Donnerstag, 28. Februar 2013

町歩きの楽しみ

どこに行っても店のディスプレイを見るのは楽しいものです。勿論時期によってディスプレイは入れ替えられますが,この町ではテーマ設定はいつも同じと云う場合がありまして,しかも冬なんですよね…と断言してしまうのもなんですが,夏には「あ,また」と思わないので…。それがぬいぐるみオールスターズと云いますか,遊園地とか野山とか,趣向を凝らした背景に動物君が大挙する物。来る度に数箇所で見ます。
ジオラマ的なディスプレイを使う店では山に列車を走らせたり,遊園地なら観覧車を回したりと頑張っています。全体像は記録し損ねましたが,今年も健在でした。








これはディスプレイではなく通年使われているであろう看板なんですが,実にフィンランドらしくてカワイイ。当然チンプンカンプンですが,「古い」って単語だけは知ってます。古道具屋さんかな?安直か。



以前ロシアンニューリッチのヘルシンキ侵攻(歴史的な観点で言うと,この表現はシャレにならない)について述べましたが,それから5年,ロシア人は増えているように思われます。露語対応店も目に付くようになりました。アレグロ効果もあるでしょう(私が観た限りでは乗降客は殆どロシア人だった)。高そうな一眼で自分の写真ばっかり撮ってます。一度オールロシア語で撮影を頼まれました。まあまあな写真を1枚撮った後,「別のアングルで」(と言ったに違いない)と追加発注。せめて英語は喋ろうや…。

Sonntag, 24. Februar 2013

美術博物館巡り

ちょっと気になる(正しくは“気に障る”)事が起こりましたが,ま,気を取り直して今日の更新をば。

ヘルシンキでは今期,結構な数の美術展を観ました。 こっちでは5泊したので,ヴィーンのようにぶっつけ本番にはせず,事前に調べ,行くべき場所を決めていました。 ヴィーン程ではないにしても,ヘルシンキにもまあまあ通っていますから,美術館も自分の好みの領域なら大抵一度は訪れております。



左:アテネウム美術館
19世紀絵画(私が最も好きなカテゴリー)を多く所蔵し,常設展示のフィンランド物がまた素晴らしい。けれどその規模から時間を食われるので,短い滞在の時は企画展によっては諦めます。
この冬の企画展は最高でした。ヨーロッパ内の他の美術館から多くの象徴主義絵画を集め,設定されたテーマに基づいて展示してありました。これを観ずして何を観るというのか。感激でした。

中:デザイン美術館
今期はLEDで光らせた風船のインスタレーション(ウッ,モタモタしてたらリンクが消えた…)を観たくて入館しましたが,せっかくなんで常設展示も他の企画展(むしろこっちの方が大きくて,風船はオマケ扱いに見えた)も鑑賞。常設展示に関しては何度か観ているし,力を入れていなかったんですが,こう云う展示物は自分の知識量が増えると俄然面白くなります。今期,少しばかり手応えがありました。もっと勉強しよう。

右:建築博物館
もともと大きい博物館ではないところに持ってきて更に展示スペースが縮小されていたような。そこで常設展示と企画展を行うんですから小規模なものでした。
今期の企画展では構想で終わってしまった建築物が色々フィーチャーされていたような。





キアスマ
展示物の動きが少ないアテネウム以上に私がいつも気にしているのが現代芸術を扱うここ。ヘルシンキに来たら必ず出向いているかも知れません。
ちょくちょく入れ替えていると見え,企画展以外のコーナーでもいつも新鮮。初見でない物はいくらでもあると思えんですが,ナゼだかここの収蔵作品は頭に定着しない…。
今期の特別展ではフィンランド人アーティストがフィーチャーされていました。この人をまるで知りませんでしたが,作品が私好みで,それはもう満足。建物も相変わらずきれいに維持されています。カッコいい。




カアペリ
ここには初めて来ました。複合アート施設と言えばいいのか,ギャラリー,舞台劇場,写真美術館,芬仏会館等々が集まっています。昔はノキアの工場だったようで,このテのエリアは世界各国にありますね。
私の目的は写真美術館でしたが,何ら展示スペースが建築博物館以上に狭められていて,そのせいで入館料がタダでした。観たい物は観られたのでまぁヨシとはしましたが,フルオープンの状態も観たいものです。

カアペリを囲むこの一角,カッコいいんです。集合住宅あり,なんだかわからないインダストリアルな施設あり,おそらくは電気関係の施設あり。私はこう云う雰囲気に弱いんですよね。また来よう。



Sonntag, 17. Februar 2013

鉄道駅構内の展覧会 Näyttely asemalla

今日からヘルシンキ報告をいたします。

私の滞在中,ヘルシンキ鉄道駅では設立150周年を記念する地味な展覧会が催されていました。一切謂われはわかりませんが,この150年の間に作成されたのであろうポスターやらチケットの写真やらがコンコースの高所に貼り出され,好もしい雰囲気。ポスター好きの私としては素通りするワケには行きません。


これ等がなければ展覧会だと知る事は出来ませんでした。今までは貼られていない物件ではありましたが,ある日を境に常駐させる事にしたとも考えられるワケですからね。ただ,会期が書かれていないので,時期を限った特別展なのかはやっぱり判断出来ません。150年目と云うきりのいいところで発表してそのまま留め置くのかも知れないし,150年目であるうちは出しておいて,151年目に入ったら撤去するのかも知れませんが,多分来年私はヘルシンキには行かないでしょう。
ところで右の彼等,素性がわかりません。でも結構イケてる…。


ポスター類はこんな感じ。ここでお示ししているのは展示物の半分です。スキー物が多かったので観光客誘致かと思いきや,ポスターに載る言葉は皆この国のふたつの公用語で書かれていました。





今作ったら英語とロシア語が入るのかなぁ…。

Freitag, 1. Februar 2013

赤い橋,青い橋,そして

ヴィーンが大好きで足繁く,しかもほぼ同じ時期に通っている私がここでお示し出来る物は…本当に少なくなりました。
特に今年は去年申し上げた機材の更新がなく,電飾の入れ替えも発生しなかった事から,ビックリするくらい記録画像が減っていました。

ドナウ運河に架かる橋をケバケバしく照らすのは毎年の事ですが,意外にも今までちゃんと記録していませんでした。
凝った演出ではありませんがインパクトは大。これも結構好きです。
青い橋は赤い橋から記録しました。この位置に立つと,気に入りのビルも見えます。どっちかの橋(青い方だったような…),昔は電球の房でナイアガラ花火みたいにしてなかったっけ…?






晦日当日に私はふざけた画像を載せましたが,あのアトラクション?の本来の姿をここでお示ししておきます。


一昨年はパッとしない記録しか残せませんでしたが,今期は現物の彩度をまあまあ反映させられたかな。光線は画像だと黒板に書かれた白線みたいですが,実際はもっと眩しく見えました。


ここまで届くんですから大した光量です。




これは電飾ではなくてウィンドウディスプレイです。男物の…衣類?革製品?の高級店だったと思います。ドハデではないものの,神秘的で魅せられました。