ダルムシュタットのマチルダの丘(1) Mathildenhöhe - ehem. Künstlerkolonie, Darmstadt (1)
8月21日23時52分の書きかけ記事です。次の渡航を来月に控え,やっと最終のベースキャンプまで来ました。今日からはドイツ報告です。
フランクフルトには度々来ています。その為,「久しぶりに,ここにだけは行っておきたい」と云う場所がありません。今期,私はガイドブックを持参しておりません。折角夏なんだし正味3日あるので,フランクフルトから積極的に遠足するつもりでやって来ました。
フランクフルト周辺には特別高速な列車に乗らずとも行ける地味な観光地が結構あるので,その辺を狙ってみようと考えておりました。
そこで今日は,ダルムシュタットに行って来ました。Sバーンでも行ける近さのここは,ユーゲントシュティールの聖地みたいなところで,私にとっては2度目の訪問です。初めて来たのはちょうど10年前でした。
この地にユーゲントシュティールを持ち込んだのは時のヘッセン大公エルンスト・ルートヴィヒです。この近辺で最も目立つ建物がこの結婚記念塔。しかしエルンスト・ルートヴィヒの妃の名はマティルデ(つまりマチルダ。なんで日本に持ち込むときに勝手に英語化するんでしょうね。誰の判断なんでしょう。そうかと思えば大公の事はアーネスト・ルドウィグとは呼んでない。メチャクチャです)ではありません。
「マチルダの丘」なる名がいつついたのかは調査及ばず。元々そうだったのか,ここを芸術家コロニーにした時につけられたのか…不明。
結婚記念塔は今でも結婚式に使われていて,私がここに着いた時間は式終了直後でした。
式中でなければ塔内に入る事が出来,控え室やら儀式の間やらを覗き込む(トビラはかたく閉ざされている)事が出来ますし,てっぺんまで上がればガス満載の眺望を楽しむ事も出来ます。
ここからはマインハッタンが見えます。夜来たら壮観でしょうけど,そんな遅くまで開けていてはくれません。前回も夏に来た私は冬期の事は調査していませんが,この手の小規模な塔だと開けさえしないかも知れません(欧州ではよくある事)。
続きます。
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