ガイドに載らないストックホルム
って別に夜遊び場とか危険な場所のハナシをしようというのではないんですけどね。
ナカナカなのに,もっといい他のポイントに紙面を割かれていまいちフィーチャーされにくい,そんなスポットをここでお見せしましょう。
グローベン。
巨大なガスタンクのようなこれは,各種イヴェントを行うアリーナ施設です。収容人員数,規模ともに世界規模で見ても度肝を抜かれる物件である様子。ストックホルムの南部では,いたるところでテッペンが見え隠れしています。
この名の駅とアリーナの間にはグローベンシティと云う商業施設があります。歩き方を指南するあのガイドブックでは確か区別されていなかった(買い物する場所も"グローベン"だった)ように思われますが別物みたいですな。
このグローベンシティは, 高感度気取りの雑誌系ガイド各種や北欧のスタイルを崇拝する書にはまず登場しません。ごくごく庶民的な,特に日本の観光客なら行きたがらないであろう品揃えです。ヴィーンで云えばガソメーターと同等かな。
一方のアリーナはと云うと,建築本がリスペクト心丸出しで取り上げる傑作。どう傑作なのかは素人の私では解りません。でも兎に角,その道の人なら萌えてしまう建築物であるようです。ホームページに詳らか也(でもこの情報についてはスウェーデン語しかない…)。
エステルマルムのサルハール(スイマセン,発音に自信はありませんが)。
屋内市場みたいな感じですね。中はこの画像の通り。
ナカナカ楽しい施設なんですが,この手の物と云うと,ガイドブックではヒョートリエット(→)ばかりを取り上げていて,見た事がないんです。
エステルマルム自体はスカしたガイドには必ず出ていて"ちょっとスノッブなオシャレエリア"みたいな地位を与えられているのにもかかわらず。
実は私,10年前の訪問でこれを偶然に見つけたんです。非常に気に入ったんですが,名前も場所も把握せずにいた物ですから,どこにあるのかまるで判らなかったんです。
で,地図を見て,道の伸び方が似ている別の場所を「ここだろう」と思い込み,向かったのですが完全に間違い。でもそこから歩き進めるうち,なんと辿り着いたんですね。我ながら大したもんだった。
因みにサルハールとは固有名詞ではないみたいで,別エリアにもこの名の施設はあるそう。しかも同カテゴリーの店とも限らないみたいです。次回行ってみましょう。
地下鉄カーラプラン駅周辺。
上記サルハールはここにあるのだろうと間違えて降りた駅がカーラプラン。
目指す建物が見当たらないので,仕方なく次の目的地,エステルマルムの中心地区を目指して歩き始めると,そこかしこにステキなお店。
ストックホルムをもっと知ってからでは「これで普通だ」と思ったでしょうが,まだそれに気付く前だったので,「なんだここは」と驚いてしまいました。そして同時に「どうしてこんなステキな場所がガイドに載らないんだ」と疑問した物です。この点も,より詳しく観た後では「あの程度では載らない。もっとまとまった場所が優先されるのは仕方ない」と思うに至ったのですが…。
いや,でもだからと云って物足りないって事はありません。数はガイド級のスポットには負けますけれど,それぞれがとてもステキな店でした。もっと写真を撮ればよかった…。
そしてこれは宿題。
ロスラグ路線と云う,なにやらショボい路線です。Sバーンの類みたい。短くて小汚い水色の車輌がチンタラと走っていました。植物園のすぐそばを通っていました。
乗ってみようか…と時刻表を見たら尋常でない時間,待たなければならない時間帯だったので断念しました。どこを通ってどのくらい活用されているのか,まったく情報がありません。これも次回,乗ってみようか知ら。
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