Mittwoch, 30. November 2011

この夏のヴィーン Wien

こんなようなタイトルで,ヴィーンに来るたびに記事をひとつ用意していますが,何しろ撮らないので,画としてはどんどん地味になって行きます。

今期最も撮ったのはプラーター…それでもこの程度です。ジャックラッセルテリア君は「いつかこれが全面撤廃されるかも知れない」と思いそこそこ撮ってますが,もう数シーズン見ているので,常設と思ってていいのか…そうなるとますます撮らなくなるなぁ。
今期目について気に入ったのが映画「人はどう生きるべきか(拙訳。日本に来ているかは知らん)」の広告。「何にも興味ないの?」「何が一番ヤな事?」もっとないか?次の訪問時には消えてるでしょう。探せばあったかも知れないけど…残念です。



   
  
   

  




 

 

これはなんなんだ?特定の地区の特定の通りにだけ,ゴッソリありました。

Dienstag, 22. November 2011

続続・ヴィーンの鉄道駅は工事中(2)バーノラマ Bahnorama

8月26日23時58分の書きかけ記事です。
当時の本文を読んで,この咳がつい最近まで続いていた事を改めて恐ろしく思いました。

風邪かと思っていたら重度の鼻炎でした。内科に足しげく通って最終的に匙を投げられ,医師は耳鼻咽喉科へ丸投げしました。結局そこで原因が見つかり,いまだに通い続けています。内科通院中も症状は進行していたワケですから,私の鼻は医師が驚く程ヒドかったようです。
先週,医師曰く気温の激変で鼻炎を悪化させた私は,現在受難のまっただ中におり,片鼻は呼吸も利かず片鼻は通り過ぎて痛いと云う最悪の状態。うー,なんとかならんか。


私は咳の化け物。
ケルンにいる時,気管支が狭くなっているのに気づきましたが,コホンコホンくらいの咳で済んでいました。
それがソフィアを経てヴィーンに来て以来,声が変わるほどにヒドくなりました。これは風邪を併発してるな…。
明日,成田行きの飛行機に乗ります。ノドは痛いわイヤな思いをするわクソ暑いわでなかなかにシンドいヴィーン滞在でしたが,ヤな思いをしたのは土地のせいではないし,ヤな思いのままで留めておくのも癪なので,また来ます。早く戻って来て上書きしたい。
そう,暑さは尋常ではありません。昨日の天気予報によると,今日の当地の最高気温は38度。日本の夏と同じです。ここまで気温が上がると,持ち前の乾燥した気候もなんの役にも立ちません。ホントにたまったもんじゃないですよ。先週に限って云えば,絶対に東京の方が過ごし易かった筈。基本的に当地には冷房と云う発想がありませんからね。
空調…私の定宿にはあるけどね。ヘヘー…なんて喜んでても,これがノドを更に痛めつけるんよね…。昨日はひと晩中咳をし続け,ロクに眠れませんでした。

今日私は当地で我等が首相の辞任を知りました。地下鉄のホームに設置されているスクリーンでこのニュースが流れた…こんなしょうもないネタでもニュースになるんですね。それもこれも全ては3月11日,って事か?

と,前置きがかなり長くなりましたが,今日は将来中央駅になる,旧南駅跡地の一大再開発現場を説明・展望する施設を観て来ました。

咳をし過ぎて眼が回る中,荷詰めと云う未完の仕事を抱えています。でも不思議と今日もすぐ終わりそう。
シンドいので,早く片付けて寝よう…。






  

最寄駅を出ると早速工事現場が見えます。地下を通るSバーンの出入り口は既にきれいに整備されていますが,地上では今はこんな感じ。建設中の画が私は好き。現場に何羽もの鶴…なんてステキ。


  

   

   

当然現場に入る事は出来ませんが,近くに物見の塔が建ちました。バーノラマと云う,いかにも独語圏の者が思いつきそうな名前を与えられたこの施設に来れば,工事の概要と進捗状況を知る事が出来ます。まぁ来なくても情報はいくらでも手に入りますけど,最大の見せ場は別。“運賃”を払えば,エレベーターで最上階で展望出来るんです。駅舎に案内を出す程度には,当局は力を入れてるんでしょう。
ヴィーンには観光名所があり過ぎるからか,私の訪問時にはいかにも素人然とした外国人は見られず,土地の者っぽい人ばかりがいました。
ここでは15分以上いてはいけない事になっていますが,誰かどうやってそれを統制するんでしょうかねぇ。私は結構長居しましたよ。


  

  

これがその最上階からの景色。眼前に広がるのは工事現場だけではなく,勿論ヴィーンの町並みやアルプス(の端っこ)も堪能出来ます。
冬の方がきれいに見えるでしょうけど,多分洒落にならない寒さと風…。でも私,ここにはまた来るだろうな。

Montag, 21. November 2011

リンツ Linz

8月25日25時01分の書きかけ記事です。

お友達に会う為,今日はリンツに遠征しました。2005年以来のリンツ。
そしてヴィーンに戻ってから,別のお友達に会い,30分くらい前に戻って来ました。
明後日帰国するのでダブルヘッダー。でもこう云う忙しさは嬉しいものです。
うーん夜遅い。健全だったのはソフィアにいる時だけでしたな…。



  



  


人に会いに行く場合の常として,画像がこのくらいしかありません。美術館やケーブルカーを堪能した初回に比べれば何も観ていないに等しく,住んでいるお友達でさえも「これで観光終わり」と1時間やそこらで諦めてしまうほど,観光地としては小さい町です(規模で云えば国内ナンバー3)。
あまりにやる事がなく,お友達の家で昼食会と相成りましたが,素晴らしい景色を堪能出来る場所にあり,移動のシンドさを補って余りあるような事を言っていました。中央駅からトラムとバスを乗り継いで。しかもそのバスが実に少ない。しかもこのお友達は週に2度は他の町に遠出しているのです。いくら美しい景色を独占出来ても,私はここでは生きられない…。この中にはそこで撮った風景も含めてあります。

Freitag, 18. November 2011

続続・ヴィーンの鉄道駅は工事中(1)

8月24日18時26分の書きかけ記事です。今日からヴィーン特集。やっとここまで来ました。


この夏の最終目的地,ヴィーンにやって来ました。
昨日どうにかソフィアに慣れ始め…たのですが,去りがたい思いを持つまでにはとても至らず,ただただこっちに来るのが嬉しいと云う気持ちでもって飛んで来ました。
もー,幸せです。

いつものように空港バスで移動したのですが,旧南駅の場所でボーっとしてしまい,現況をバッチリ観る事が叶いませんでした。
せめてこっちは…と,西駅を観て来ました。
私は年に1回は来ていますが,それでもこのへんの変わりようには驚かされます。もともとの駅舎は中をちょっときれいにして今後も供用されますが,その駅舎を挟むようにモダンな高層建築が建てられ,正面の幹線道路から見た駅舎両端の余白感と云うか吹きっ晒し感と云うか,風通しのよさそうなイメージは失われました。
正面左横の建物は下の縦長画像で御覧いただける通りスカスカなんですが,それでもないのとあるのでは全然違います。「なんとかしろよこのショボいの」とは昔から思っていたけれど,この結果は期待外れと云うか…。
駅舎の横の大型ビルは建築計画どおりだし,骨格だけなら既に去年観ていました。しかし,実際に肉付けされてみると,その存在感は鬱陶しく思えるほどでした。
どうせ容量を増すんなら地下でいいじゃんよ,主幹駅じゃなくなるんだし(これは言っちゃいけない事か)…。ま,だからこそなんでしょうかね。昼間人口の減少を留めたかったのか。 




  

左:駅舎を正面に見て右側の建物。
中:昔からの駅舎。「ショボい(特に内部)な,なんとかしろよ」とかつては思っていましたが,
保存維持されてみるとそれはそれでなんだか嬉しい。
右:案内図。

  

駅舎周囲の立ち入り禁止区域は前回の訪問時に比べてだいぶ少なくなりました。

  

内部も地味にいじってありました。もともと結構いい建材を使ってたんですね。磨いたのかな?
…つまり,こんな感想を持つくらい今まではなんだか煤けてて薄暗くてショボかったんです。
同じ物のはずなのにどこか違う。なんだかフレッシュでした。

  

左:私が最も嘆かわしく思っていたホームは手つかず。
中:駅舎から見たロータリー。今ではここで空港バスにも乗れます。
右:見よこの気温!!ソフィアから来て,唯一ゲンナリしたのはこの暑さでした。この日の予定までの空き時間は結構
あったんですが,西駅だけ観て部屋に戻ってしまったのはこのせい…。

   

これはこれでカッコいいんだけど,両隣に配置しなくてもよかったんじゃないか…?