Mittwoch, 11. August 2010

ベルヴェデーレ宮「眠れる美女」展 Schlafende Schönheit im Belvedere

今日私はベルヴェデーレ下宮へ。ここで開かれている特別展「眠れる美女」を観に行きました。
レイトンの「Flaming June, 1895」に反応して。但し,ものすごく期待していたワケではありません。時代的にはバッチリ私の好みだけど,しょせん美人画展なんじゃないの?と斜に構えておりました。他に大事な用事が出来たらいつでもこれを切ろうと思ってさえいました。


このようにやる気満々ではなかったものの,レイトンを出されてはやはり気になるので,水曜日だけは21時まで下宮は開いているので予め今日に狙いを定め,果たして実行に移すに至ったのですが…。

感激です!!切ってもいいやなんてどこのバカが言った?金日成じゃなくて,この為にヴィーンに来たんだホントはと言いたくなるくらい,私の心は動きました。実際には来るまでこんなステキな展覧会が開かれているなんて知らなかったんですが,それだけに「やっぱオレ持ってる!」と図々しくも思いました。
だって,ここに展示されている絵画はプエルトリコの美術館から来たんですもの…今回ヴィーンに来なければ一生観る事がなかったであろう作品です。あまりの有難さにどうにかなってしまいそうです。

グレートブリテンと私の相性は悪く,2004年の公務出張を最後にあちらに渡ってはおりません。だから最近は,大好きなのにPRB作品とは御無沙汰です。たまに大陸の美術館で2,3作品観る事はありますが,その程度でした。
ここでバーン=ジョーンズ,ロセッティ,ハント,ミレイ,ムーア……なんたる幸運!!
この2週間でのいちばんの思い出になりそうです。



これは上宮ですけど。この中にはたくさんの19世紀芸術が展示されていて,実際には私にとっては
下宮よりもよっぽど上宮の方が大事なんです。今回ばかりは別でしたが。

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