Mittwoch, 22. September 2010

ウジュピス Užupis

ヴィリニュスにはウジュピスなる一画があります。共和国と呼ぶらしいです。
ヴィーン入りとヴィリニュス入りにはオーストリア航空機を利用しました(実際にはアワードフライトも含め,全ての手配をルフトハンザで行っております)。機内誌にここの事が載っていましたが,それを読んだ限りではコペンハーゲンのクリスチャニアみたいなもんなのかな,と想像しておりました(クリスチャニアには行った事ないけど)。自由人や芸術家が集まるコロニーみたいなもんで,ここでは“自治”が行われており,自由を尊重する人が互いへの寛容性を忘れず生活していると。
通りの壁には憲章がリトアニア語,ポーランド語,英語,ヘブライ語,ロシア語,おそらくベラルーシ語,フランス語,スウェーデン語,と,どうしても判らなかったナゾの言語(2段目中央)で示されています(どうしてドイツ語がないんだ!とムッとしたのは勿論私だ)。


ウジュピスとは「川の向こう」と云う意味らしいんですが,旧市街の東に流れる細いヴィルネレ川(遠方ではベラルーシ国境の役を果たしているという)を越えたところに看板があり,その先がウジュピス地区だと謳ってあります。
実際にはウジュピスを貫いて川が流れているようでもあります。川べりで寛いだり,泳いだり,カヌーだかなんだかに興じたりしています。芸術活動を知る事が出来る場所は既に閉まっていて,レストランと川でしか人を見ませんでした。
川では縦積みされた石を何度も観ました。こちら的な解釈に基づく意味が何かしらあるんでしょうけど…,私は三途の川を思い起こしてしまっておりました。

機内誌が採り上げたりガイドブックに載っていたりと,ここはそれなりに名所ではあるんでしょうが,フォーカルポイントは殆どありません。イケてる広場があるでもなく,土産物店が軒を連ねてもおらず(まぁ芸術家村に土産物屋ってちょっとガッカリするからない方がいいんですけど),観光客を釣るエサってなんなんだ?憲章だけズラズラ並べても仕方ないんじゃないか?




    

  

    

  

    



Montag, 20. September 2010

新しいヴィリニュス

スーツケースの鍵事件で旧市街に見切りをつけた私が新市街を目指す事にした事は既に申し上げましたが,これがその新市街の一部です。
旧市街を縦断し,ヴィリニュス市をうねりながら流れるネリス川を渡ると,東京によくあるピンポイントな再開発エリアみたいな一画が現出します。
古い建物の壁をむやみにきれいにする事を嫌う私ではありますが,新しい物が,新しいが為にピカピカしているのは大好きなのです。新市街の気は清新な感じがして好ましく,私にはむしろこっちの方が合ってるんだろうな,とも思います。ヨーロッパ人は古い事に価値を見出しますが,私のこの傾向は新築慣れした(地殻の都合で新築慣れせざるを得なかった)日本人の感覚なのかな?それは日本人の共通事項ではないのか…?


ここで大看板を掲げているのは主にノルディック国の金融機関で,これらの高層ビルに他のテナントが入っているのかについては知りません。europαと云うのは地域一番の品揃えを誇るんじゃないかと思う複合商業施設で,私はここで鍵を見つけました。店員のポテンシャルは低いですが,助かりました。

ヴィリニュスは2009年の欧州文化首都でした。3段目左のオブジェ?はそれを記念する物です。他にもあったんでしょうけど,私は「鍵」「暑い」以外の事は考えられず,見つけておりません。

まぁ,一応ここの名誉の為に申しておきますが,ヴィリニュスの旧市街は美しいですよ。鍵がないからって減点する私がどうかしてるんです。


  

    

  

  

Mittwoch, 15. September 2010

この夏のヴィーン

あまりに頻繁に来ていると,住んでいる場所の写真を撮らないのと同じような“症状に陥”りますので,私のヴィーンフォトに華麗な物や眼を引く物は殆どありませんが,ま,誰も撮らないような地味フォトをここで御覧に入れる事は出来るかなと思っています。これらもまた,シュテファン大聖堂やシェーンブルンと同じようにヴィーンであります。
シュヴェーデンプラッツにはなんとこんなリッパな乗船場(ブラティスラヴァに行けます)が出来てしまいました。裏はこのようなオシャレなデッキとレストランですけど,って事はここまで来なきゃ運河を見られなくなったって事じゃない。私はここの見通しと云うか風通しと云うか,が好きだったのに。今までどおりでいいだろうよ…。
こんな頑丈そうなの,南駅みたいに仮設のはずないですよね。ガッカリです。
ま,そんなこんなで,この夏のヴィーン。



  

  

    

  





私は毎日この扉の中で生活していました。開け閉めし難い扉に難渋し,
とうとう最後までスムーズに開閉出来ませんでした。
左掌に大きな傷があり,力が入らなかったせいもありますが,何よりたてつけが悪かった。
何度も来ていて,またどうせすぐ来るだろうに,やっぱりいつも去る時は寂しくなるものです。
やっぱり好きだー,ヴィーン。

今期のヴィーン報告はこれで終了。続いてヴィリニュスキャンペーンに移ります。

Dienstag, 14. September 2010

トゥルバ?君誕生オメデトウ! Tiergarten Schönbrunn (5)

私がヴィーンにいる間,具体的には8月6日の朝,シェーンブルン動物園で象の赤ちゃんが誕生しました。




美術博物館が軒並み閉まる月曜日を選んで9日にシェーンブルンに行った私ではありますが,その実に2日後に,その赤ちゃんは一般公開されたのです。
ゲッ!そんなすぐに…ほぼ毎朝観ていた「朝の情報番組」(オーストリアにもドイツにも,日本と同じような番組があります。キャストが日本に較べてうんと少ないので,すっきりと観ていられるのが高ポイント)は公開前日あたりから象君ばかりを採り上げ,私は「2日!!」と死ぬほど悔やしい思いをしました。

その翌日にヴィーンを出るんなら諦めもつきましたが,ヘタに滞在日数が残っていたので,悶々とした後,結局去る前日に再び動物園を訪れました。そう,オルブリヒを観にレオポルト美術館に行った日です。

私もアホだ…と思いつつ,象舎だけを目当てに再び高い入場料を払って動物園へ。果たして赤ちゃん,いました!大型犬くらいのちっちゃい象君が母チャンと思われる象さんの足下でチョコチョコやっていました。カワイー!
と,観る事は出来ましたが,いいアングルをと欲を出したが為,唯一のシャッターチャンスを逃して資料がございません…!




屋外で母子を観た後,室内に移動した彼等を追ってはみたものの,一向に現れる気配ナシ。となりにいたオッサンが業を煮やしたのか,掃除中の飼育員の兄さんに「ベビィは出て来ないのか」と訊いていました。兄さん,多分「寝ちゃったからね」と言っていたような…。
ここにいる左端の子もまだマックスに成長しきってはおらず,未成年クラスではありますが,勿論この子ではありません(この子は2003年頃生まれだったような気がする)。

その後もスケジュールが押していましたので,所期の目的は果たしたし,泣く泣く諦め,自分の記憶だけに赤ちゃんの姿を留め,退散しました。
嗚呼…無念。ホントにカワイかったのに…。

尚,名前については複数の候補を提示し一般人を対象にオンラインアンケートを実施しているところです。
有力候補はトゥルバ(競合するはラディかシャンベ)。私もこれがいちばんイイと思う。



[後日談]
その後,この子の名前は正式にトゥルバに決定しました。またトゥルバ君に会いに行かなきゃ。

Montag, 13. September 2010

美術博物館訪問記録

ヴィーンは美術博物館の町です。錚々たる“観光名所”からウッと来るような施設まで色々あります。
今シーズン,私が行ったところ。



   

左から

① ヴィーン市博物館。ヴィーンを舞台とした映画の特別展が目当てでした。
  時間配分がヘタで常設展示に時間をかけ過ぎてしまい,肝心の展はサーっとしか観られず…泣。

② バウムガルテンにあるシュタインホーフ精神病院内(敷地内にワーグナーの傑作あり)の常設と思われる展示
  第三帝国の一部だった頃,ここでナチ医学が実践されていたそうです。内容はともかく,展示は淡々。

③ 軍事史博物館。ナチに特化した物はよく観る私ですが,軍関係はおそらく初の試み。
  ナチとの関連で出向いたものの…戦車や軍用機は私のマストではなく,多分半分も堪能出来ていないのでは。
  フランツ=フェルディナント(今生きている彼等ではありません)の御車と着衣の前では足が止まってしまいます。

④ レオポルト美術館。特別展「ユーゲントシュティールとゼツェッシオン ヨーゼフ・マリア・オルブリヒ」が目当て。
  キャーー大変です!!この展覧会の存在を12日に知った私は13日,強行スケジュールで観に行って来ました。
  翌日ヴィーンを去るにあたり,荷詰めする必要がありましたが,知ってしまったからには断念するワケにはいきません。
  行ってよかった。…でも,感激は予想より薄かった…。




⑤ ヨゼフィヌム。ヴィーン大学医学部が管轄する,その道の展示施設。
  ここの真打ちはイタリアから取り寄せた(この表現正しいのか?)人体解剖のロウ模型。フル人体か部分(大抵は臓器見せの為の腹部)が
  ビッシリ並べられてます。好きな人にはたまらん施設だとは思いますけど,…私は目を合わせられなんだ。

⑥ 画像がありませんが,愚者の塔長年の夢を実現させました。
  ここも医学部管轄。ハイライトは病理標本です。ウフ。
  …ここでも私は目のやり場に困り(エロいからではない。グロいのだ),焦点を合わさんように合わさんようにと,そればかりに集中していました。


既にお話しした事ですが,

⑦ 応用美術館「金日成主席に捧ぐ花」展

⑧ ベルヴェデーレ下宮「眠れる美女」展


さすがに2週間いたから充実しています。ダラダラしなければもっと色々観られたとは思いますが,まあぁ何度も来ている町ですから,そんなにガツガツしなくても。