Montag, 31. Dezember 2007

そうだ,ブラティスラヴァ行こう Bratislava

ブラティスラヴァはスロヴァキアの首都。ヴィーンからは列車で1時間くらいの場所にあります。
クリスマスが終わった頃,つまりほんの数日前に突然思いついたプランです。当然,あれこれ調べる時間はありません。歩き方の指南書を参照する時間しか取れず,それによるとブラティスラヴァはヴィーンからの日帰り旅でもムチャではない程度の規模であると云う事でした。元々この指南書のこの手の物言いは大嫌いなんです。1日でいいなんて,本当にそうでしょうか。 この本の「1日で無理なく回れる」的コメント,勝手で傲慢で不躾で失礼で,兎に角気に入らないんですけど。
併し今回に関しては他に頼る所を見つけられず,不本意ながら歩き方の指南書どおりに行動しました。反抗心一切ナシ,言うとおりに歩きました。必訪ポイントである城には,冬期は確か入れません。真下まで上る事は出来そうでしたけど,「それは次回にしよう」とあるかどうかも判らない次回に譲る事にしました。雪で道が悪そうだったしね…。
ヨーロッパの都市らしく,ここでもジルヴェスターイヴェントの準備が行われていました。ヴィーンに較べたらスゴく地味そうですが。
ブラティスラヴァは地味な町です。プラハを擁するチェコと袂を分かってから,国そのものも地味になってしまった感があります。その上この雪天。ますます地味に見える…。



  

 

 

  

   



さて,ここからはヴィーンに戻って。
初日に申し上げましたが,我が部屋からは中庭を挟んだ先の建物で行われている事がよく見えます。
今日が3泊目ですが,個人の住居でもないのに夜遅くまで誰かしら人がいて(習い事教室みたいに見える),私の初日は最低十数人でダンスの練習(?),翌日である昨日は1人か2人で飾りつけっぽい室内作業,今日はまた20人強でいまだに集会。多分新年を祝う企画なんでしょう。年齢層は高い。
この記事の執筆中に年が明けました。彼等はそのうち乾杯らしき事を始め,ワルツを踊り出しました。今は収まっておりますが,一向に帰宅の気配はありません。
私の2008年は,毎年お定まりの独墺共催ムード歌謡と伝統音楽の混在した番組で始まりました。「このままじゃイカン」と,すぐ映像をブランデンブルク門に切り替えましたが…。

赤いヴィーン

今年はなんだかとても赤かったんです,ヴィーン。
初心者観光客なら必ず通るエリアでは今シーズン,こんなドハデな電飾が設置されていました。
この画像では大してハデに見えないかも知れませんが,実際はスゴかったんですよ。
ここを通ったせいでしょうか,なんだか今期は赤が眼について眼について。
つい赤探しなんてしてしまいました。

あぁ,改めて言うまでもない事ですが,私が言及しているのは色としての赤だけです。「Rotes Wien」じゃありませんので悪しからず。











  





これは本当はピンクなんです。ヴィーンでは辻ごとにあるんじゃないかと思うくらいたくさんあるドラッグストア,BIPAです。コンセプトと云い出店状況と云い,私はMツモトKヨシとブリテンの*OOTSの中間くらいの存在じゃないかなと思っております。

Sonntag, 30. Dezember 2007

福龍君お預け Tiergarten Schönbrunn

今日はヴィーン訪問の第一目的,シェーンブルン動物園に行って来ました。
子パンダには会えまいと思いつつでしたから,不毛と云えば不毛でした。
併しそこは動物園ファン,結局閉園時間までいて,応用美術館コープ・ヒンメルブラウ特別展を逃した私は大馬鹿者です。動物君なら次に来た時でも会えただろうけど,特別展は再訪をどんなに急いでももう終わっています。私には目の前の課題に丁寧に取り組み過ぎる傾向があります。悔やんでも悔やみ切れん…。

と,云う悲しい思いが底にある事を前提に,この愛らしい動物君たちを御覧になってください(動画上:笹を喰らう―この表現が適切―子パンダの親,下:意外と太いペンギン君の鳴き声)。特に感動的だったのはネコ科の猛獣エリア。アクリルガラス一枚を隔てただけの至近距離を虎さんやら豹さんやらチーターさんやらが歩いたりボウリング球のような遊具を転がしたりしているんです。カッコいい!!あれだけの為に,また来てもいい。
















ところで去年から今年にかけて,ベルリン動物園クヌート効果で荒稼ぎしたと思いますが(動物園の維持には相当の予算が必要だとは承知しているし,その為なら高い入場料も喜んで払うが),ヨーロッパ一番人気(のアイドルを擁する)の動物園の座はすぐにでもこちらに奪われる事になるんじゃないでしょうか。
パンダの子はそのうち公開されるでしょう。その上ここではホッキョクグマの双子が最近生まれているのです。クヌート君はもう大きくなってしまったし(わざわざ観に行った私。大きくなってもクヌート君は好きですよ勿論),一人っ子よりも双子の方が客は喜ぶと思いますし。
因みにパンダの子の名はFuLong。と云う事は,名前の意味を考えても“福龍”なんだろうなと睨んでおりました(カケラほど残っている中国語知識による)が果たしてその通りでした。当局によるドイツ語訳の説明ではちょっと物足りない(漢字の奥深さが伝わって来ない)思いもしましたけどね。

Samstag, 29. Dezember 2007

寒い

そんなワケで,過日の宣言どおり,飽きつつもまたやって来ましたヴィーン。
着陸前の機長さんの情報によると,今日のヴィーンは日中でマイナス4℃。もぅ,これを聞いただけでワクワクしました。これはヘルシンキよりも寒いぞ,と※。
上空から見たポーランドの大地が真っ白だったので,聞く前からこれは期待出来るかな?と考えたものでしたが果たして予想通り。嬉しいです。寒いところは寒くなければなりません。
勿論気温は高い方が身体的にはラクなんですが,いくら高くたって寒い事には変わりがない。それならいっその事,力いっぱい寒くなって欲しい(死亡者が出るほどの寒波を望んでいるのではないが)。そして,その願いは今日のところは叶えられているワケです。

※但しこの場合は今週のヘルシンキに限ります。なんと,私が行く来週火曜からゼロ℃を割ってここと似たような気温になるらしい。


マフラーも帽子も用意してあったのですが,「今日のところはよかろう」と手袋一丁で外出。いやー,ここまで寒いと頭の冷えは堪える。それと云うのも本日,機内空調と直射日光による蓄熱で身体に不調を来し,集中力が殺がれて何をしてもすぐに飽き,初日にして胃薬のお世話になってしまったからです。こっちに来ると寒さが嬉しくて,よっぽどの事がなければ外出をサボったり短縮したりはしないんですが,機内で調子を崩した後だったので,抵抗力(←なんのかは説明し難い。病気とかばい菌以外の何かに抵抗する力。精神力含む)が低下した身体ではあまりいつまでもフラついていない方がいいと判断し,宿に戻りました。


さ,今度はその宿について。
今年も去年同様スタートダッシュが出来ず,自分が行動を起こしたときには常宿が満室になっていました。それで他を当たりましたが,これがまた素晴らしいデザインホテル!こう云うカッコいい路線のホテルには,ヴィーンでは泊まった事がありません。これが当地唯一のデザイン物件だとは思いませんが,私が泊まる宿は「清潔で気分よく使えるけど,インテリアが垢抜けない」と云う感想を持つ物ばかりでした。
客室は緑を基調にシブくまとめられ,とても大人っぽい。そして広い。
ギョっとするのはアクリル板で囲まれ,部屋入り口のまん前に配置されているシャワーブースです。この部屋に親しい他人(例:友達)同士や親と一緒に来たらタイヘンだろうなァ。
私はホテルのウェルネス施設を利用したことがなかったんですが,フロントでサウナがあると教わって,珍しく興味を持ち(やはり次にフィンランドが控えているからか),見に行ったところ,サウナよりむしろローマ式蒸気風呂,つまり蒸し風呂か,が気になって。アロマの蒸気なんです。これは素晴らしい,と利用してみました。温度はサウナの半分で湿度100パーセントだからムリがない。充満する芳香もステキ。非常に気に入って,毎日通いたい気分になりました。
今日着いたところで全てを判断は出来ませんが,今日受けた印象は相当イイです。最寄りの交通機関から宿に着くまでに男が喜ぶ男の為の“ショップ”の前を数件通過しなければなりませんが,この宿が出来たことによって,あたりの環境も変わると最高です。この宿は本来ならそんな遊興には眼もくれない(フリをする)スカした人々の集うエリアにあって然るべきだと思うから。
向かいの建物の一室で大人子供が集まって遊戯だかフルーツバスケットだか,兎に角何かを夜遅くまでやっていました(下段左の写真。少なく見えるけど,実際には十数人はいた)。


  


あぁ,眠くなった。そろそろ寝ますわ。

Freitag, 28. Dezember 2007

酔狂住宅団地2007

そして,これが去年も行った住宅団地
今年も結構な人手。いっちょまえに交通整理までするんです。それなら地図でも作れやと思うんですがねぇ。




  



去年の写真を見ると,各家庭ではほぼ同じ電飾を繰り返していると云う事が判ります(今シーズンは失敗率が高く,このくらいしか写真がないんですが,内容は大体同じでした)。
まぁ,一度買ったら暫く使えるし,そう毎年更新出来る物でもないでしょうから仕方ないと言えばそうなんですが,全く無責任に“観光客”として出かけている者としては,変わり映えしないのはちょっとつまらないんです。

ホッ。この記事,渡航前に仕上げられてヨカッタ。