Dienstag, 4. September 2012

シュトラールズント(3) Stralsund (3)

しつこく続けたシュトラールズント特集?もこれが最後。初めて訪れた場所であった事と,休み中ここにいる時が最も楽しかった事があってか,まーぁ記録の多い事。南方願望の強い日本人の注目度は低いですが,このへんにだってこんなに美しい町はあるんです。
まぁでも,日本人の中では高レヴェルのドイツ愛(自分で言っているだけです)を持つ私にはシンデレラ城のゴールを目指してロマンティックな街道をバスで疾走し,それだけで十分と勝手な判断を下して帰るような観光客に踏み荒らされたくないって気持ちはありますが,土地の者にとっては団体客の受け入れはオイシイのかも知れません。我々はおとなしいしきれい好きだし遠慮がち(欧州人が散らかした飛行機の座席やチェックアウト後の部屋を見ると,日本人が出て行った後の掃除はさぞやラクだろうといつも思う)だし,チップも弾むんでしょうからねぇ。
おっと,どうでもいい事を長々と失礼しました。今日はシュトレーラズントを。これ,私の誤植ではありません。シュトレーラズントとは,シュトラールズントとリューゲン島の間の入り江の事です。狭いので産業港としては多分そんなには期待されていないでしょう。ここでは波も立たなければ海水浴も出来ませんが,だから釣りに興じているオッサンは多いです。私は港が好きなので,ビンツよりよっぽどこっちの方が気に入ったワケですが…。
ま,ビンツも冬に行ったら感激したかも知れません(保養地ストリートは観なかった事にすれば…)。滅多に行けないけれど,冬の海は大好きです。あぁまた脱線してしまった。




海の前に,ちょっとオマケ。
ハンザ都市の多くは立地上,スウェーデンに踏み込まれています。ここもそうなんでしょう。一目で判るドイツの町ではありますがその雰囲気はストックホルムのガムラスタンやリーガにも似て,実際スウェーデンの支配下にあった時代もあるようです。だからなんでしょう,この町にグスタフ二世アドルフ王の像があるのは。
また,第二次大戦で敗戦した後はソ連に支配されていたので,この国お決まりのこうした碑も存在します。碑のまわりにはソ側の戦没者とみられる個人名が入った墓石…なんでしょうけど,が並べられています。明らかに後ろの教会をジャマしています。当局は敢えてここに建てたんでしょうね。

それではシュトレーラズントを。










この白い巨大な建物はオツェアノムと云う,水族館…なのかな。2010年の欧州博物館賞?を授かったようです。興味はありましたが,夕方からの数時間滞在では入館出来ません。残念でした。この町には他にももうひとつ水族館があります。美術館より水族館が目立つシュトラールズントです。

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