Sonntag, 13. Februar 2011

美しいベルリン

この冬,私はベルリンに来て楽しく過ごせましたが,本当は夏に2週間取って来たかったのです。
ベルリンは大きい町うえに私にとってはただの観光地ではないので,行動時間が短くなる冬に4,5日いるだけでは志半ばもいいとこです。
それを承知で来てはみたものの,やはりどうにも忙しく,ポストカードの被写体になるようなベルリンの記録を殆ど取っておりませんでした。
ふざけてない,普通に名所感のある画像をここで。


  



  

Mittwoch, 9. Februar 2011

季節物少々

ベルリンの私の部屋からはテレビ塔が見えると以前申し上げましたが,我が部屋,実はトレインヴューでもありました。


SバーンからICEまで,頻繁にここを通っていました。そりゃあもう,一部の人々にはたまらない場所だったと思います。
私は列車も勿論観てましたが,それ以上に残雪の具合をチェックする為に窓を開けて線路を観ておりました。
ベルリンは雪だらけのヘルシンキから入った直後の私には灰色にしか見えませんでしたが,悲しい事に日々その灰色の雪に順応し,「これはこれで白い」と思える(≒言い聞かせられる)ようになってしまいました。
滞在中の大雪はもう期待出来なかったので,チェックと言っても残っているかどうかだけでしたが,朝,窓を開けて,まだ白い線路を観て「ああよかった」と地味に喜んでおりました。

雪が降ろうと降るまいと,この時期ならではのものをほんの少しですがお示しいたします。


  

左:アナタの歯にホワイトクリスマス!とワケのわからないセンスのコピー。歯にかかわる全てを網羅していそうな会社の広告。
中:エコだ緑だと大騒ぎするヨーロッパ人の矛盾。いえ間伐材みたいなもんならいいんですけどね…。
 こんな事をするんなら私は鉢植えを置いておきたい。例え1年のうち11ヶ月,ジャマだなと思っても。
右:こう云う場所はさすがに白い。でも逆に,ここでもなければもはや真っ白なところは残っていない。


ヴィーンと違って,ベルリンでは年が明けてもこう云う物を撤収していませんでした。
ここはポツダム広場駅の上ですが,動物園付近にもこれ以上の規模の場所がありました。しかし,私はその近辺でヘンなオッサンについて来られて資料を残せませんでした。
ポツダム広場駅の上は出店の規模で言ったらショボいのですが,その代わりなのか,こんな物が出ていました。
カチカチに固められた雪の上を古タイヤで駆け下りる,ソリ…ではないんでしょうか。横っちょの階段だか坂だかを上り,タイヤで降りて来ます。恐ろしい!

  





この子は常駐だと思いますけど,防寒対策をしてもらえてるんですね。
単純ながらイケてる演出。

Donnerstag, 3. Februar 2011

お,カワイイ(のと,その他)

なんとなく集めた,茶目っ気のあるもの及びヘンなもの。ベルリンにて。今の規模ではただのオマケ記事の域を出ませんが,こう云う物はよく見かけるので,集めて今後シリーズ化出来るといいなぁと思ってます。


   

動物モチーフはドイツ人に好まれているのか,よく見かける物です。セール品の照明はこの季節ならではの物でしょうけど,両端のペンギン君とクマ君は常駐でしょう。
このペンギン君はクリーニング屋さんの軒先で,クマ君は地下鉄構内で発見。ここまで直球だと爽快。ペンギン君,お気に入りです。
ベルリンと云えばクマですから,この地で地下鉄路線図を“着て”いるクマ君なんてイイですな。



地上10メートルくらいか。私,一瞬「まさか」と思う失態を演じました。あるワケないのにね。まんまとノセられた…。



  

これらは決して気に入って載せているワケではないのですが…。
デパートにこんなコーナーを発見し,ゲンナリしてしまいました。成人サイズです。「ドイツ人よオマエもか」と思ったのは言うまでもない…。

Mittwoch, 2. Februar 2011

冬のベルリン中央駅 Berliner Hauptbahnhof im Winter

ドイツ人の特徴として徹底性と猪突猛進が挙げられるそうです。
ドイツ人に対するステロタイプが「オシャレ」であったためしはありません。勿論一部の人はオシャレですし,ラーガーフェルトやサンダーを輩出した国でもあるんですが…,一般的にはファッション感覚に恵まれているとはとても思えない人が多い国であります。
事情通の日本人がかつて著書の中で,ドイツ国鉄(当時)が旧い車輌を塗り替え始めたが,あろうことかそれが目も当てられない配色であり,さらにヒドい事にほぼ全ての旧車輌をその配色で統一してしまったと言っていました。道を踏み外してしまってもやり切ってしまう(まぁ踏み外しているとはひとっつも思ってないんだろうけど),後戻りする事を知らない一点集中型の国民性についてその著者は車輌の塗り替えを引き合いに出して言及していました。

私はその傾向を,この冬のベルリン中央駅で目撃しました。以下お示しするように,徹底的に星なのです。



初日に乗った空港バスがここを通過した時,私は目に入った光景に度肝を抜かれました。車中からは当然外観しか見えませんでしたが,それでも「おい誰も止めなかったのかよ」と言いたくなるには十分でした。


  

後日立ち寄ってみると,なんと構内までもが星尽くし。これらの画像では地味に見えるかも知れませんが,実際は強烈だったんですよ。「ホント誰か止めろ」と,私が思ったのは言うまでもない。




これは議事堂とは反対の出入り口に配置されていた電飾君。手に星を持ち,カゴの中にも実は星が入っています。こう云う神経の行き届いた演出は私が好むドイツ人らしさ(勿論これもステロタイプのひとつです)で,彼等の長所が出ていてイイけれど,中身は結局のところ,また星なんだよ…。

いやぁ,オモシロいなぁ…。……。



口直し。