Sonntag, 6. März 2016

NS-Dokumentationszentrum München

ミュンヒェンは国家社会主義ドイツ労働者党創成期の重要な拠点です。その後ベルリンに移り,その地で終わるワケですが,ベルリンの党本部跡地には長年,そこで行われた…と云うか決裁されたと云うか,そんな事柄についての青空展示がありましたが,整備されて建物が出来ました。青空展示も解体はされず,改装の後,常設ではない展示に使われている様子。また,党大会が行われたニュルンベルクにも党史を説明する大規模なセンターがあります。
しかし,そうした施設がどう云うワケかミュンヒェンにはありませんでした。

党は官庁街のような一角を作ります。前回のミュンヒェン訪問時も私はそんな“官庁街”を歩きまわりました。その時,見つけたのです。その頃の党本部が建っていた場所が仮囲いで覆われ,その仮囲い自体が将来そこに出来る筈の施設の予告案内になっていました。勿論市の建設局による大きな工事概要もありました。
その時から,次回訪問時には必ず観に来るものと思っておりました。その日がたったの2年度後に来ようとは予想もしませんでしたが…。
 


施設の名はどうにも日訳しにくいので件名はそのままです。出入り口の前はちょっと広く取られており,この区画の案内が出ています。“官庁街”なだけに,機能が数棟に散らばっていました。内容を同じくする案内板が近くにもあり…と云うかそっちは前から存在しているんですが,これよりも大きくて見易いです。
案内板の奥に見える建物は現在ミュンヒェン音大校舎として使われています。ゴリゴリのナチ様式です。



ニュルンベルクとベルリンのに較べれば大きくはありませんが,展示資料は豊富でよくまとまっています。色々記録はしてきたものの展示スペースの様子が判る物は私としたことがひとつとしてなく,こうした細かい資料だけでした。内容的にちょっとエグいのばかりでここには出しにくい…。



お抱えカメラマンによる…ブロンディちゃんでしょうか。
初めてちゃんと見た気がします。気の毒な子です。

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