Samstag, 5. Januar 2008

美術博物館に入ったら

私はヘルシンキ滞在中,7つの美術博物館を見学しました。




うち金曜日は入館無料になる2館,自社アイテムを並べた陶器会社の博物館を除いた大規模な4施設では,必ずステッカーが用意されました。見学の際は,これを必ず手の甲や衣服に貼っていなければなりません。
これ自体は別段珍しい事ではありません。大陸でも時々見かけます。併し,「貼りなさいよ」と言われた物をここまでキチンとマジメに貼っている見学者を,私は見た事がありませんでした。
みんながみんな,貼っているのです。私は着ている物に良くない気がして今までは割と守らないでおりましたが,ここでは郷に入ってはなんとやらで,キッチリ貼って見学しました。

アラ,半分近く省いてしまいましたが,この様子だと入館料を取る曜日の2館でも,多分ステッカーは貼らされるのでしょう。

フィンランドの人は遵法人間なんでしょうか。
…いや,遵法ってオオゲサですけど,なんと言いますか,こう云う小さい事を大事に守る人が多いのかな?なんて思いました。
ヨーロッパにおける私の行動はジャーマンスタンダード。例えば,ドイツ人は横断歩道では赤でも車が来なければ,或いは来るまでに自分が道を渡ってしまえればヘイキで赤信号を無視します。私は通い始めて間もない頃は日本的な感覚で信号が赤ければ立ち止まっていたものでしたが,ドイツではその行為が逆に愚かしく思われているようなフシがあります。
過去,スウェーデン紳士がこのような状況に陥ったら「子供が見ていたら悪い影響を与えてしまうから待ってる。でも近くに子供がいなければ渡ってしまう」と言っていたのを思い出しました。ここの人が同じ事を考えているとは思えませんが,やっぱりマジメなのかな。
まぁでも,若い人やピンで歩いている殿方は渡ってしまう場合もありますから,「待つ人が大陸より多い」とする方が適当でしょうか。

これがヘルシンキからお送りする最後の報告です。
明日,ここを去ります。「ヘルシンキ」が災いしてか,同日乗り継ぎで帰ろうとなると早朝便を選ばざるを得ません。明日,8時発…。こんなに早いの,乗った事ないよーーー。起きられるか心配。それなのにまだ,荷造りが終わってない…。


ちなみに用済みステッカーはどうするのか。



私はバッグの裏に貼り付けていましたから全て手許に残りましたが,出入り口にこんな物を用意する美術館もありました。気が利いてる。ちょっとカワイイ。

3 Kommentare:

Anonym hat gesagt…

おお、かわいいオブジェだ。

ところで、清さんの好きなクヌート君は
映画デビューするよう要請があるらしいよ!
ミクシイニュースに出ていた。
気をつけて帰国して!

Sei hat gesagt…

帰国しました。ダルい。電車が座っててもキツい。
誰だか知らないけど,私のデスクマットにクヌート君の映画デビューについての新聞切り抜きを入れてくれてた。
ハリウッドのアニメだってね。ディズニーじゃなきゃいいけど…。

Anonym hat gesagt…

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