Dienstag, 28. August 2012

ここはスウェーデンか

帰って来ました。
…消耗し過ぎて,感慨がありません。
もっと長く居たかったとも,帰って来られて嬉しいとも,今シーズンは思えません。
参ってるなぁ。
時速150Kmのジェット気流の中を,今日は飛行しました。離陸後割とすぐこの中に入ったせいか,最初の食事は出発時刻の約4時間後。本当の「お夕食」でした。食べ終わる頃にはヨーロッパ大陸を離れていました。
この飛行の際の日本人客室乗務員のアナウンスがちょっとおかしくて,女史オリジナルの解釈に基づく妙な丁寧語や語彙が満載。通じてはいるし,多くの日本人乗客にとっては日本語で何か言ってもらえるだけ有り難い筈で,その点で盲目になっているんだろうと思います。でも私は気になって仕方なかった。ジェット気流の事は「ジェットストリーム」と言いました。これ,*日空ならタブーな言葉じゃないでしょうか。言ってみれば敵性言語ですから。共同運行便なのに,ちょっと気遣いが足りませんね。所詮名前を貸してるだけなんですよね。





帰りの便の我が席,周囲を全てドイツ人ではないヨーロッパ人に固められました。
揃いのポロシャツには何らかのプロジェクト名が入っていて(遊びの要素のあるフォントで解読は困難だった),15人くらいの団体だったでしょうか。金属的,音楽的な聴き憶えのある響きから,私はスウェーデン人ではないかと想像。訊きはしませんでしたが,そこそこ自信がありました。
しかし,税関で係員とこの団体のうちのひとりが喋っていたのが聞こえ,その人がフィンランド人である事が判明。あれー?
ま,フィンランド人のうちの6%は母語をスウェーデン語としているワケだから彼等が喋っていたのがスウェーデン語ではないと言い切れるものでもないけれど,よりによってスウェーデン語話者だけがこうも固まるか?
でもフィンランド語じゃないと…思ったんだけどなぁ…。
そもそも同国人だけの団体かどうかだって判りはしませんでしたが。

ヴィーン最終日,食事中,私はオバサンから英語で話しかけられました。
こっちはどうしても独語しかスムーズに出て来ないので初めはつっかえがちでしたが,意外や意外,その後独語と同じくらいのスピードで聴け,返せました。
女史はテキサス人,一切独語不可だと言っていました。私の腹の中でのリアクションは「ふん,だから英語の国の者は」でした。傲慢だ,少しくらい独語を喋ろうと思えよ,って。
しかしオバサンはそんな私の感情に気付く事なく色々話しかけて来,私も無視こそしなかったもののノリノリでもない返答をしていましたが,そこで「あれ?なんで?つっかえない」と。驚きました。オバサンと話せた事はまあまあの収穫になりました。英語は好きじゃありませんが,避けて通るワケにも行かないのが癪。今期の私は今までに較べて早口だったと思いますが,英語にもそれが適用されて我ながらビックリしました。耳が良くなってきたのかな?
この点に於いては,ここで日本に戻ってしまうのは非常に惜しい事でした。
でもそれ以外では別に…。あー,ホント,来年こそは!

Sonntag, 26. August 2012

薄い未練

一昨日35℃,昨日は30℃。
今日は一気に10℃くらい下がりました。いやー寒かった!
数日前からノドに違和感があります。カゼかな?もう安心です。明日帰るので,カゼなんていくらでも引いてみせます(?)。

今日は日曜日。夕方から人に会って話し,心安らかなひとときを過ごせましたが,時間が経つにつれてどうしようもないほど眠くなり,ひとりになってからは頭痛に近い症状が現れました。サウナは自粛です。
まぁ仕方ないでしょう。連日26時前後(大抵“後”だった)までは起きていたのですから。昨日に至っては27時まで荷詰めを行い,就寝は28時近く。おかげで今夜は殆ど仕事がありませんが,…バカじゃないだろうか自分。今日はまっとうな時間に床に就かねば。


私の落ち込みはいくらか軽くなりはしたものの,依然としてシンドい事に代わりはありません。いつもは飛行機に乗る前日は「帰りたくない」の一色なんですが,今日は完全に落ち着いていて,帰国を是とすらしています。
去年の同じ日に私は帰国の途につきましたが,この時は今シーズン以上にシンドかったので,落ち着いているどころか早く帰りたいとすら思っていました。
来年は!来年こそは!「帰りたくない」って言いたい!

落ち込みが軽くなったのはお友達のおかげです。こっちの人,遠くにいる人,日本で会える人々。皆さんアリガトウ。愛してます。




今日私は触られると鳴く鳥のオブジェを買いましたが,これもどこかで売られている…んでしょうなぁ。洋服屋さんの扉の前に掲げられていたカラス君。目的不明。

Samstag, 25. August 2012

WLAN...!

私はヴィーンではいつも同じ宿に泊まっていますが,年々住(?)環境が悪くなっているように思います。
団体客の受け入れは,嘗てはこんなに多くなかったと思いますし,お気に入りの蒸気風呂は稼働していないし,フロントのスタッフの質も落ちたような…これは気のせいか?
何より煩わしいのはWLANです。猛烈に薄く,今日に至ってはたまに繋がる体たらく。「上層階にいるせいだ」とは言わせません。私は前回の向かいの部屋で寝泊まりしているんです。こんな事は前はなかった(今はロビーで接続しています)。その上ログインの有効期限は10時間,起動の度にログインを要求されるのでパスワードは必携。
携帯の場合,ちょっとでも手から離すと接続が断たれ,その度に再ログインですよ。実に鬱陶しい。
近くにドイツ系の安宿が出来たせいなんでしょうか。あっちの方が駅に近く,安い分色々備わっていませんがそれで構わない客には好評で人気があります。私はドイツで利用していますが初めからそのつもりでいるのでガッカリもしません。WLANはシッカリ機能しています。ここのようにウェルネス施設はありませんが,ここ数年は混んで入れない事が多く,どうせ使えないんならわざわざここに来る必要も…と気持ちはあっちに行ってしまいます。
何より駅近。ここも近いんですが,目の前と云うワケには行きません。
ま,そんな事があって宿泊料を上げない為にサーヴィスの質を落とした(スタッフを減らすのもサーヴィス低下の一因)んでしょうかねぇ。



眠くなった。ここではうたた寝も出来ないので部屋に帰ります。

Donnerstag, 23. August 2012

クリムト三昧…の予定が…

当初の目的通り,こっちに来たら毎日がクリムトなのかと思っていましたが,なんとしてもこの夏休みの間に観ておかなければならない特別展4つのうち,実に今日3つ,観てしまいました。残った1つはスタッフさんの忠告で入るのをやめた(「往復書簡しかないも同然の展覧会,絵画は一点もなく,外国人にはワケわからないだろう」)ので,実に1日でノルマを果たしてしまった事になります。こんなんでいいんだろうか…。
ま,冬休みに来てもまだやっている展覧会も,別に今観たっていいんですから,前倒しする事にしました。明後日お友達が来るので一緒に観ます。




ドイツに較べると閉店時間が早いオーストリアですが,どう云うワケか西駅のチケット売り場は22時45分まで,それどころか朝は5時20分から開いています。それほどの駅だろうか…驚きであります。

Mittwoch, 22. August 2012

ヴィーン到着

これがなくてはいられない,マンネリズムの極致,ヴィーンに,この夏もやってきました。
ここから日本に帰ります。
いつもは夏にドイツ以外の国も訪れているのですが,今年はドクメンタの年だったので国外に出る事なくドイツに留まり,そしてここですよ。当地の目的はクリムト生誕150周年記念の特別展。今期はオーストリア航空に乗っていないんですが,結局去年同様,寄ってしまいました。冬も来るだろうに…。

カッセルからの列車は出発時に35分遅れ,終点であるヴィーン西駅には「6分の遅れ」で到着しました。見事な上方修正です。国境地点では35分がせいぜい30分になったくらいの差しかなかったので,オーストリア国鉄が頑張ったって事なんでしょうかね。


今年の購入品はヒドいです。大量のCDと本,それに毎度お馴染み地味な生活用品。勿論学校で渡された教科書と大量の紙モノもあります。まだスーパーサブバッグ(折り畳み式の巨大なバッグ,ライゼンテール社製。特にヘルシンキに行く時はこれを携行してないと悲惨)を投入していないので,スーツケースと移動用カバンをパンパンにさせ,ヒイヒイ言いながら宿に入りました。帰国までには中身を組み替え,歩きやすくしなければ…。

そのウンザリする荷物を解き,住める?状態にしてから町に出て来ましたが,うーんやっぱり好きです,ヴィーン。歩いているだけで嬉しくなってしまいます。幸せです。


Dienstag, 21. August 2012

足イタイ…

今日もドクメンタ。但し,既に2日券は失効しているので,予定通り屋外の作品を観る日には充てていたけれど,券を提示しないと入れない作品は断念。提示不要なところもありますが,いちいち問い合わせていたら今日一日使っても終わらないと思ったので,いい言い訳?になりました。
それでも相当歩き回りました。脚じゃなくて足のマッサージってどうやるんでしょう。
明日は移動日だから荷詰めをしなければならないんですが,熱を持った足を言い訳に,こうして余計な事をしています。
…うーん,でもそろそろやめなければ。



夕方,物凄い入道様が現れました。強烈でした。

Montag, 20. August 2012

観きれない…

今日は昨日程ではなかったものの,それでも暑いものは暑く,コーンのアイスを2回買い,持ち歩いた500mlのアイスティー(実態は勿論常温ティーですが)を明るいうちに飲み切り(学校に持ち込んでいた間は,帰宅しても半分以上残っていました),ヘロヘロになりながらもドクメンタを観て回ったんですが,現代芸術ですから,座って観る映像モノが多いんですよね。暗い場所で,そこそこの座り心地で。そうなるともう,居眠りですよ。疲れ切ってます。暑さに完全にやられちゃってます。


そんなワケで今日は本当に疲れ,券が有効なうちに室内展示を観ておかねばとそちらを優先し,観るべきものを観終えたらもう動きたくなくなってしまいました。2日でドクメンタを観終え,明日はカッセルの町の見物に専念しようと思っていたものの,そうはいかなくなってしまいましたわ。明日頑張らねば…。



展示作品がある場所にはこう云う物が出ています。これを目がけて移動し続けるワケですよ。暑いとホントにキツいーーー。

Sonntag, 19. August 2012

ドクメンタ dOCUMENTA(13)

私のカッセル入りの目的はドクメンタです。5年に一度開催される現代芸術の一大展覧会に,私は来た事がありませんでした。今年になってやっと「時が来た(アメトーークの観過ぎです)」と思うに至り,今ここにいるワケですが,うーんもっと早く来てもよかったなぁ。
展示場所は市内各地に散らばっていて,観る側がそれぞれ大移動をします。歩いて全てを観るにはちょっと距離があり,移動用のバスが出ています。相当な規模です。


この時期にカッセルに来る者の目的はドクメンタとほぼ決まっていて,私が泊まっている宿ではこれに関して色々手厚くやってくれます。チケット,交通券,各種案内は全てチェックインの際に手に入りました。今日実際に出向いてみて,これだけの事を前以て準備しておける事がどれだけ有り難い事か,よーくわかりました。イイ宿だ。私がチェックインした時のスタッフさん自身が芸術に詳しく,色々話せて非常に楽しかった。

私はドクメンタに2日費やし,カッセル自体の見物を一日で済ませるべく,ここに4泊しています。この見積もりは正しかったようで,ベルリン滞在中に話す機会を持ったドイツ人も,ここのスタッフさんも,「2日」と云う意見で一致しています。尤もカッセル在住のスタッフさんは期間中いくらでも行ける券を持っていて,行ける時に時間を掛けて観る事が出来ます。羨ましい限りですが,私の場合そう云う券を持ったら逆に会期の終わりまで油断して行かないだろうな…。

長くなりましたが,そんなワケで明日もドクメンタ。暑くてシンドいですが,一時的に雨の予報が出ているので,今日よりは明日の方がマシかな。



Samstag, 18. August 2012

カッセル到着

本日,ベルリンからカッセルに移りました。
ここまでは鉄道で3時間弱。アパートのチェックアウトは11時。
そんなに早く着いても仕方ないけど,ホテルじゃないし荷物を預かってもらえない,どうしようか…と,金曜日に色々考えて,駅の荷物センターを利用し,最大限ベルリンに留まろうと決めました。
今日乗った列車のベルリン中央駅出発時刻は18時30分。ここまでいたら1日滞在を延ばしたも同然。いやー,堪能しました。

こうして設けたロスタイム。やろうと思っていた事はありましたが,実は今日と明日,首相官邸のオープンデーなんです。これは観てみたい,と,当初の計画を覆してこちらを選びましたが,この手の横槍は大歓迎。到着前に予め調べておくのも好きですが,こう云う飛び入り情報に振り回される(勝手に,ではありますが)のもまた楽し。

…ですが,堪能し過ぎた為,今日はこれを書き上げたらすぐに寝なければなりません。私は食べる時間を削ってでも町歩きをするクチ。朝はアパートにいたので自分で用意した貧相な朝食,昼飯の時間は気付いたら過ぎ,夕方にフラペチーノを飲んだらもうベルリンを出る時間。ギリギリだったので売店でパンを買う事も出来ず,食堂車を堪能する体力もなく,しかたなくここまで来ましたが,やっと落ち着いたのが22時頃。これから食べるくらいなら空きっ腹で眠れなくなる前に寝てしまおうと思ったわりにはもう1時間経ってますが。
でも,本当にもう寝ます。


Freitag, 17. August 2012

楽しかった…のか?

今日で学校はおしまい。半分以上をつまらなく過ごしたものの,今日一日でかなり上方修正され,最終的にはヨカッタ…ような気がしてきました。
明日,ベルリンを出ます。いつものように去りがたい思いに支配されています。あー,寂しいなぁ。



アパートから毎日観ていたこの景色ともお別れです。




今日は夕方にお友達に会うはずだったのが,私が遅刻し,一旦は反故になるかと思いきや,お友達の理解でどうにか夜に会う事が出来ました。ありがとうお友達。ゴメンなさいね。
互いに近くに住んでいたので非常に好都合でした。ベルリンは大きい町ですからね。東の端と西の端に住んでいたらこう云う調整は利かなかっただろうなと思います。
このお友達と一昨年フランクフルトで会った時も花火を観たものでした。我々の偶然には花火がつきものなんだな…。

Donnerstag, 16. August 2012

動物園 Zoo Berlin

今日はベルリンに滞在していたお友達と動物園に行きました。
示し合わせていないのに,ドイツ人ではないのに,同じ町に同じ時期にいるってなかなかないですよね。
このお友達とは一昨年もたまたま居合わせていたフランクフルトで会ってます。次はいつ,居合わせるかな?ちょっと楽しいですね。



クヌート君は死んでしまったのに,ここに来るとただでさえ思い出してしまうのをこう云う物が助長します。
クヌート君は私が初めて,成長を見守りたくなった動物君です。幸せだったのか不幸だったのか,誰も決められないでしょうが,多くの動物ファンがこの子の幸せを願ったのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。
クヌート君…。

Mittwoch, 15. August 2012

60 ページ読めと…

今日の宿題はこの一週間半で最も重く,なんと,授業で使用する小説を該当箇所まで読んで来いと云うものでした。
200ページはあろうかと云う本のうち,私は半分も使わない筈で,その為にわざわざ買うつもりはないと講師に宣言したのが月曜。講師がコピーを取って私に持って来たのが今日。どうしろと言うんだ!

…ま,昨日もらっていても読みはしなかったでしょうが…。
そんなワケで,今日は泣き言ひとつで退散します。



過ごしやすい日々です。日中はもうちょっと暑いですけどね。それでも先週に較べて気温が上がってこれですから,日本に帰るのがシンドいのも頷けると云うものでしょう?

Dienstag, 14. August 2012

The Story of Berlin

残念ながら,ベルリンには初めての場所が殆どありません。
今日はストーリー・オヴ・ベルリンと云うこの町の約800年の歴史を伝える,…博物館扱いだとは思うんですが,施設に行って来ました。来た事あったかも知れませんが,展示物にまったく憶えがなかったので,前まで来て中に入らなかったのかも知れません。
百科事典を眺めているかのような展示で,親しみやすく出来てはいますが,内容は手堅くシッカリしています。独語学校の講師はここに御不満のようです。「内容の割に高い」と。コストパフォーマンスはドイツ人の永遠のテーマですな。




ここを訪れる前,学校のセミナーに参加しました。テーマは「国家社会主義下における芸術」…んー,興味深く聴けました。

Montag, 13. August 2012

13. August 1961 Mauerbau

今日から学校のクラスが替わりました。
残り一週間とは云え,自分のレヴェルに合ったクラスにいるべきであると,先週までの講師が言いまして。
確かに今までのクラスより生徒はデキそうです。ただ,ふたりいる講師のうちのひとりが気に入らない…。先週の講師が私は好きだったので,その点はガッカリです。





実は今日の夕方から,私は猛烈に落ち込んでいます。ここでゴチャゴチャ書いている場合ではないんです。学校で仕入れたネタをひとつ。今日はベルリンの壁が出来たとされている日です。かつて壁を越えて東から西に逃げようとした人達が射殺された場所に,特定少数の十字架が掛けられています。そのうちのひとつがこれ。人ではありませんが。
昔は壊れた日もこれと同様に掛けられていたんですが…今日は見つけられなかったなぁ。

Sonntag, 12. August 2012

ボーデ美術館前の日曜コンサート Sonntagskonzert am Bode-Museum

今日,衝撃的に面白いネタが発生したんですが,それは後回しにして,取り敢えず夜の活動報告を。

学校にいる文化活動好きの生徒から教わった,ボーデ美術館の前で催されるオープンエアーコンサート。ヴァイオリン,ヴィオラ,ヴァイオリンチェロの3人の演奏家による,作曲家6人の小品。ひとつとして知っている曲がない上にとにかく寒く,途中の15分休憩で私は棄権。曲は仕方ないにしても,寒いのはツラかった。まだ2週間帰らないので,身体を壊すワケにはいかないと思いまして。

アパートに戻って,先ず私は湯を沸かして紅茶を飲みました。冬でもこんな事はしないんですが,…それだけ寒かったって事です。







イスラエル,韓国,韓国。
最近の韓国,文化活動にガツガツしてますね。自国の才能を外に売り出す事に熱心な様子です。勿論各人に力があるんでしょうけど,国を挙げてやっていそうなところが他国と違う点か。

Samstag, 11. August 2012

週末の小旅行

最近サボり気味でしたが,今年はちょっと遠出しようと思っておりました。
前から行きたかったドイツ東北端へ。
8時50分頃アパートを出,23時ちょうどくらいに帰宅しました。鉄道移動で3−4時間,帰りは食べ物もなく,帰宅してから食べ,食べた事で凄まじい疲労感が私を支配するようになりました。
もうダメだー。だらしなく,今日はもう寝ます。



私の大好きな景色,北ドイツ名物風力発電機群。これを観たかった。嬉しいー。
これは帰路に記録したものです。明るいうちは寝ないでおいてよかった。



去年のヴッパータール遠征に較べればなんでもない時間なんですけどね…。
このくらいの時間帯に3時間乗車は長いですよ。

Donnerstag, 9. August 2012

ドイツ歴史博物館と写真美術館 Deutsches Historisches Museum und Museum für Fotografie

理不尽な思いをして,結構ムッとしています。
その「ムッ」がベースにある状態でベルリン滞在を続けています。私の心がカラっと晴れる事はありません。それが今シーズンです。

さて,今日は文化活動を。到着後に見つけて目を付けていた,ドイツ歴史博物館のDDRモノ。今期はあまりDDRの気分になっていないんですが,それでも見つけると「行かねば」って気持ちになります。特別展ですからね。
張り切って出掛けたはいいものの,まだ時差が残っていたのか,観ている間に猛烈な眠気に襲われ,そこからはもう何も頭に入らず…。無念ではありましたがどうしようもなかった…。ここの常設展示は学校後の半日では対応しきれないし,去年も観ていますから,潔く諦める事が出来ました。
プロイセンの英雄,フリードリヒ大王の特別展も催されていました。「も」のつけどころ,本当はおかしいんですけどね。こっちの方が力が入っているのは一目で判ったし,実際好評なようで会期延長されているのです。だから今日出向いた私が観る事が出来たワケですね(私の興味の範囲ではありませんが…)。








続いて写真美術館へ。これまた着いてから見つけたヘルムート・ニュートンの特別展を観る為でした。
…私,去年もベルリンに来ていたんですわ。去年の1月ですから昨昨年度ですけどね。色んな事があって,結構昔のような気分でいましたが,全然そうじゃなかったんですわ。
で,その去年の冬の滞在中,ピーター・リンドバーグの特別展を別の美術館で観ました。
ファッション通信をアナログ局で観ていた間はモード物件によく注目していましたが,いつの間にかBS(でよかったと思うけど)でしか観られなくなり,その世界から遠ざかっていましたが,名前を聞けば観たくなり,リンドバーグに続いて(←結果として)観に行ったわけですが…。ニュートン氏,亡くなってたんですね。しかも交通事故で。
展覧会自体は非常に規模が大きく,満足の行く物でした。個人の写真展で採り上げられる作品は少ないですよね。ひとつひとつが大きいからかも知れませんが,この展覧会ではふたフロアを使いかなりの数が展示されていました。美術館が財団?をやっている??からでしょうか。いずれにしてもいい企画展でした。この時間には眠気からは立ち直っていたものの,なんだか眼が回ってフラフラでした。だけど,いやー,行ってよかった。

Mittwoch, 8. August 2012

結構なプレッシャー

学校はただの大規模校ではなく,教育…いや宿題にも相当に熱心であります。
毎日山のようにプリントを渡され,それを解いて来るように言われます。1日2コマの授業をひとりの講師が担当するワケではない上に主たる講師が病欠して代講が立てられた為,たった3日で私は既に4人の講師の授業を受けました。なんだ?この学校…。


私のお気に入りの講師はよく喋り,自分の興味だけで授業をやらず,全生徒にまんべんなく注意を払っています。独語は非常に聴きやすく,早口でも何を言っているのか解ります。自分のお友達の中にもこれがあります。どんなにまくしたてられてもついて行ける人と,もう筆談するしかないと思う人…これに関してはウマいヘタと云う低レヴェルなハナシではありません。違いはなんでしょう…相性と言うしかないのかも知れません。で,その講師の口と私の耳の相性がいいんだろうと思います。

気前のいい事に,そのお気に入り講師が「これ先週やったんだけど」と遡って宿題を出してくれるのです。先週は契約外だったんだから,そこまでしてくれなくてもいいのに…。紙ならまだいいんですが,問題はデータにして渡す宿題。紙と違って学校の休み時間に出来ません。アパートには空腹の状態で戻って来,支度して食べて台所を片付けて…を済ますうちに食べた物が体内で落ち着いて眠くなってしまいます。この状態で宿題はキツい。

今日やっているのは求職書類の作成。自信に満ちあふれた売り込みなんて書けません!文法的,語彙的には難しいところはひとつもないけど,他のところに難しさが潜んでいます。あぁタイヘンだ,この宿題…。
昨日帰宅が遅くて宿題をサボってしまったので今日は早く帰って…と思い,早く帰りはしたものの,今になってもまだやっています。宿題,多過ぎます。



って事は,今全世界のヴィトンが弥生さんなワケですね。素晴らしい。

Dienstag, 7. August 2012

引っ越し,いや入居か

本日,ホテルからアパートに移りました。


語学校に通う間はいつもアパートかホステルの個室で生活しています。今年もそうしようと,結構前から探し始めていたのですが,いつまで経っても夏休みの話をしない勤務先の方針により,やっと行動に移せるようになった時,私の初めの2日に他の予約が入ってしまったのです。
仕方ないので2日間はホテルで寝泊まり。これは悪い事ではありませんでした。空港からの移動がラクで,学校にもムリのない距離,アパート到着時間が読める(空港から直接だと,荷物の回収とバスの走行頻度と云う難問が立ちはだかる)と,メリットもありました。
そんなワケで今日は15時にアパート入り。当局の担当さんと盛り上がり,担当さんが帰ってから荷物の解体,食材の調達等をこなし,それから町の中心部にフキンを買いに行きました。布物は用意されていますが,食器を拭く物は自分で用意したくて。日本から持ち込んでもいいんですが,シリーズで持っている物の枚数を増やしたかったから,またこっちで新調。今洗濯しています。




ここからは私の大好きな地区までトラムで12分!地下鉄駅まで乗るつもりで停留所に行ってビックリしてしまいました。私の気持ちは上がり,意気揚々と町歩きを楽しみ,帰宅は21時40分頃。ホテルと違って,ここから夕食の支度に取りかからねばならないのです…楽しみ過ぎました。バカでした。

更にバカなのが,大量に出された宿題をまるでやっていない事。ホント,もっと早く帰って来るべきだった…優先順位をつけて取りかからねば。

今日の画像は昨日の夜の空。今日も似たような天気だったので,こんな画が展開されていた事でしょうが,店から出たら真っ暗になってました…。

Montag, 6. August 2012

人当たり…

昨日の疲れも抜けないまま,今日から学校に通い始めました。
私も今まで色んな語学校に通って来ましたが,ここまでの大規模校は初めてなんじゃないかと思う程,バカデカい学校でした。
今がハイシーズンだからなのかこれで普通なのか,今日の新入生は約200人。筆記と面談のレヴェルチェック(そもそもその前にオンラインテストも受けさせてるのに)を200人分,その後それぞれのクラスに送り込まれます。だから事前の案内では,今朝は7時半に来いと書かれていました。私は「オンラインテストをやったんだけど」と学校に問い合わせ,交渉の結果「遅くても8時までに」と上方修正してもらえましたが…。


一介の語学校が寮を持ち,レストランとバーを完備,校舎だけで2,3あり,大きい庭にいくつもテーブルが置かれています。それぞれが満員。これはタイヘンです。だからこそレヴェル別の細かい編成が出来るんでしょうけど,ここまで大きい事が私には是とは思えません。気後れキャラの私に,この規模はキツい。小さ過ぎるのもイヤだけど,程度と云うものがあります。去年のケルンの学校はちょうど良かったなぁ。あれは楽しかった。とにかく今日は,人間の数でゲンナリしてしまいました。私はやって行けるんでしょうか。

手詰まりを起こしている事ですし,来年以降,独語学校に通うのはやめようかな…と思うようになりました。日本での評価と異なり,ドイツの講師による評価基準では私は,「文法のレヴェルは高いが喋りに弱点有り」なのです。そして「もうひとつ上のクラスでもいいかも知れない。易し過ぎたら言って」とよく言われ,大抵の場合クラスを替えてもらっています。この学校でもそう言われましたが,「1週間やってみて,それから」なんて言われては,ねぇ。自分の滞在は2週間だけですよ。
支給される教科書は易しく,それを相手にする生徒の発音はよくありません。その生徒と会話しなきゃならないから聴き取れないのです。ドイツ人が普通に喋ってくれれば問題ないのに。どんな独語にも対応する聴く力が本当に必要なんでしょうか?私はラテン訛り丸出しの中級学習者と喋る為に独語を習っているのではないので,評価方法をどうにかしてもらいたいものです。私は日本でもっと難しい勉強をしているのです。

教科書についてちょっと申し上げましたが,私は3年続けて同じ教科書を使わされています。これも私が不満に思うポイントです。私の独語は頭打ちの上こっちではこれ以上の評価が望めない以上,来年どこかの学校に行っても同じ教科書を渡されるんだろうな,と考えると…。
これまでは「ラクでいいや」と思っていたけれど,3冊目にもなると…すっかりその気は失せ,それに付随して色々考えてしまいました。



この持ち主,チャラいのか真剣なのか。

Sonntag, 5. August 2012

今日から夏休み

夏休みです。やっとこの時が来ました。今年はなんだかとても大変な思いをしました。ここに来られてよかった。

今年のメインはベルリンです。語学校に通うとなると,もうネタがありません。私のレヴェルですとよっぽどの大規模校でないとクラス設定がないし,そう云う学校は大都市に行かないと見つからないに等しく,もうホントに,来年の候補地も探せないほどの手詰まりを起こしています。
今日到着して,明日から登校です。朝早いのよね…今死ぬ程疲れているのに早起きなんて気が重いんですが,自ら申し込んだワケですからサボるワケにはいきません。
もう寝支度をします。




今日の飛行ルートは今まで観た事ない程北寄りだったうえ,だいぶ雲が出ていたので,シベリアの荒涼とした大地を見下ろす事が殆ど出来ませんでした。縦に突っ切るエニセイも観られず。無念でした。