Freitag, 28. November 2014

Bra Miljöval

5年ぶりのストックホルムでした。
この5年で結構色んな事を忘れるもので,昔は知っていたはずの事を着くと同時に思い出すには時間が経ち過ぎてしまっていたようでした。



Bra Miljöval。到着日,何気なく撮った物に移っていたこのマークについて,日本で見たお友達から訊かれました。
なんたる事か私,即座に答えられず…。


マーク自体は記憶にあって,何日かいる間に思い出せましたが,これは環境に負荷をかけない活動をして結果を出したと認められる事業体に与えられる,まぁ勲章のようなものです。認定するのは国内の自然保護団体で,監視?審査?の対象は化学製品,生活必需品(食べる物も使う物も),は勿論の事,物流・移動手段や保険にまで及ぶらしいです。
私は今までは出来上がった製品の安全性にだけ着目していましたが,多分彼等には完成品よりもそのプロセスの方が重要なんでしょう。改めて薄ーーく調べて,そんな気がしてきました。

Bra Miljövalの意味は「環境に良い選択」。名前を思い出しさえすればお友達にすぐに説明出来たものを…。


さて,私の上述した文章の中に「…は勿論の事,物流・移動手段や…」と云う箇所がありますが,物流云々も本来なら「勿論の事」の前に置いて当然だと思います。しかし,どうして私がそうしなかったかと言えば,この物流・移動手段の中に鉄道も含まれているからなんです。

日本には鉄道は環境対応型だとされる解釈がありますが,これは自動車に較べたらマシだし効率的だからと云う苦し紛れな言い分もに基づいているように思われます。…いや,これだって立派な理由ではありますが,なんと言えばいいのか…動かしている側はその事に胡坐をかいているだけなのでは?環境配慮の意識があるのだろうか?と云うところが気になるんです。完成品の性能機能に負うところが大きく,行動形態としては今までと変わっていないのではないでしょうか。積極性がないと云うか…。

この積極性を,Bra Miljövalを認定する団体は見ているような気がするんです。
スウェーデン国鉄の動力は自然エネルギー。アーランダ空港と市心を結ぶ列車に関しては100%だと案内モニタに表示されています。でも動力源だけに終わらない何か別の要因(車輛メンテの方法,手段,用具の組成等々)もあって,彼等はBra Miljövalを認定されたのではないかと…勝手に想像しております。…深読みし過ぎだろうか?



見難いですが,どちらの車両にもちゃんとBra Miljövalがついています。

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