Samstag, 11. Januar 2014

出発日に見た光景

一時期“空飛ぶ棺桶”と言われていた問題機,B787で7日,無事帰国しました。これから細々と,報告記を認めようと思っています。

スターアライアンスを愛する私は,日頃系列以外の飛行機には見向きもしませんが,今年は(去年もそうでしたが)スタートダッシュが利かず,私が行動を起こした頃にはスターアライアンスの航空会社は全滅でキャンセル待ちすら入れられない状態でした。どうしてなのか日航だけは充実の空席を誇り,結局日航機で日欧の往復をしました。アライアンスの都合で私の場合日系なら全日空なんですが,本当は日航の方が好きなんですよね。ですから「マイル…」と云う渋々感はあったけれど,日頃の制約を離れて(離れたかったワケではないが)日航に乗るのは悪い事ではありませんでした。

こちらはワンワールドですからターミナルも違います。勝手の異なる事柄は色々ありますが,やっぱり最大の違いは全日空でも思いますが,客室乗務員の皆さんでしょうか。日系の乗務員の皆さんはやっぱり身綺麗にしてますね。後れ毛一本のスキもなく,外資に慣れている私には息が詰まる思いがする事もありますが,これは比較すると全日空に顕著で,日航ですとそこまでの窒息感はありません。感覚と好みの問題なので実際にどれだけの差があるかは判りませんが,日航の乗務員さんの方が気遣いが自然と云うか,やっている事に性格が滲み出ている感じがします(これは地上職でも同じです。対応が素晴らしくシッカリしていましたが,「仕事だから」と云う冷たさがまるでありません)。身につけていたアクセサリーにツッコみを入れたり,ちょっとした不調をよく記憶していて降機時にもそれに触れたりは,やっぱりその人達がそう云う性格をしているからやるんだろうと。偶々だけなのかも知れませんが,こう云う人達に全日空のフランクフルト路線で遭遇した事がありません。全日空の方が作り物感が強いと言えばいいのかな。感情が見えないのが全日空と云いますか…。

企業体としては私は圧倒的に全日空を応援しています。国に迷惑をかけず,危機を自力だけで乗り越えようとしているんですからね。ヴィーンのリンクにあった旧全日空ホテルからはその名が消えました。でも,現場で働く日航の皆さんは言ったら“下々”。寧ろ上の者の奢りで迷惑を受けた側とも言えるでしょう。

そんな,私が好意的に思っている日航の下々の皆さん。搭乗ロビーで見て驚いた事があります。


これは牽引車が飛行機を引っ張り終え,飛行機が離れてひとりで(?)動き出した後です。実は飛行機を牽引車から離して,牽引車の横を移動する間,牽引車に乗っていたスタッフさん4,5人が降り,その飛行機を手を振って見送っていました。ずいぶん長い間。そして視界から飛行機が去ると,この人達は互いに握手をし,どこかに行ってしまいました。
見入ってしまったのでこの記録は全てが終わった後の物なんですが,なんだかいい画だなーと思いました。私が主として出発するゲートだとここまで外の様子が見えないので,実はどの会社の機に対しても行われている事なのかも知れませんが,妙に感心してしまいました。



そしてこれも日本流の“おもてなし”なんでしょうか(使われ倒した言葉を敢えて使ってみたけどやっぱり恥ずかしいな…),乗務員さんがこう云うものが見えるとアナウンスしてくれるんですね。ルフトハンザに乗ってて教えてもらった事あったかなぁ。まぁ離陸後の経過時間を考えて自力で見つける事は出来ますけど。

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