Samstag, 31. Dezember 2011

晦日行事棄権

今日はリンツから来たお友達と一日過ごしました。毎年のように来ているけれど,今年は昼間も夜並みの人出。これにウンザリした我々は早々に歩き回るのをやめ,カフェかレストランで殆どの時間を過ごしました。…結果的に晦日イヴェントから逃げてたな…。

こっちに来る前,私は日々26時半27時半は当たり前と云う就寝生活をしておりました。そのせいだろうか,いつもは夕方に来る眠気が今日は食事中に来ました。頭が働かず,ややもすれば瞼が閉じてしまうような状態で,もはや味もわからなくなったパッタイをどうにか食べ終え,完全に立ち直る前に退店。外気に当たってただちに持ち直しましたが,今また眠くなって来ました。
晦日イヴェントが盛り上がるのは24時,これからなんですが,今年はお友達と一緒だったにもかかわらず,昼間の人出で既にゲンナリし,またお友達に明日公務が入って帰らなければいけなくなったので,お友達を駅まで見送り,その足で宿に戻ってしまいました。
花火の音が激しくなってきましたが,なんの未練もなく自室で寛いでおります。




今年はこのカチューシャが人気です。若いお嬢さん方は勿論,お母さん方までこうです。この手のアイテムは現場の高揚感あればこそ。祭りの後,家でこれを観てどうなんでしょう。私は白けてしまうほうですが,お母さん方は思い出してまた気持ちが高まったりするのかなぁ。


相棒を更新してから記事作成が今までのように出来なくなりました。しかし現地更新においては研究設定に費やしてる時間ではないと判断し,たくさんの画像を記事に組み込む事を断念(なんて事言ってても,旧相棒を自在に操っていた時でも殆どひと記事ひと画像でしたけど),更に帰国後にどうにかしようと云う気持ちすら失い,今期はどの記事も書きかけのつもりで作成してはおりません。
が,帰国後にどうにか新相棒とウマくやって行けそうな気がして来た為,内容と規模によっては直接記事に加筆する事にしました。
これがその第1号。1月22日23時50分に加筆しました。
これだけ(→)のプログラムにもかかわらず早々に試合放棄した我々ではありますが,少しばかりの資料は作成しておりました。左端の画像が棄権の理由。こんなところ,歩きたくない。なんだか今期は本当に混んでいました。シュテファン大聖堂の横には特設ステージとどこかの様子を映したモニタ。画面が明る過ぎて飛んでしまってますが,映っていたのは数多くの聖職者。お友達は大聖堂の中じゃないかと言っていました。





  




21時台の様子。高いところしか写していませんが,当然歩く場所は東京の通勤電車並み。



この時期はやっぱり四つ葉のクローバーと天道虫君を携えたブタ君ですよ。
あまりの人の多さにイライラしていても,ブタ君の姿を見ると和みます。

Freitag, 30. Dezember 2011

次はいつになるのか…

今日は人に会って,新しい相棒のケースを探して,ちょっとばかり歩いて,…それだけで終わりました。
寒くない筈の現在のヴィーンでも風は相当冷たく,ダウンこそ着ているものの他の装備を疎かにして出掛け,最初の目的が終了した時点で宿に手袋を取りに戻る程,今日はキツかった。風が…ですけどね。
1月頃のヴィーンでは風が強く吹きがちだそうで,私が今日訪ねた場所でも表玄関が何度も風のせいで開いていました。熱効率が悪いけど,今だけだから直さないとは借り主の言。
基本的にはヴィーンには冬にしか来ていません。去年と今年は例外的に夏にも来ましたが,今日会った人に「次はいつ来る?夏?」と訊かれて,明確に答えられなかった…。オーストリア航空に乗れれば夏にも,でも確実なのは冬かな…と言ってはおきましたが,冬場だとここで働いている人はいなくなってしまう可能性が高いので,……うーん会えればいいなぁ。






なんぼ私がヴィーンに来過ぎて観光アトラクションにもほぼ無関心でロクに写真も撮らないでいるとは云え,要衝中の要衝にあるシュテファン大聖堂には恐らく無欠勤で入っているんじゃないかな。

今年の夏はこんな事してなかったのに…どこに行こうとしているんだ当局は?冬だけのサーヴィスなら去年か今年からって事になりますか…表玄関がある外壁も似たようにライトアップされています。何を目指しているのかがようワカラン。新名物なんだろうか…ちょっとは観光(まさかこれに宗教的な意味があるのか?)情報を見るべきか。

………いや,考えてみたらありましたわ。詣でなかった事が。でも殆ど入っています。これだけ観光客に踏み荒らされていても,仕切られた先の空間の威厳は保たれている気がします。だからこんな色を付けてアトラクション化させるべきではないと思うんですが…。安売りして欲しくありません。

Donnerstag, 29. Dezember 2011

毎度お馴染み

バカのひとつ覚え,ヴィーンにやって来ました。
ここ数日の尋常でない睡眠不足のせいか,機内での半分以上の時間を睡眠に費やしていたように思われます。
食事とオヤツは逃さない程度の浅さですから熟睡感は薄いんですが,それにしても日頃の睡眠時間より長く眠っていられました…そのくらい寝ていなかったんです。よく生きてるなぁ。

今夜のヴィーンは5度もあって暖かい。手袋不要,頭も覆わずに過ごせます。いつもなら宿に落ち着いてから外に出るところですが,今日はそれより休息欲が勝ちました。





今日は珍しく窓席を取れず,通路席で燻っておりました。窓の外を見る事が出来たのはトイレに立った時だけでした。翼の後ろと云う位置と,窓の下半分がレンズみたいになっている事から,記録も困難を極めました。私の大好きな,シベリアを流れる蛇のような大河をロクに観られず,非常に残念でした。




長い付き合いだった従前のノートがついに老衰を発症したので9月に更新。今期から帯同しています。今までのとまるで勝手が違う。マウスがないと何も出来ない(に等しい)。持って来ればよかっただろうか…。

Dienstag, 27. Dezember 2011

透かし鳥のキャンドルホルダー

ヴィーンで去年,びっくりするくらい自分の好みに合う洋服屋さんを見つけました。
今年再訪しましたが,なんたる事かデザイナーさん自身が私を見て思い出し,「去年も来なかった?」と声をかけて来ました。色々話し,長居して,何やら仲良くなってしまいました。
一度しか訪れなかった私を見て思い出すと云う事は,東洋人の客がついていないんでしょうね。ずっとこのまま,どうか発見されないでいて。絶対日本の雑誌には載らないで欲しい。
夏,私はヴィーンで絶不調に陥っていたので,そぞろ歩きを殆どしておりません。この洋服屋さんでは力を振り絞りましたが,それが為他にエネルギーを回せなくなり,書籍の類は皆無,本当はここ数年地図を探し続けているんですがそれも次回に持ち越し,衣類数点以外にはこれしか手に入れておりません。







キャンドルホルダーです。去年も同じ店で同じような物を買いましたが,これは地肌(と言うのか?)がマットで薄め,おとなしそうな印象です。儚げで美しい。火を入れたらさぞきれいだろう…と思うんですが…帰国して何か月か経つのに,いまだにキャンドルを投入しておりません。
なぜ使わないのか?自分の住環境がオシャレなキャンドルライフに相応しくないからです。現在,キャンドルライフが出来る生活を獲得する為,“デフラグ”を実施中。眼に見えるCO2排出と云う点もちょっと気になりますが,照明のスイッチを切れば排出量自体は減るか…。気がきれいになってから火を灯したい。頑張ります…。





この下書きを数週間に亘って放置し続け(下書き日付けは今月1日だった…),明後日,またヴィーンに飛ぶ日を迎えます。
ヴィーンで傷を負った事はまるで関係なく,私はまたいつもの厭世観に襲われております。ああー,面倒くさいーーー。このまま日本でくすぶっててもいいー。

この店,確か年末年始は完全休業していた筈なので,今期このコレクションは増えません。

Mittwoch, 30. November 2011

この夏のヴィーン Wien

こんなようなタイトルで,ヴィーンに来るたびに記事をひとつ用意していますが,何しろ撮らないので,画としてはどんどん地味になって行きます。

今期最も撮ったのはプラーター…それでもこの程度です。ジャックラッセルテリア君は「いつかこれが全面撤廃されるかも知れない」と思いそこそこ撮ってますが,もう数シーズン見ているので,常設と思ってていいのか…そうなるとますます撮らなくなるなぁ。
今期目について気に入ったのが映画「人はどう生きるべきか(拙訳。日本に来ているかは知らん)」の広告。「何にも興味ないの?」「何が一番ヤな事?」もっとないか?次の訪問時には消えてるでしょう。探せばあったかも知れないけど…残念です。



   
  
   

  




 

 

これはなんなんだ?特定の地区の特定の通りにだけ,ゴッソリありました。

Dienstag, 22. November 2011

続続・ヴィーンの鉄道駅は工事中(2)バーノラマ Bahnorama

8月26日23時58分の書きかけ記事です。
当時の本文を読んで,この咳がつい最近まで続いていた事を改めて恐ろしく思いました。

風邪かと思っていたら重度の鼻炎でした。内科に足しげく通って最終的に匙を投げられ,医師は耳鼻咽喉科へ丸投げしました。結局そこで原因が見つかり,いまだに通い続けています。内科通院中も症状は進行していたワケですから,私の鼻は医師が驚く程ヒドかったようです。
先週,医師曰く気温の激変で鼻炎を悪化させた私は,現在受難のまっただ中におり,片鼻は呼吸も利かず片鼻は通り過ぎて痛いと云う最悪の状態。うー,なんとかならんか。


私は咳の化け物。
ケルンにいる時,気管支が狭くなっているのに気づきましたが,コホンコホンくらいの咳で済んでいました。
それがソフィアを経てヴィーンに来て以来,声が変わるほどにヒドくなりました。これは風邪を併発してるな…。
明日,成田行きの飛行機に乗ります。ノドは痛いわイヤな思いをするわクソ暑いわでなかなかにシンドいヴィーン滞在でしたが,ヤな思いをしたのは土地のせいではないし,ヤな思いのままで留めておくのも癪なので,また来ます。早く戻って来て上書きしたい。
そう,暑さは尋常ではありません。昨日の天気予報によると,今日の当地の最高気温は38度。日本の夏と同じです。ここまで気温が上がると,持ち前の乾燥した気候もなんの役にも立ちません。ホントにたまったもんじゃないですよ。先週に限って云えば,絶対に東京の方が過ごし易かった筈。基本的に当地には冷房と云う発想がありませんからね。
空調…私の定宿にはあるけどね。ヘヘー…なんて喜んでても,これがノドを更に痛めつけるんよね…。昨日はひと晩中咳をし続け,ロクに眠れませんでした。

今日私は当地で我等が首相の辞任を知りました。地下鉄のホームに設置されているスクリーンでこのニュースが流れた…こんなしょうもないネタでもニュースになるんですね。それもこれも全ては3月11日,って事か?

と,前置きがかなり長くなりましたが,今日は将来中央駅になる,旧南駅跡地の一大再開発現場を説明・展望する施設を観て来ました。

咳をし過ぎて眼が回る中,荷詰めと云う未完の仕事を抱えています。でも不思議と今日もすぐ終わりそう。
シンドいので,早く片付けて寝よう…。






  

最寄駅を出ると早速工事現場が見えます。地下を通るSバーンの出入り口は既にきれいに整備されていますが,地上では今はこんな感じ。建設中の画が私は好き。現場に何羽もの鶴…なんてステキ。


  

   

   

当然現場に入る事は出来ませんが,近くに物見の塔が建ちました。バーノラマと云う,いかにも独語圏の者が思いつきそうな名前を与えられたこの施設に来れば,工事の概要と進捗状況を知る事が出来ます。まぁ来なくても情報はいくらでも手に入りますけど,最大の見せ場は別。“運賃”を払えば,エレベーターで最上階で展望出来るんです。駅舎に案内を出す程度には,当局は力を入れてるんでしょう。
ヴィーンには観光名所があり過ぎるからか,私の訪問時にはいかにも素人然とした外国人は見られず,土地の者っぽい人ばかりがいました。
ここでは15分以上いてはいけない事になっていますが,誰かどうやってそれを統制するんでしょうかねぇ。私は結構長居しましたよ。


  

  

これがその最上階からの景色。眼前に広がるのは工事現場だけではなく,勿論ヴィーンの町並みやアルプス(の端っこ)も堪能出来ます。
冬の方がきれいに見えるでしょうけど,多分洒落にならない寒さと風…。でも私,ここにはまた来るだろうな。

Montag, 21. November 2011

リンツ Linz

8月25日25時01分の書きかけ記事です。

お友達に会う為,今日はリンツに遠征しました。2005年以来のリンツ。
そしてヴィーンに戻ってから,別のお友達に会い,30分くらい前に戻って来ました。
明後日帰国するのでダブルヘッダー。でもこう云う忙しさは嬉しいものです。
うーん夜遅い。健全だったのはソフィアにいる時だけでしたな…。



  



  


人に会いに行く場合の常として,画像がこのくらいしかありません。美術館やケーブルカーを堪能した初回に比べれば何も観ていないに等しく,住んでいるお友達でさえも「これで観光終わり」と1時間やそこらで諦めてしまうほど,観光地としては小さい町です(規模で云えば国内ナンバー3)。
あまりにやる事がなく,お友達の家で昼食会と相成りましたが,素晴らしい景色を堪能出来る場所にあり,移動のシンドさを補って余りあるような事を言っていました。中央駅からトラムとバスを乗り継いで。しかもそのバスが実に少ない。しかもこのお友達は週に2度は他の町に遠出しているのです。いくら美しい景色を独占出来ても,私はここでは生きられない…。この中にはそこで撮った風景も含めてあります。