週末の遠征,日曜はアイゼナハへ。ライプツィヒからはICEで西方に100分くらいの,テューリンゲン週にある町です。郊外の山に聳えるヴァルトブルク城が有名で,まぁここを目指さない観光客は殆どいないんじゃないだろうかと思うほどの,町の観光財産であると言えましょう。
名も知らぬ(←私が知らないだけです)山の頂に建つヴァルトブルク城に私はホーエンツォレルン城を思い出しましたが,規模的にはホーエンツォレルン城より大きいんじゃないかな…。観光客の数は少なくとも多かったです。
なお,この看板に「ホテル」なる文字が見えますが,城のすぐ下に趣の似たホテルが建っています。眺望を期待してしまいますが,それこそ自家用車でもないと来るのも帰るのもキツそうだし,いいホテルに泊まっておいてバスで帰るのはなにやら物寂しい気もします。したがって,私がそのホテルに泊まりに来る事はないでしょう…レストランだけでも,入れたら素敵でしょうけど。
城内はこれらの画像のとおり,中世感満載ですが,ここの真打ちは以下お示しする3間でしょう。
エリーザベトの間。他が地味なだけにここの絢爛さは際立っています。尤も同時代の物ではないみたいですが(その頃の物を修復した物…ですらないらしい)。ハンガリー出身,テューリンゲン伯妃ののち聖女になったエリーザベトの生涯を表現しているそうです。
…思い入れがないのでウマい事書けない…。
歌合戦の間。ヴァーグナーの「タンホイザー」に出てくるヴァルトブルクの歌合戦を,ここで行ったとか行わなかったとか…ヴァーグナーの管弦楽は大好きですが,楽劇全体では聴いていないので,これまた書いてても何が何だか…。
マルティン・ルターが新約聖書を書いた部屋。カトリック界に目をつけられ,時の選帝侯に匿われていた間に,ここにいたそうです。暖房設備があるだけの簡素な部屋でした。
この城の位置をどうお示しすればいいものか,非常に難しいんですが,とにかく高いです。竣工した頃ならもっと高く感じられたに違いありません。
城の柵からはこんな景色ばかりが見えます。眼を凝らすと向かいの山腹に巨大なMの字が見えたり,その先には廟のような構築物が見えたりします。特に廟には,この城となにがしかの関わりがあるのかも知れません。
外観も山ほど記録したんですが,似たような画が並ぶだけになるので,ここでは少しばかり。白鳩がとにかくたくさんいました。