Sonntag, 23. November 2014

現代美術館のニルス・ダルデル展 Nils Dardel och den moderna tiden

ストックホルムには自分が来なかった間に面白そうな美術館がいくつか出来てしていましたが,よりによって当局側の都合でそのどれにも入れなかった私は,昔馴染みの現代美術館と,並びの建築デザインセンターを観る事にしました。後者の事を私は建築博物館と呼んでいて,そう呼んでいたのは昔そんな名前だったからだと思うんですが,いつの間に「デザイン」がくっついたんだ?

この記事では現代美術館で催されていた,この国の画家,ニルス・ダルデルの特別展について申し上げます。
この美術館に来るまでダルデルの名すら聞いた事がなかったんですが,作風で19世紀末を生きた人だとすぐに判りました。素晴らしく病んでます。いい闇持ってます。この人の作品自体を大好きにはならなかったものの,闇の深さや世界観はイイ!強烈な印象を受けました。

展示品の撮影が許可されていたので,一部記録してきました。



左:黒服の男を殺す緑の寝間着の女
右:死の舞踏

 

死神の遣い-乾杯 (かなり訳に自信ナシ)



溺れ死んだ女



墓場のフィリップ
(これが飴缶のデザインとして使われたらしいオシャレさ…)



サンリスの埋葬


この他にも殺した人間の切り落とした生首を蹴るシーンとか,特定人物のイマワの際とか,まーー時代性に完全に則った作品が多く並んでいました。このとおり配色は明るめなので逆に退くと云うか……私はこの世界,大好きですけどね。印象派が大好きな日本人にはまず受け容れられる事はないでしょう。
 


Keine Kommentare: