Montag, 28. September 2009

ヘルシンキのマーケット広場 Kauppatori

地元民の,そして観光客の為の市場。
フィンランドを代表するブランドが並ぶ通りが切れる場所にあり,遊覧船が出るここはいつも賑わっています。
魚屋さんのような食材店の他,観光客をあてこんでいるとしか思えない品を売る店も多数出ています。
ここを冷やかしていると八百屋の兄さんから「食わない?」とインゲンを差し出されますが,それが美味しかったとして,ホテル暮らしの観光客に何が出来ましょう。生で食べるしかありません。
そう云う誘いには興味がないんですが,ここは見ていると楽しい。スープを食べさせてくれる店,陶器屋,ガラス屋,洋服店,毛皮店(これには反対だ)と,意外となんでもあります。



  

  

  

上の羊君にスズメが乗っているの,判りますか?
このスズメ君,私が見ている間に角から降りてノタノタと石畳を移動し始めました。あまりのスローペースに「人間に踏まれるんじゃないか」とビクビク。近くのテントの裏に入るまで心配でずっと眼で追ってしまった。
船の時間を鑑み,ギリギリのところで市場を離れましたが,……結局船旅は出来ずじまい(この時の事でした)。まさかスズメ君を追っているうちに満席になったのか?
…いや,週末だったからだ。そうに違いない…そう思いたい。

Sonntag, 27. September 2009

ストックホルムのオマケ

日本国内において,スウェーデンのイメージはとてつもなく良いと思います。
品行方正な国民,清新な空気,透明度の高い政治,環境保護への熱意。
それらは勿論紛れもない事実です。併し実際に現地を訪れてみれば運河にはゴミが浮いてるし,感じの悪い奴も生活保護を全て酒にしてしまうホームレスもいるし,醜い高層建築もあります。月曜の朝の町の汚さには幻滅しました。日曜日は清掃サーヴィスをしないからなんでしょうけど,あんなにゴミを落としてヘイキな国民なのか…と考えさせられたりもします。
勿論その程度の事で私はストックホルムもスウェーデンも嫌いにはならないし,そんな事はここに限った事ではありません。
空気の清新さは,寧ろ冬に行くと感じ易いと思います。今回初めて夏のストックホルムを訪れて,ここの空気ってそんなにきれいだろうかと思ってしまいましたから。
勿論先進国の中では郡を抜いてきれいなんだろうとは思いますけど(私は最近排気ガスのヒドい所を訪れていないので,スウェーデンだけ飛び出た評価を下せないと云う事情もあります),それが際立つのはやはり冬。最初の訪問時のイメージが強いから,夏の方が一般的にはイイんでしょうけど,私は次回訪問を冬にするかも知れないな…。

ま,ここではそんな事とはまるで関係のない,ここでもカテゴリー外の付録をハンブルク同様に。



日本,そして東洋文化への誤解曲解。
左:ストックホルムでとにかくよく見た物は,タイ料理とスシを同時に扱うレストランです。大陸でこんな物は見た事がありません。チャイナインビスがトムヤムクンを置いたりカリフォルニアロール程度のスシを出したりはするけれど,こんな,さも当たり前のような取り扱いはしていません。どうしてここではこうなんでしょう。全く以て理解出来ません。
中:ここもよく判らない店です。夜の散歩で発見した為店内には入っていませんけど,どう考えても他の品物と溶け込んでいないドラちゃんとマリオ。単なる店長の趣味なのか?
右:スポーツ柔術,ブラジル式柔術ってなんだ?私が知らないだけなんでしょうけど,いずれにしても柔術の道場がパンダて…。中国じゃねえっての。


地下鉄駅に掲げられていたチェコの自動車メーカー,シュコダの広告。一見可愛らしく花が咲いているんですけど,……。
チェコ式なのかスウェーデン式なのか,どっちにしても当局のセンスってわからん。
シュコダ社がどの国においてもこれを広告に採用しているとすれば,この記事のカテゴリーにはスウェーデンだけではなくチェコも足すべきか。



出た!コスプレイヤーズだ!
去年,イェーテボリ見聞記の中にこんな記事を混ぜ込みました。
嗚呼,コスプレガールズはイェーテボリの特産ではないのか…。
日本マニアの外国人を失笑交えて紹介する日本の番組ではコスプレイヤーズが世界中にいる事を知る事が出来ますけど,どう云うワケか私はスウェーデン(もうこうなったら「イェーテボリ」とか「ストックホルム」ではなく,大きく国単位で話すべきでしょう)でしかそうした人達を見ません。どこに潜伏しているのか。


まあ,そんなネタばっかりでもなんなんで,最後にきれいなストックホルムを。
お陽さんとのガマン較べに勝利して獲得したこの景色。恐縮ですが自己満足にお付き合いください。



日中は特に魅力的にも見えないこのオブジェ?も,陽が暮れると急にカッコよくなります。
交通量が多い場所で,今までは必要性もなかったので近寄りませんでしたが,今回は色んな条件が重なって度々この前を通りました。



これが私の最も好きなストックホルムの建物。
初めて訪れた12年前からのファン。正式名称は知らないので,「双子ビル」と呼んでます。
今回の滞在中に引っ越した先(宿)がここの近くだったので,歩き出して見え始めるのが嬉しく,ウキウキしてました。

Freitag, 11. September 2009

ハンブルクネタのオマケ

色々とカテゴリーを設けてハンブルクについてお伝えして来ましたが,オマケもここで。



   

左:干してある掛け布団カバー,私のとお揃いです!ここで見かけるとはちょっと嬉しかった。
中左:古着回収ボックス。時々これを町ナカで見かけます。24時間オープンですから,健全に使用されればいいシステムです。
中右:大学のそばの書店にて。言葉の地図帳…とでも言えばいいのか。千駄木!
右:これも私のとお揃い。日本価格と,まぁ近いかな。
 
  

左:大学構内にて。女大臣とは,メルケルの事か,この頃公用車私用で騒がれていたシュミットか。
中:中央駅から伸びる買い物通り。誰が貼った?
右:ドイツ人が好む刑事ドラマ。ハンブルクロケ。この時の設定は,孫とミニチュア・ワンダーランドに来た老人が心臓をやられる。救命ヘリ出動。背景に見える警察の車は老人とは無関係で,道端で起こった単なる小競り合いの仲裁に来ただけ。

 

Die Frapuccinosüchtige ist wider da. フラペチーノ日和が続いた今年のハンブルク。季節物2種,行ってみました。黄色いのはレモンシトラスティー,ピンクのはラズベリーパッションフルーツ。知覚過敏にはツラい成分が少しばかり含まれていました。

  

左:気球に乗る事が出来ます。私は横目で見ただけだけど,結構高かったように記憶しています。
中・右:ハンブルクはトラヴェスティーキュンストラーを輩出し,同性愛者に優しい,なんと云うか性的に寛容な町です。トラヴェスティーキュンストラーとは異性を演じる人物。女形とか男装の麗人なんてそのクチ。キワモノに見えなくもないけれど,実は私,トラヴェスティーキュンストラーが好き。真ん中のバーの看板に掲げられているオリヴィア・ジョーンズはこの町で“育った”人物です。右…残念ながら観られませんでしたが,クリストファー・ストリート・デイ。この虹色が全てを語る。

  

こうしたメッセージゴミ箱を至る所で見ました。残念ながら私の持ち駒はこれだけ。コレクションにすればよかったな…。

キッチリとテーマを設けた記事よりも,こう云う寄せ集めを書いている時の方がなんだかしみじみ「楽しかったなー」って思い出される。どうしてでしょう。