Sonntag, 31. Oktober 2010

十字架の丘(2) Kryžių kalnas (2)

ここには聖母像やキリスト像も数多く建てられています。
初めの記事で私はここを訪れる者の願いの深さについて言及しましたが,この像も十字架同様数多くのロザリオを提げられています。
私は神が寛容で全ての存在に愛を惜しみなく与えるものであると学びましたが,私のような狭量な者がここの像群を見ていると,ここまで期待を掛けられてはなんぼなんでも…と神が気の毒に思えてきてしまいます。

ここでは神が請け負った“重圧”の証拠物件を。上段では全景と近影をお見せしています。








十字架の丘に来る者はロザリオを捧げると先般申し上げましたが,十字架を建てて帰る者もいます。そのインターナショナル性たるや!マーゲーン・ダーウィーズまで見つかりましたけど…宗派どころか宗教まで問わないのか?…まぁかつては同一宗教だったと云う事は別として。あくまで現代のハナシとして。
最後に載せた十字架がニューカマーなんでしょうね。
以下ほんの一例。

  

    

  

    

  

    
18.08. 05.20

Donnerstag, 28. Oktober 2010

十字架の丘(1) Kryžių kalnas (1)

Deutsch unten

8月19日23時58分の書きかけ記事です(独語学校の冬学期が始まり,更新が滞っております)。

リーガ到着時からずっと迷っていましたが,意を決して決めた遠足。
再び国境を越え,リトアニアに戻り,シャウレイ近郊の“十字架の丘”に行って来ました。

国境をまたぐ移動に関して,この地域では西の感覚が通用しません。
先ず,鉄道は一切期待出来ない。タテに並んだバルト三国を鉄道が貫通していないのです。考えられる!?
国内線ならそれなりに走っているものの,外に出ようと思ったらロシアかベラルーシにしか,行けないのですよ。なんたる事…。
その代わり…,いや,これが鉄道冬の時代の原因だと思うんですが,バスでどこにでも行けるようです。なかなかに充実している様子。
「充実」て…。私は全然思いませんでしたがね。と申しますのも,シャウレイ日帰りだとリーガ10時40分発,シャウレイ17時発と云う中途半端なスケジュールしか取れないのです(その他の可能性については現実味がない)。移動にかかる時間は大雑把に言って2時間。シャウレイからの公共バススケジュールに,完全に合致しません。ヒッチハイクはしたくないし,タクシーを使うしかない。私はタクシー嫌い。

と,悶々とはしましたが,ヴィリニュスに対して辛口評価をした私が再びリトアニアに来るのはいつなのか…やっぱりこんな近くにいるんだから今行っておかねば,と気持ちを固め,上記スケジュールのバスを取り,足許見てるに違いないタクシー料金を払って,行って来ました。

十字架の丘は,私が参考にした各種媒体から想像していたほど大きくはありませんでしたが,人々の信仰心,目的を含んだ上での祈る心,良くも悪くも…の執念深さ等等,を象徴する凄まじい数の十字架は圧倒的です。独立前(ここで言う独立についてはこちらを御参照ください)は連邦政府に目をつけられ,何度となく破壊活動が行われていたようですが,それにも屈せず人々は十字架を建て続けたそうです。今は十字架の持ち込みを規制する向きはないみたいですが,今後はどうだろう…と,どこかで読んだんですが,どこだったか…。

十字架にロザリオを提げて帰るのがここでのお約束のようですが,私の場合はタクシーの運チャンが有無を言わさず山のすぐ下に車を横付けしたので,ヴィジターセンターもロザリオ屋台も断念。お賽銭だけ,納めてきました。あまりの数のロザリオに本体が見えなくなっている十字架も多数。これだけの願をかけられてしまっては…神よ,重圧ではありませんか?


Ich fuhr bis zum sogenannte "Berg der Kreuze", in der Nähe von einer nordlitauischen Stadt Šiauliai (DE : Schaulen).
Es ist unmöglich, die Länder des Baltikums mit dem Zug durchzureisen. Internationale Züge (außer Estland) sind nur nach Russland oder Weißrussland. Stattdessen sind es viele Buslinien da, aber ich würde die Bahn vorziehen.
Es sind tatsächlich viele Möglichkeiten wenn man von Vilnius mit dem Bus oder natürlich mit der Bahn zu fahren, aber es dauert länger als von Riga. Deshalb habe ich mich den Ausflug von Riga entschieden. An diesem Tag hatte ich nur eine Möglichkeit; Riga 10.40, Šiauliai 17.00 (die Fahrt dauert ungefähr 2 Stunden). Vom schaulener Busterminal fährt ein Regionalbus bis zum Berg, aber nur 4 oder 5 Mal pro Tag. Mit meinem Plan musste ich verzichten, mit diesem Bus zu erreichen und nahm ein Taxi (45 LTL mit 30 Wartezeit, 55 LTL mit 60 Wartezeit).

Der Berg der Kreuze ist kleiner als ich vorher vorgestellt habe. Aber unzählbare Menge der Kreuze sind wahnsinnig überwältigend. Einer Information zufolge wurde der Berg in der sowjetischen Zeit öfter zerstört, aber die Menschen wurden nicht unterworfen.

Die meisten Reisende und "Pilgers" hängen Rosarium am Kreuz. Da der Taxifahrer direkt am Fuß des Berges das Auto angehalten, ich konnte es nicht machen. Stattdessen habe ich eine Münze auf einem Stein geschenkt.






  



  







  



  

   

十字架の丘報告,続編を用意してます。