Freitag, 7. Januar 2011

gestr.

本日,当初の予定より8時間遅れて帰国しました。


ルフトハンザでベルリン-フランクフルト-成田と飛ぶ予定でしたが,ベルリンのテーゲル空港が天候不順で11時まで閉鎖。やっと開いた空港は大混乱を来し,11時までに飛ぶ筈だった機を送り出すために数時間単位で遅れ,欠航も頻発し,フランクフルト便は大幅に間引きされました。
フランクフルト-ベルリン間は鉄道空路とも,日本で言えば東京-新大阪/伊丹間のようなものであり,便数も多いため,欠航数も尋常ではなくなるワケです。

私が乗る筈だった便は欠航の対象になり,とりあえずは予約の取り直しをしてもらい,いつ出発するかもわからない代替便が出るのをスーツケースと共に待ち(飛ばなくなるかもしれない機を対象とした荷物の預かりなんて,当局も出来ませんものね),当初言われていた待ち時間よりも早く別便が出る事になったので予約を再度変更してもらい,どうにかフランクフルトに着きました。
よっぽどICEで直接フランクフルト空港入りしようかと思ったのですが,空港職員に「6時間だよ」と言われてやめました。そこまでして向かっても,フランクフルトの天候も決して万全ではないと言われていたからです。
しかし結局乗る筈だったルフトハンザ便に悪影響は及ばなかったみたい。わずか50分のフライトの為に,11時間乗る便を逃しました。なんと理不尽な…!

フランクフルトからは代替便として全日空に乗れる事になりました。私が取った席は3-4-3列のKでしたが,この列には,なんと私の他にAにしか客がいませんでした。なんたる幸運!!私はエコノミーにしてフルフラットの恩恵に浴する事が出来,大満足しました。
ルフトハンザ機に乗れないと判った時は,「私が間に合わない事で,隣の客は私の席を使うはずだ,忌々しい」なんてケチな事を考えていたものですが,その知りもしない隣客よりも私は機内でノビノビしていられたはず。不幸中の幸いとはまさにこの事。

ただ,いずれにしろ私は8時間を失ったワケです。モスクワのダイナミックな夜景,シベリアの夜明け,成田の朝日,すべてかないませんでした(シベリアの夜明けを逃したのは寝てたからだけど…)。



フランクフルト空港の出発便案内。この時間になってもベルリン路線が不安定なのがわかります。
天候不順と言うけれど,現地では雨だったし強風もなかったから,問題は空にではなく地面にあったんじゃないかなと思いました。歩いているだけでも滑る危険性がありましたから。
いずれにしろ,飛んでくれてよかった。ベルリンのホテルのチェックアウトから23時間かかったけど,予定日に日本に戻れてよかった。
「gestr.」…gestrichen,キャンセル。このコメント,次の機会のチェックインカウンターでは絶対に見たくない。

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