Donnerstag, 30. Dezember 2010

悲願達成

ヘルシンキに来た目的はここで申し上げたとおり指輪探しでした。
明日は晦日で飲食店やクラブ以外のあらゆる店が時短をします(飲食店も…か?)。時短なりに明日も店が開いている事は事前に問い合わせて知っていたけれど,「この為に来たんだから」と後回しにしないで行って来ました…と一々言うのは,本当はマリメッコに行きたくて仕方なかったから。

指輪は果たして,ありました。150どころか100ユーロすら大きく下回る額でしたが,高い安いの問題ではありません。欺瞞と言ってしまえばそうですが,それでも手に入ったのは嬉しい。かつて言及した事がある,このモデルです。定番って素晴らしいですね。まだ普通に売られているんですから。




雪です。いやー,一日中降り続けました。お陽様なぞ1秒も拝む事なく夜が来ました。
町のあちこちにこうした雪山が出来ています。去年の夏,ここにはイケアの特設店舗がありましたが,今はあとかたもありません。



今日の雪はほぼ一日この勢いでした。これで判るかなぁ…顔に容赦なく降り,これがためにあかぎれるんじゃないかと心配してしまった。
ここは上記雪山の裏。ここにはかつてこれがありましたが,今年は出ていません。季節の定番っぽく見えたんだけど…そうじゃなかったのかな。

Mittwoch, 29. Dezember 2010

今日から冬休み

実質的には「昨日から冬休み」,と言わなければならない時間帯ですが,ヘルシンキに着きました。
スターアライアンスにしがみついている私に直行便の選択肢はなく,ヘルシンキ空港に到着したのが23時05分。
なかなか出てこない荷物をベルトコンベアーの前でクッタクタの状態で待ち,その後は運よく,すぐにエアポートバスに乗れてスムーズに宿に着けました。
すぐに寝ればいいようなものの,荷物を解体していたらこんな時間になってもうた…。


前回訪問の時と同じ宿です。多分私,もうここ以外には泊まらないと思います。モダンなデザイン物件ではないけれど,それは他の町で楽しめばいい事。ヘルシンキでは毎回大荷物が見込まれるので,移動の負担が少ない事が最重要。
こう言うと「地の利以外にいい事ナシ」に聞こえるでしょうか。違います。唯一の不満は朝食スペースの(宿泊客収容人数に比する)狭さ。それは早起き(ウッ,ツラい…)すればいいだけの事だし。

実はここ,ヘルシンキ五輪の頃のデザインホテルなんですよ。共用部が適度にクラシックで実にイケてます。前回,そうした記事を載せたかったんですが断念。今シーズンも…どうかな,滞在が短いから…。



そんなワケで,またこの景色です。
到着の時点でマイナス10℃,静止画では確認出来ないくらいの雪が降っていました。
しかし地面を白くしているこの雪は今日だけのものではありますまい。って事は…基本的には雪,と云う認識でいなければ。無事着いてしまえばただ寒いより雪の方がイイ(1月1日だけは御勘弁を…)。うおー,嬉しい!

Montag, 27. Dezember 2010

あさって

欧州に出発します。
昨日までに荷詰めと年賀状書きを終え,残った今年の仕事は住まいの掃除だけです。それもそこそこ,済んでいます。


いつもはヴィーンで年を越しますが,今年は夏に2週間滞在しましたので,さすがに休もうかな,と。
ヘルシンキとベルリンに行きます。ベルリンには,本当は冬ではなく長く時間を取れる夏に行きたいんですが,来年行きたい所は別にあるし,再来年に再び行ってもタイクツはしない筈。

ヘルシンキに行くのは,…買い物目的です。
日頃愛用していた12年来の指輪を,今年の秋に自宅内でなくしてしまったからです。
出先でなくしたワケではないし,いつか出て来るんじゃないか?と言われそうですが,こう云う物って本当に出て来ない!多分出て来るのは何年も経ってから…。
今までの使い方とメンテの仕方が悪く,ボロボロになっていたので,同じ物がもうひとつあってもいいんじゃないかと思いました(だからと言ってなくした物をなくしたままにしておくのも本当はスゴくイヤなんですが…)。
今なら多分150ユーロもあれば買えるモデルでしょう。うーん考えようによってはモノスゴく高い物になってしまうような…。




ほぼ毎年ヴィーンで年を越す私は,数年前までは行く度にこの,全長約2センチのブタ君を集めていました。
半透明の,不透明の,キンキラのと色々持っていましたが,去年の転居でどこかにしまったっきり…。
これだけはポーチに入れていつも持ち歩いていますが,そのせいで葉っぱは“紅葉”するわ眼はなくなってしまうわでこんなに貧相になってもうた…。
自分で着色して眼を入れよう。

これは独語圏でよく見られる幸福のシンボルです。これに1セント(今はセントなんだろうな。私が直接知ってるのはペニヒの物ですが…)コインがくっついたのも売られています。私は「ブタ君はなんでも食べる→全ての幸運を取りこぼさない(それ故の四つ葉のクローバー)」と云う解釈に基づいていると聞きましたが,こう云う言い伝えには諸説あるんでしょうな。

今年はひとつの事件で全てをガタガタにされ,いまだに冬の時代を過ごしておりますが,2011年は笑って終えたいなぁ。このブタ君みたいに,幸福を取りこぼさない1年にしたいです。