Mittwoch, 30. Oktober 2013

アイゼナハ Eisenach

ヴァルトブルク城で長居した私は,アイゼナハの町を殆ど観られませんでした。ま,初めからそのつもりではあったのでいいですが,ドイツ鉄道がキッチリ仕事していてくれればエアフルトでの途中下車も含め,もうちょっと考えたろうと思います。
アイゼナハはバッハの生地です。当然の如く,この地にも博物館がありました。よっぽどのファン以外ならバッハと云えばライプツィヒなんじゃないのかなと思うんですが,なんとこの町の道案内には日本語が併記されているのです!なんでそんなに音楽家の追っかけが好きなんだ日本人は!?なんだか気持ち悪かったです。










Dienstag, 29. Oktober 2013

ヴァルトブルク城 Wartburg

週末の遠征,日曜はアイゼナハへ。ライプツィヒからはICEで西方に100分くらいの,テューリンゲン週にある町です。郊外の山に聳えるヴァルトブルク城が有名で,まぁここを目指さない観光客は殆どいないんじゃないだろうかと思うほどの,町の観光財産であると言えましょう。
名も知らぬ(←私が知らないだけです)山の頂に建つヴァルトブルク城に私はホーエンツォレルン城を思い出しましたが,規模的にはホーエンツォレルン城より大きいんじゃないかな…。観光客の数は少なくとも多かったです。
ある程度のところまではバスが通っていますが,城への横付けは出来ません。山頂までは少しばかり人力で移動。距離は短いものの,高低差が大きいので結構シンドいです。
なお,この看板に「ホテル」なる文字が見えますが,城のすぐ下に趣の似たホテルが建っています。眺望を期待してしまいますが,それこそ自家用車でもないと来るのも帰るのもキツそうだし,いいホテルに泊まっておいてバスで帰るのはなにやら物寂しい気もします。したがって,私がそのホテルに泊まりに来る事はないでしょう…レストランだけでも,入れたら素敵でしょうけど。




城内はこれらの画像のとおり,中世感満載ですが,ここの真打ちは以下お示しする3間でしょう。




エリーザベトの間。他が地味なだけにここの絢爛さは際立っています。尤も同時代の物ではないみたいですが(その頃の物を修復した物…ですらないらしい)。ハンガリー出身,テューリンゲン伯妃ののち聖女になったエリーザベトの生涯を表現しているそうです。
…思い入れがないのでウマい事書けない…。



歌合戦の間。ヴァーグナーの「タンホイザー」に出てくるヴァルトブルクの歌合戦を,ここで行ったとか行わなかったとか…ヴァーグナーの管弦楽は大好きですが,楽劇全体では聴いていないので,これまた書いてても何が何だか…。



マルティン・ルターが新約聖書を書いた部屋。カトリック界に目をつけられ,時の選帝侯に匿われていた間に,ここにいたそうです。暖房設備があるだけの簡素な部屋でした。




この城の位置をどうお示しすればいいものか,非常に難しいんですが,とにかく高いです。竣工した頃ならもっと高く感じられたに違いありません。
城の柵からはこんな景色ばかりが見えます。眼を凝らすと向かいの山腹に巨大なMの字が見えたり,その先には廟のような構築物が見えたりします。特に廟には,この城となにがしかの関わりがあるのかも知れません。
外観も山ほど記録したんですが,似たような画が並ぶだけになるので,ここでは少しばかり。白鳩がとにかくたくさんいました。







Samstag, 26. Oktober 2013

マイスターハウス群 Meisterhäuser

バウハウスで教鞭を執った,時代の寵児が住んだ家が公開されています。カンディンスキー/クレー邸,シュレンマー/ムヒェ邸,ファイニンガー/モホリ=ナジ邸。同じ通りに並んで建っています。グロピウス邸もそばにあるんですが,この時は(ずっとそうなのか?)公開されていませんでした。

閉館時間を誤って1時間遅く記憶していた為,だいぶ急いで見学。記録を見返してみても,それぞれの建物の区切りがあやふやになってしまっており,特に2軒目に見学したシュレンマー/ムヒェ邸については本当に自信がありません。
バウハウスと云えば白をベースにポイントカラーを多用するイメージです。見学出来なかったグロピウス邸を除くここの3棟のうち,ファイニンガー/モホリ=ナジ邸以外は逆に白がポイントカラーなのかと思えてしまうほどの色遣い。イメージとしてはリートフェルトのレッドアンドブルーチェアです(…いや,こう言っちゃいけないのかな?リートフェルトが後なのかも知れないなぁ…)。



間違いなく,カンデンスキー/クレー邸





たいていはムヒェ/シュレンマー邸,の筈…




ほぼ確実に,モホイ=ナジ/ファイニンガー邸




私は3邸の中でモホリ=ナジ/ファイニンガー邸がいちばん好きです。スタッフさんは「時間をかけるんならここ(3棟を管轄するスタッフさんは,警備員を除いてカンディンスキー/クレー邸にしかいません)だね。シュレンマーならまだ見どころはあるけど,ファンニンガーは全然面白くないよ」と言っていました。いやいや,ファイニンガー,いちばん美しいじゃないのよ。
殆ど無彩色のモホイ=ナジ/ファイニンガー邸。「バウハウスと云えば色」なる観念でいけば物足りないと思われるのかも知れませんが,この静かな感じはやっぱり素晴らしい。
…と,焦りながらウットリしてここを後にしました。デッサウにはこの他にもバウハウス物件が点在していて,それらを観に出かけた矢先,猛烈な雨が降り始めました。これについては滞在中に申し上げましたが,いやー,さすがに諦めざるをえない勢いでした。