Freitag, 18. November 2011

続続・ヴィーンの鉄道駅は工事中(1)

8月24日18時26分の書きかけ記事です。今日からヴィーン特集。やっとここまで来ました。


この夏の最終目的地,ヴィーンにやって来ました。
昨日どうにかソフィアに慣れ始め…たのですが,去りがたい思いを持つまでにはとても至らず,ただただこっちに来るのが嬉しいと云う気持ちでもって飛んで来ました。
もー,幸せです。

いつものように空港バスで移動したのですが,旧南駅の場所でボーっとしてしまい,現況をバッチリ観る事が叶いませんでした。
せめてこっちは…と,西駅を観て来ました。
私は年に1回は来ていますが,それでもこのへんの変わりようには驚かされます。もともとの駅舎は中をちょっときれいにして今後も供用されますが,その駅舎を挟むようにモダンな高層建築が建てられ,正面の幹線道路から見た駅舎両端の余白感と云うか吹きっ晒し感と云うか,風通しのよさそうなイメージは失われました。
正面左横の建物は下の縦長画像で御覧いただける通りスカスカなんですが,それでもないのとあるのでは全然違います。「なんとかしろよこのショボいの」とは昔から思っていたけれど,この結果は期待外れと云うか…。
駅舎の横の大型ビルは建築計画どおりだし,骨格だけなら既に去年観ていました。しかし,実際に肉付けされてみると,その存在感は鬱陶しく思えるほどでした。
どうせ容量を増すんなら地下でいいじゃんよ,主幹駅じゃなくなるんだし(これは言っちゃいけない事か)…。ま,だからこそなんでしょうかね。昼間人口の減少を留めたかったのか。 




  

左:駅舎を正面に見て右側の建物。
中:昔からの駅舎。「ショボい(特に内部)な,なんとかしろよ」とかつては思っていましたが,
保存維持されてみるとそれはそれでなんだか嬉しい。
右:案内図。

  

駅舎周囲の立ち入り禁止区域は前回の訪問時に比べてだいぶ少なくなりました。

  

内部も地味にいじってありました。もともと結構いい建材を使ってたんですね。磨いたのかな?
…つまり,こんな感想を持つくらい今まではなんだか煤けてて薄暗くてショボかったんです。
同じ物のはずなのにどこか違う。なんだかフレッシュでした。

  

左:私が最も嘆かわしく思っていたホームは手つかず。
中:駅舎から見たロータリー。今ではここで空港バスにも乗れます。
右:見よこの気温!!ソフィアから来て,唯一ゲンナリしたのはこの暑さでした。この日の予定までの空き時間は結構
あったんですが,西駅だけ観て部屋に戻ってしまったのはこのせい…。

   

これはこれでカッコいいんだけど,両隣に配置しなくてもよかったんじゃないか…?

2 Kommentare:

ぎゅるてる hat gesagt…

うーん、この記事はなぜかコメントがはじかれる。バーノラマは問題なかったのに…

私、西駅にはあまり縁がないんですよね。マリアヒルファー・シュトラーセに行っても、ギュルテルを渡ったところで地下に入ってしまったりで。気づいてみたら、この駅を使ったのは2004年2月にワーグナー目当てでミュンヘンに行った時が最後。そんな疎遠な物件だけに、前回見たのも新しい建物の骨格さえできていない2009年12月でしたが、早いもので先週23日にバーンホフシティがオープンしたそうです。

いや、これまた近代的(というか近代は過去だから近未来的?)ですな。曲がり角つき渡り廊下風の意匠は非地震国ならではですが、足が地についてないようでコワそう。いままでの駅舎も新装オープンなんですね。計画をよく把握していなかったので、取り壊されすべてひとつに建て替えられるのかと思っていました。残っててよかった。右側がこの写真の建物とのことですが左側はまだ工事中?

ところで、来月11日からヴェストバーンという新会社(SNCFも出資!)がこことザルツブルクの間で運行を開始するとか。主幹駅の座を明け渡してもある程度の列車は残るんじゃないかなぁ。中央駅は3つの駅を統合するにしては手狭だし、市内各地へのアクセスもこっちのほうがいいから。

Sei hat gesagt…

ここに登場してはいるものの,引き続き御心配いただく必要があります。私は立ち直っておりません。もう暫く宜しくお願いします。

そうですね。西駅再開発は既に竣工している筈です。ここを自宅最寄り駅のように思い続けてもう何年だろう。観に行かなければなりません。空港バスの終点が西駅であり続ける限りは浮気しないだろう…と云うのが現時点での想像ですけど,中央駅が出来て色々変わってしまうとあっさり見限る可能性もあるので,愛情が薄くなる前に堪能しておかなければいけませんね。

私は2010年1月1日にここからレイルジェットでブダペストに行き,今年の8月25日にリンツに行きました。乗りはしなかったけど,翌26日にここでお友達を出迎えました。
そもそもヴィーンの位置は私の基本的な好みから外れていて,その後どこかに行くには空路を取るしかないようなもんです(ホントに私泣かせのラーゲです。なんでヴィーンだけこんなに好きなんだろ)。陸路での移動は今度はいつになるやら…。