マルボルク Malbork
7年も前ですが,私は「世界の車窓からと私」と云う記事を書いておりました。
自分が行った年に行った国を番組がフィーチャーすると云う奇縁について,その後は特に意識する事もなく過ごしていた気がしますが,先週からポーランドを移動しているこの番組を観て,それを思い出した次第です。この番組が前回ポーランドを回ったのが私の初渡波の年,それ以降今年までは採り上げられていない筈であり,しかも今回はグダニスクで旅を始めてる!それまでのノルウェーとスウェーデンよりも注目してしまっております。
自分が行った年に行った国を番組がフィーチャーすると云う奇縁について,その後は特に意識する事もなく過ごしていた気がしますが,先週からポーランドを移動しているこの番組を観て,それを思い出した次第です。この番組が前回ポーランドを回ったのが私の初渡波の年,それ以降今年までは採り上げられていない筈であり,しかも今回はグダニスクで旅を始めてる!それまでのノルウェーとスウェーデンよりも注目してしまっております。
遡れるだけ遡って,この7年間に何度の奇縁があったのか調べてみましたが,
2007年 チェコ(とスロヴァキア)
2010年 オーストリア
2011年 ドイツ ※但しこの時番組は「東部」に限定,私がいたのは西端
くらいのものでした。ドイツについては毎度お馴染みなんでカウントするのもどうかなとは思いますが(オーストリアに夏行く事は少ないのでこっちはよかろうもん)。
自己満足で始めてしまったここからの記事では,どう云うワケだか車窓チームに素通りされてしまったマルボルク城について申し上げます。
この地域ではお決まりのドイツ騎士団の遺産であるこの城は中世期に建てられ,その後だいぶ手を加えられたそうです。そして独ソ戦で完膚なきまでに痛めつけられて修復,再建築作業をしている点もまたこの国お決まりであります。
…そう,「している」のです。現在もまだ完成しておらず,外でも中でも,その様子を目の当たりにします。
この看板によれば,この地域にはたくさんの城があったようです。マルボルク城ばかりがフィーチャーされるのはここが世界文化遺産になったからか,城自体が最も観応えあるからなんでしょう。
ちなみに「車窓」には別の城(と言っていた気がするけど,修道院じゃないのかなぁ?)が登場しましたが,この地図には載っていません。ここだけでそこそこの数の城が載っていますが,…と云う事は,大なり小なり,この地域には相当数の城が存在するのでしょう。
ちょっと前からBloggerに載る画像が妙に大きくなったので,ここまで字を書いてしまうとひとつの記事がゲンナリする大きさになります。今日は城そのものには手を出さずに,少しばかりの町の記録をお披露目するとします。
地図もない状態でマルボルク入りし,城さえ見つかればと思っていましたが,人通りのある大通りを抜けたので,おそらくはあれが町の中心部だったのではないかと思われます。偉人像があり,お役所が建ち,レストランが並び。…それでも,どうにも地味でした。最下段左のこれは…刑務所か?と思われました。その横,勇者のようなイデタチの少年は間違いなく城帰り。勇者(まぁドイツ騎士団でしょうけど)やら姫様やらの,キッズ用コスプレアイテムが売られていました。少年,身に着けたまま帰るとは,よほど気に入ったのでしょう。
グダニスク中央駅の文字案内が読めない私に,そばにいたポーランド紳士が親切に色々教えてくれました。どれに乗ればいいのか,私の乗る車輌はホームのどのへんに来るか,マルボルクまでの駅の数は,等等。
紳士はその時,「マルボルク到着の直前に城が見えてくるから,その時降りる支度をするんだよ」と教えてくれました(どれだけ私を子供と思ったのか…)。これがその,車窓から見えた城。この町いちばんのフォーカルポイントは,これではないでしょうか。
あまりに長いグダニスク行きの列車の待ち時間。駅のまわりには何もなく,持て余しに持て余していた私をちょっとばかり助けてくれたのがこの子です。
広そうな敷地,民家なのか何かの施設なのかわかりませんが,その中で家(100人乗っても…級の豪邸)を持ち,自由に行動しています。そばには人間がいましたが,作業に追われている様子でこの子を構ってはいられなさそう。だから私のところに来たのでしょう。
「おぅ,ヒマなのか?なんか投げろよ。そしたら持って来てやっからさ」(クチ悪いですが,キャラ設定的にはこんな感じに思われました)とばかりに私の前で意思表示するも,投げられる物など何もなく,探している間に自ら何か持って来て「それ投げりゃいいんだよ,おら,やってみ」と私の前に置きましたが,結構な大物。そんな物は人様のお宅に向かって投げられません。代わりになりそうな木の枝をどうにか見つけたものの,飽きたのか作業中の人のところに行ってしまいました。「アイツダセえよ,まるで使えねえんだよ」とでも言ってたんだろうか…。
2007年 チェコ(とスロヴァキア)
2010年 オーストリア
2011年 ドイツ ※但しこの時番組は「東部」に限定,私がいたのは西端
くらいのものでした。ドイツについては毎度お馴染みなんでカウントするのもどうかなとは思いますが(オーストリアに夏行く事は少ないのでこっちはよかろうもん)。
自己満足で始めてしまったここからの記事では,どう云うワケだか車窓チームに素通りされてしまったマルボルク城について申し上げます。
この地域ではお決まりのドイツ騎士団の遺産であるこの城は中世期に建てられ,その後だいぶ手を加えられたそうです。そして独ソ戦で完膚なきまでに痛めつけられて修復,再建築作業をしている点もまたこの国お決まりであります。
…そう,「している」のです。現在もまだ完成しておらず,外でも中でも,その様子を目の当たりにします。
この看板によれば,この地域にはたくさんの城があったようです。マルボルク城ばかりがフィーチャーされるのはここが世界文化遺産になったからか,城自体が最も観応えあるからなんでしょう。
ちなみに「車窓」には別の城(と言っていた気がするけど,修道院じゃないのかなぁ?)が登場しましたが,この地図には載っていません。ここだけでそこそこの数の城が載っていますが,…と云う事は,大なり小なり,この地域には相当数の城が存在するのでしょう。
ちょっと前からBloggerに載る画像が妙に大きくなったので,ここまで字を書いてしまうとひとつの記事がゲンナリする大きさになります。今日は城そのものには手を出さずに,少しばかりの町の記録をお披露目するとします。
地図もない状態でマルボルク入りし,城さえ見つかればと思っていましたが,人通りのある大通りを抜けたので,おそらくはあれが町の中心部だったのではないかと思われます。偉人像があり,お役所が建ち,レストランが並び。…それでも,どうにも地味でした。最下段左のこれは…刑務所か?と思われました。その横,勇者のようなイデタチの少年は間違いなく城帰り。勇者(まぁドイツ騎士団でしょうけど)やら姫様やらの,キッズ用コスプレアイテムが売られていました。少年,身に着けたまま帰るとは,よほど気に入ったのでしょう。
グダニスク中央駅の文字案内が読めない私に,そばにいたポーランド紳士が親切に色々教えてくれました。どれに乗ればいいのか,私の乗る車輌はホームのどのへんに来るか,マルボルクまでの駅の数は,等等。
紳士はその時,「マルボルク到着の直前に城が見えてくるから,その時降りる支度をするんだよ」と教えてくれました(どれだけ私を子供と思ったのか…)。これがその,車窓から見えた城。この町いちばんのフォーカルポイントは,これではないでしょうか。
あまりに長いグダニスク行きの列車の待ち時間。駅のまわりには何もなく,持て余しに持て余していた私をちょっとばかり助けてくれたのがこの子です。
広そうな敷地,民家なのか何かの施設なのかわかりませんが,その中で家(100人乗っても…級の豪邸)を持ち,自由に行動しています。そばには人間がいましたが,作業に追われている様子でこの子を構ってはいられなさそう。だから私のところに来たのでしょう。
「おぅ,ヒマなのか?なんか投げろよ。そしたら持って来てやっからさ」(クチ悪いですが,キャラ設定的にはこんな感じに思われました)とばかりに私の前で意思表示するも,投げられる物など何もなく,探している間に自ら何か持って来て「それ投げりゃいいんだよ,おら,やってみ」と私の前に置きましたが,結構な大物。そんな物は人様のお宅に向かって投げられません。代わりになりそうな木の枝をどうにか見つけたものの,飽きたのか作業中の人のところに行ってしまいました。「アイツダセえよ,まるで使えねえんだよ」とでも言ってたんだろうか…。
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