Samstag, 29. Dezember 2007

寒い

そんなワケで,過日の宣言どおり,飽きつつもまたやって来ましたヴィーン。
着陸前の機長さんの情報によると,今日のヴィーンは日中でマイナス4℃。もぅ,これを聞いただけでワクワクしました。これはヘルシンキよりも寒いぞ,と※。
上空から見たポーランドの大地が真っ白だったので,聞く前からこれは期待出来るかな?と考えたものでしたが果たして予想通り。嬉しいです。寒いところは寒くなければなりません。
勿論気温は高い方が身体的にはラクなんですが,いくら高くたって寒い事には変わりがない。それならいっその事,力いっぱい寒くなって欲しい(死亡者が出るほどの寒波を望んでいるのではないが)。そして,その願いは今日のところは叶えられているワケです。

※但しこの場合は今週のヘルシンキに限ります。なんと,私が行く来週火曜からゼロ℃を割ってここと似たような気温になるらしい。


マフラーも帽子も用意してあったのですが,「今日のところはよかろう」と手袋一丁で外出。いやー,ここまで寒いと頭の冷えは堪える。それと云うのも本日,機内空調と直射日光による蓄熱で身体に不調を来し,集中力が殺がれて何をしてもすぐに飽き,初日にして胃薬のお世話になってしまったからです。こっちに来ると寒さが嬉しくて,よっぽどの事がなければ外出をサボったり短縮したりはしないんですが,機内で調子を崩した後だったので,抵抗力(←なんのかは説明し難い。病気とかばい菌以外の何かに抵抗する力。精神力含む)が低下した身体ではあまりいつまでもフラついていない方がいいと判断し,宿に戻りました。


さ,今度はその宿について。
今年も去年同様スタートダッシュが出来ず,自分が行動を起こしたときには常宿が満室になっていました。それで他を当たりましたが,これがまた素晴らしいデザインホテル!こう云うカッコいい路線のホテルには,ヴィーンでは泊まった事がありません。これが当地唯一のデザイン物件だとは思いませんが,私が泊まる宿は「清潔で気分よく使えるけど,インテリアが垢抜けない」と云う感想を持つ物ばかりでした。
客室は緑を基調にシブくまとめられ,とても大人っぽい。そして広い。
ギョっとするのはアクリル板で囲まれ,部屋入り口のまん前に配置されているシャワーブースです。この部屋に親しい他人(例:友達)同士や親と一緒に来たらタイヘンだろうなァ。
私はホテルのウェルネス施設を利用したことがなかったんですが,フロントでサウナがあると教わって,珍しく興味を持ち(やはり次にフィンランドが控えているからか),見に行ったところ,サウナよりむしろローマ式蒸気風呂,つまり蒸し風呂か,が気になって。アロマの蒸気なんです。これは素晴らしい,と利用してみました。温度はサウナの半分で湿度100パーセントだからムリがない。充満する芳香もステキ。非常に気に入って,毎日通いたい気分になりました。
今日着いたところで全てを判断は出来ませんが,今日受けた印象は相当イイです。最寄りの交通機関から宿に着くまでに男が喜ぶ男の為の“ショップ”の前を数件通過しなければなりませんが,この宿が出来たことによって,あたりの環境も変わると最高です。この宿は本来ならそんな遊興には眼もくれない(フリをする)スカした人々の集うエリアにあって然るべきだと思うから。
向かいの建物の一室で大人子供が集まって遊戯だかフルーツバスケットだか,兎に角何かを夜遅くまでやっていました(下段左の写真。少なく見えるけど,実際には十数人はいた)。


  


あぁ,眠くなった。そろそろ寝ますわ。

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