Sonntag, 10. Februar 2008

木が好き

私は現在自然の「し」の字もない場所で生活していますが,元々植物は好きで,花がついていない草木でも激写したりするんですが,葉の落ちた寒冷期の木に注目した事はなかったんじゃないかと思います。
併しヘルシンキでは,どう云うワケかそうした木に目が行ってしまいました。きっかけはこれ。薄く照明された壁の前に立つこの冬枯れの木が怪奇っぽくて,妖気を発しているように見えたんです。
このおどろおどろしさ(こう思ったのは多分自分だけだろう)が気に入り,その後も色々見ているうちに,造形物として面白いなーと思うようになりました。
ヴィーンでもブラティスラヴァでも,こんな写真は撮らなかったので,ヘルシンキの木が特別なのかと云うとそんな事はなく,またセンス自慢の書物では「高層建築がないヘルシンキでは空が広くて開放的。上を向いて歩く事が多くなったからなのでは」なんて御大層な解釈をつけるかも知れませんが,別にそこまで深く考えていたワケでもありません。
なんの気なしに眼が行ってしまった,そんな感じです。
















Keine Kommentare: