ダルムシュタットのマチルダの丘(2) Mathildenhöhe - ehem. Künstlerkolonie, Darmstadt (2)
ダルムシュタットに行こうと決めたのはドイツでのベースキャンプをフランクフルトに設定してすぐです。
ヴィーンで偶然にも当地を代表する芸術家のオルブリヒをフィーチャーした特別展が開催され,いたく感激したものでしたが,それでもやはりここには入ってしまいました。芸術家コロニー・マチルダの丘美術館。
オルブリヒは大公に招聘されてここに来たオーストリア人です。ヴィーンのユーゲントシュティールを見ているようだと思うのは,どちらでも同じ人物による作品を観る事が出来るからなんでしょう。中段右端はフォン・シュトゥックによる大公の肖像画。ここに氏の作があるなんて完全に忘れていたので感激でした!
丘の周囲はきれいに整備され,ところどころにこのような強烈な家が建っています。こちらも錚々たる面々による物。どうも個人の邸宅としてよりは何がしかの機関の事務所として使われている様子。
大昔,デッサウにバウハウス建築を観に行った際,実際に人が住んでいる集合住宅の撮影をしようとして上層階に住むオバサンに怒られました。オバサンの階は撮影範囲外だったんですが…。
ま,いずれにしろ皆さんの財産と云う考え方は通用しなかったんだから,それからは現役の名作が個人の邸宅として使われている場合は本にも載るような名作以外では撮影を自粛するようになりました。
デッサウの集合住宅のすぐそばには戸建の名作もありましたが,当時そこにはゲープハルトさん一家(郵便ポストを読んだだけです。知ってる人ではありません)がおられたので,オバサンに怒られた直後でビビってた事もあり,撮影を断念。
ここの建物群が専ら個人宅として使われていないのも,何か関係があるのでしょうか。
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