Freitag, 6. August 2010

今日は8月6日

外で赤子の泣き声がします。新しい“入居者”だな。参ったなぁ,早く出てくれますように…。

さて,今日は8月6日。この行事が行われる日です。
私は「今年はいいや」と,部屋に戻ってしまいました。軽装でちょっと寒かったのもありまして。
リンクした記事を書いた時は無知でした。この行事,原爆が投下(←広島に)されたからこの日に行われているんです。
今日はそれこそ「NIE WIEDER HIROSHIMA (ノーモアヒロシマ)」をスローガンに関連団体がシュテファン大聖堂前の広場(この町で最も多くの人間が通り過ぎる場所ではないかと私は思っている)で演説を繰り広げていました。


私は原爆投下には勿論大反対ですが,それを引き合いに出して「だから私達は平和の尊さを知っているんです」ヅラをする事は大東亜共栄圏構想の犠牲になった周辺国の民を忌々しい気持ちにさせるんじゃないだろうかと思うんですよ。
この行事をオーストリアの団体が行っているのもまた,私には複雑です。オーストリアは戦時中は親ナチで具体的な協力も積極的に行っていたワケですよ。ドイツがジャイアンならオーストリアはスネ夫,みたいなもんだったのかと。
戦後叩かれに叩かれた日本と違って,オーストリアが国家社会主義の犬だった事は世界的にはそれほどメジャーなネタではありません。そして日本と違ってオーストリアが表立って悪事を働いたワケでもありませんが,だからこそ永世中立の標榜やドレミの歌を隠れ蓑にして,日本以上に臭い物にフタをしてきた国とも言えるのではないでしょうか。

私はオーストリアが大好きだし,特別愛してはいなくても日本国籍を持つ者です。どうしたってこの国々の肩を持ってしまいます。だけど,オーストリアと日本の組み合わせで平和を唱えるのは,やってる側は純粋な気持ちでいるのだろうとは思いますけれど…複雑なんです。


マジメなハナシをした後でなんですが…。



ユーロを導入してから何年経った?敢えて名前を残したのか?

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