Freitag, 13. Oktober 2006

ロイヤルファミリー Det norske kongehuset

実は私はオスロ見物に際し,外堀から埋めておりましたのでこのカール・ヨハン通りには到着後3日間,出向いていなかったんです。パックツアーなら初日に出掛けるであろう,オスロの目抜き通りです。中央駅から王宮を結んでいます。南方から空路でオスロ入りする際,この様子がハッキリ見えます。私は感激しました(下降中はデジカメを使っていいのか判らないので,写真はありません)。
ノルウェーは20世紀初頭まで約700年,デンマークとスウェーデンに支配されていました。デンマーク支配の時代に町の基盤が作られて,スウェーデン支配の時代に発展。だから両国の王の名残がいろんなところで見られます。ここも然り。オスロ一の通りにスウェーデン王の名がついているんですね。独立後,改名しようとしなかったのか知ら。悪い時代じゃなかったって事なのかな。
1日目,2日目にここに来なかったのが幸いして(?),私はこんな場面に出くわす事が出来ました。




こうやって通りを飾っている時は外国の要人を招いている時なんですよね。ブルガリアかぁ…と思いながら歩を進めました。植栽,ブルガリア国旗に合わせてのコーディネイトだとすると,気の利いた演出ですよね。



見よ!この日本との違い!!この黄色の建物が王族のお住まい。柵なんてありません。真下まで歩いて行けます。外壁にも触れそうなほどです。ヘンに隔離しない方が国民からの敬愛は増すんじゃないか?

そして,ここまで近づくとこのように準備中。ロイヤルガード?の皆さん,熱心に掃いてます。絨毯の上でなければ,一般人でももっと接近してもよかったんです。近寄って掃いている人に話しかける観光客もいました。
王宮前の"アトラクション"は衛兵交替。観光客はこれ目当てにここに集まる。どんな準備があろうがそれは断行されるんですね。

暫くこの作業を眺め,美術館に行きたかったからそこを去ろうと思い引き返すと,何やら音楽が遠くから聞こえ始め,視界にはとにかく長い鼓笛隊パレードが入って来ました。

  

そう。この大騒ぎ,この赤絨毯。……なんと要人到着の当日だったんです。
王国ではないから,賓客は大統領。これだけの用意が調う頃には,一般人は既に仮設の柵外に締め出されています。
こんな機会は滅多にありません。私は美術館見学をやめ,国家行事のなんちゃって立ち会いを選びました。

暫く柵に寄りかかって待っていると,お出ましになりました!ノルウェーのロイヤルファミリーです!!
御登場を受け,楽隊の演奏は強化されます。



これでもマックスに大きく撮った写真です…。でも着衣で国王と皇太子の区別はつきます。
黒っぽい衣装の御婦人がかの有名なメッテ・マーリット妃。随分豪快な(=日本の皇族では許されないであろう)歩き方をしていました。[大写しの写真を見つけました。御参照
白バイを先頭に,ブルガリア大統領の乗ったリムジン隊が赤絨毯の突端に横付けしたところは,動画で撮ってしまったのでここには載りません。


併し大統領のお迎えを国王がやるのって普通?政治家に対しては政治家(ノルウェーの場合は首相)が迎える物だと思っていましたが…。
お出迎えの後,ムダな演出としか思えないガキンチョとの対話(なんでこれ,やるんでしょうね)を経て,両国の要人は王宮にお入りになりました。



さ,それからです。ハナシはまだ続きます。
任務を果たした隊列は,王宮前から列を成して去るんです。その間も楽団はずっと演奏し続けます。
こうなったら最後まで観てやろうと思い,ついて行く事にしました。

  

カール・ヨハン通りを半分以上さかのぼり,途中で曲がると,その先にゴールがありました。
軍のエリアです。ここで隊列別に上長の宣言らしき物が下ると,晴れて解散出来た様子。
解散したチームから順に,あっと云う間に帰って行きました。お疲れ様!


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