Dienstag, 17. Dezember 2013

食べる幸せ

度々申し上げている事ですが,スラヴの料理が私は大好きでして,食に限ってはドイツとは比べ物にならないくらいの満足感を得ているワケですが,その切っ掛けになったのは2002年に出くわしたポーランド料理でした。期待も高く11年振りにポーランド入りしたのに,グダニスクの大衆食堂事情に死ぬ程ガッカリさせられましたが,それでもやっぱり,食べ物に限っては「来てヨカッタ」と思う事はありました。


到着翌日にはさっそく。お国の料理ですが,これは菜食主義の店で頼んだ物。
餃子型の物はピエロギ。これは揚げですが,よく見るのは蒸し。中身次第ではデザートにもなりますが,私はこうして主食?として食べる方が好き。餃子と同じですから中身は主に蛋白質。この店の場合は勿論野菜です。何もそこまでという妙な酸っぱい掛け物(シーザードレッシング様にヨーグルトを足したような。残念ながらスメタナではない)とディルが実に気分です。地獄のような赤いスープ。これがまたもぅ…!ポーランドのスープの具の量,種たるや半端なものではありません。これだけでも栄養学的には十分そうですが,なんのなんの,欲を出して色々食べるのだ。



クヴァスはビールの原料でつくる発酵飲料。ロシア物だとばかり思っていましたが,上記の店でリトアニア物を発見。嬉々として注文しましたが,私のポーランド人のお友達はこれを知りませんでした。一般的ではないのかも知れません。
そしてこの…おイモ様。ホテルの朝食だったのでポーランド物とは言い難いんですが,こんなに美味しいのは食べた事がない!惚れ込んでしまいました。このタイプが供されている間は連日お代わりしておりました。




ソポトのポーランド料理店でコースっぽく食べた一式。このスープはジューレク。味から原材料を推測出来ない私にはよくわかりませんが,これまた私が2002年に心を奪われたスープです。具の間に液体を流し込んだようなスタイルはこれも同様(ちょっと画が荒れていますが…)。
白身魚のムニエルにはこれでもかとばかりの人参とポテトフライの添え物。それからここではデザートとしてのピエロギ。中身はイチゴです。割ると果肉入りイチゴジャム的内容物がドロリと出て来ます。何十分も待たされてすっかり意欲をなくし,惰性で食べた因縁の…(オオゲサ)。

食に関してもまた,今思い出しても怒髪天を衝きそうな事がありましたが,書きながら思い出すと止まらなくなりそうなんで割愛。




スーパーの総菜コーナー。アパートでなくホテルにいたので諦めましたが,こう云うところで買って持ち帰って,台所で拡げて皿に盛って食べて…なんて出来たらよかったなぁ。

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