Samstag, 15. Januar 2011

雪は日常

ヘルシンキ入りしたその日から雪天を喜んだ私ですが,その喜びは最終日まで持続し,ちょっとだけ晴れた晦日を除いて,毎日が無彩色の世界でした。
私が雪で大喜びするのは日頃めったにお目にかかれない地域で生活しているからであり,当然の如くちょっと降っただけで電車は停まり,転倒者が続出し,車が滑り,都市機能がマヒするワケです。
「交通に支障を来すのは雪よりも事後の凍結である」と,テーゲル事件を経た今,私は考えるワケですが,我が町は多分,雪だけで悲鳴を上げてしまうだろうな…。
しかしここヘルシンキではそんな事は考えられません。今年の雪の量は例年以上らしいですが,さすが寒い国,落ち着いています。
都市部では歩道を雪かきする人なんて見ません。雪かきと云う発想がないのか,そのまま雪の上を歩いています。滑っていたのは見たところ南方からの観光客くらい(今思えばホントに,氷でなく雪ごときで滑るなんてザコもいいとこです。私も本来なら情けなくも滑るクチですが,欧州では降らずとも雪靴で防寒しているのでブザマな姿を晒さずに済んでいます)。
車道については,行政がかなりの頻度でやってくれています。
日中でも遠慮なく除雪車が天下の公道に現れ,ガッチリ掬って去って行きます。
以下お示しするのは深夜の様子。当然トラック1台ではこころもとないですよね。最後まで追わなかったけど,このトラック,どこかに雪山をこしらえて,また戻って来るのだろうか。


  

  

当たり前ですが,雪は線路にも積もります。今期私は鉄道を利用しなかったのですが,トラムには頻繁に乗りました。運チャンが突然鉄?の棒を携えて下車し,線路の,恐らくは凍っているであろう雪をはつる場面に何度か遭遇しました。



これも多分除雪中。トラムの線路上を走ります。
これ,足りてないんでしょうね。運チャンがはつってたって事は。

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