです。この施設は正しくは本来はギリシア正教の聖堂であるそうです。
でもウスペンスキー大聖堂はフィンランド正教の施設とは言わないんだろうなぁ,大聖堂が建った時フィンランドはロシア領だったし…と思いつつ,いろいろ質問をしながら紳士の解説を聴きました。

正教は旧約聖書に基づく物で,カトリックだプロテスタントだという前から存在する派。でも世界中で最も幅を利かせているのは当然ながらカトリック。因みに日本のキリスト教徒だとプロテスタントが最も多いと云う意外な事実を知りました。
聞けばアメリカ人宣教師が開国後に押し寄せたからだそうで,ザビエルとか隠れ切支丹の存在からカトリックに違いなかろうと思っていた私はアホだった。その頃はピンポイントだったし,人間の絶対数も少なかったもんな…。



また,まるで別物と思っていたユダヤ教も結局は同じ物だと云う事を教わりました。生活習慣や戒律の面で違いはあるけれど,ユダヤ教に愛を取り入れた物がキリスト教であるとこの紳士は仰いました。
キリスト教地域であるヨーロッパによく行く私としては,色々訊きたい所ですが,紳士の守備範囲はあくまで正教。見当違いな事を問うと芳しい回答は得られませんでした。ウンウン頷くだけの話す側に都合のいい聞き手では,私はないのだ。神学の領域にまで踏み込まなければならなくなる難しい事も訊いてしまったり。うーん深過ぎたか。

この記事には続きがあります。また後で。

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