宿題…
毎年夏休みに私はドイツ語の学校に通っています。ドイツにいない今年も例外ではありません。
学校を選ぶに当たり,御学友の意見を参考にしました(殿下,感謝いたします)。御学友の情報どおり,私が今通っている学校は手堅くてマジメ。宿題をガッチリ課されます。今も宿題から逃げたくて,この報告をものしております。
私は14番教室で授業を受けています。15番まであったかな?全ての教室が使われているとは思いませんが,それにしてもなかなかの規模です。
初級は勿論上級にも対応しているこの学校では,レベルチェックは申し込み時にオンラインのテストを受けるだけで終わり。口頭と云う発想はないみたいです。私は今まで常に上級にいましたが,ここでは中の上。オンラインのテストにたまたま答えられない問題が多かっただけで。講師が喋ってみない事には正しいレベルなんてわからないと思うんですがねぇ。
ちょっと不公平な気はします。
自分が実際に通ってみて,他の生徒から内情やトホホなネタを聞く事になり,明らかになったのは。
①申し込み者の数が多過ぎてきめ細かいテストが出来ない。だから一括オンラインにせざるを得ないようだ。
②このテストでしかチェックされない為,逆に大ウソをつく事も可能。独語経験ゼロの申し込み者が当てずっぽうでかなりの高得点を叩き出し,上級クラスに配置されてしまったそう。その後この人物がどうしているかは調査が及んでいませんが…。
これからまだ,学校のネタは聞けるだろうか。何か聞き込めたら随時発表いたします。
尚,私と同じように本来のポテンシャルを活かす事無く中級に入れられてしまった生徒がいます。よく出来るし発音もきれいです。私はこの生徒と主にコンビを組んでいるので,まぁ運が良かったかな。
使っている教科書を見ただけでも,「自分はこれより上だ」と傲慢にも思うワケですけど,仕事量が多いので,実際のレベルでやったらキツかったかも知れないな,とも一方で思います。
私のクラスには13人の生徒がいて,国籍はボスニア1,中国1,フランス1,イラン1,イタリア1,日本2(私を含めて),ポーランド1,ルーマニア1,ロシア1,セルビア1,スロヴァキア2。
物凄いです。この東向きな感じ。ドイツの学校でこの編成は見た事がない!どうもオーストリアではこれで普通らしいけれど…。
まぁ一切スペインっ気がない事は幸運だったと言わざるを得ません。このレベルだときれいな発音が出来ない生徒が集まる(実際私は今スラヴ訛りに苦労させられている)から,相当キツかった事でしょう。
スペインと言えば…。
私がこのカール教会の前でフラフラしていたところ,スペイン人につかまり,自分の写真を撮って欲しいとスペイン語のみで意思表示されました。
私はスペイン語なぞ解りませんから,独語にちょっとだけイタリア語を交えて不毛な応対をしていたんですけど(ここは独語圏だもの,私は間違ってないわよねぇ?),さすがに写真撮れくらいなら態度で解りますから,仕方なく撮影に協力。グラシアスまで,コイツはスペイン語だけで押し切りました。英語の国の人間並みの傲慢さ。図々しいなぁ,強いなぁ。私はこれを兼ね備えていないから,いろんな外国語に手を出したくなるんですけどね。
アパートのそばに停まっていた車。オーナーとは友達になれそうだ。
3 Kommentare:
やはりウワサどおりにマジメな学校なんですね。お勧めしなかったがわ母校に在籍中、転校を考えその第一候補に挙げていたこの学校でしたが、シュターツオーパー通いを日課としていた身には、宿題をこなすことは不可能と判断し、そのまま「ぬるま湯」に浸かり続けました。
レベルチェックはオンラインだけ...ネット普及以前だったら筆記試験だけってことですよね。ちょっと不十分かな。ただ、ご学友に恵まれたようでなによりです。
それにしてもクラスの面々、とてもウィーンらしいですね。ご近所さんの出身国といっても違和感ないくらい。でも、スウェーデン人がまったくいないなんてちょっと寂しい。某校では考えられない。というか、あそこが異常なだけなんだろうか。
最新情報、ありがとうございます。今後、機会があれば参考にさせていただきます。あるかなぁ?
ヴィーンを出るまでに学校ネタが充実しなかったので,ここで補遺をしておきます。
一度投稿したらコメントが「Too long」とダメを出されたので,念の為分割払いに改め再挑戦です。
結局私はよほどの事がない限り日本にいる時と同じ姿勢でおりました。
…当たったら運が悪い。
アルバイツブーフの小問題が大量に課せられ,席順に答えを言わされていたので,行きの71番(せいぜい10分)か授業開始直前に必死こいて,もっとヒドいと実際の答え合わせ中当たる順番を計算して,がせいぜいになりました。
勿論後日ものしたクリムトプレゼンの時は睡眠時間を削って(午後の活動時間は削らず!)取り組みましたが,講師の手口を見破ってしまえばこう云う小ズルい手を使ってもどうにかなりました。上級ではキツかったろうから,私もぬるま湯に甘んじた事になります。
ダメですね。わずか2週間の学校生活なのにこうでは。
さて,これだけの“名門校”でもやはり講師に当たり外れはあるようで,私はどうやら貧乏クジを引いたようです。
勿論1人の講師にしかつかなかった我が短い滞在では比較対象もありませんが,顔はきれいだけど若過ぎたこの講師(バイエルン人)は経験値の低さから半分以上の生徒から不満を持たれ,中にはあからさまに態度に表す者もありました。
「①教え方がヘタ ②生徒からの質問にウマく答えられない時は ⅰ他の出来杉君に振って代弁させる ⅱ逃げる」点で何度も欠席裁判。
併しこうした不満は他の優れた教員と比較した時に発生するワケですから,原告団はそれまでに幸せな学習をしていたって事ですよね。
続く。
続き。
1通目で「Too long」と書いたのは正しくは「Too large」でした。半分のサイズにしたのにまた出ました。前はこの程度でもダメとは言われなかったのに…。
Bloggerを使っていると,時々普段は入るhtmlが完全拒否される事もあるし,素人の私には何がなんだか解らない事多し。
本題。
講師,初日に1人のクラスの生徒に自分の出身地について喋らせ,他の生徒にその生徒の住む町を当てさせるゲーム?を行いました。
私はこの時,不毛な事をするなぁと思いました。全ての生徒が首都から来るワケではありません。正答を知ったところで盛り上がる筈もなく,半分以上はポカーンです。そしてまた,講師自身もポカーンなのです。
この失敗…こんなゲームをやろうとするところも経験値のなさから来ていたのかも知れませんね。
併しこの原告団,自分をかつて受け持っていた教員と外ですれ違ったりするととても嬉しそうで,楽しげに会話していました。やはり全ては講師次第か。でも,彼等の姿から貧乏クジを引く確立はそんなに高くはないんじゃないかと云う思いは持ちました。
現地でお友達になった人はこの地で独語を志し,今は働いています。この人も「いい学校だと思う」と言っていました。結局は大学に通ったようですが,色々学校を検討した中でそう思ったんでしょうね。
なんだかアタクシ潜入スパイみたいですが…参考になりましたか?
ま,立地は殿下にはサイアクですね。オパーには近いし,すぐ裏はムジークフェライン(こっちはどうでもいいのか?)。煩悩を消す事は出来ますまい。「帰りがけに寄りやすい」のは別として(カノッサの屈辱をやるにはいい時間帯かも知れません)。
…おっと近くの手芸店にショッキングピンクとベビーピンク(或いは透明)の化繊ミシン糸を買いに行かねば。1年半手付かずの作業室用にカーテンを縫います。
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