Samstag, 21. Dezember 2013

レーゲンスブルクのドゥルト Regensburger Dult

昨日申し上げた「面白いイヴェント」が,本日の標題ドゥルトです。私はお友達から聞くまでこれを知らなかったんですが,かの有名なミュンヒェンのオクトーバーフェストに準じた物で,レーゲンスブルクに限らずバイエルン州内のいくつかの町で似たような事が行われているらしいです。

お友達について行っただけで何も気にしていなかったんですが,御案内を見る限りではドゥルトバスなる特別編成のバスを走らせているようですね。まぁ確かに広かったです。
そもそも9月の下旬には日本にいなければならない私は本場のオクトーバーフェストを識らず,「バイエルンのビール気違いの祭典」を観るのはこれが初めてでした。



入り口を過ぎると先ずはウッディなブースとテントが並びます。野菜,加工食品,調味料,ダサいファッショングッズ,土産物,手工芸品等等の店が延々と続き,これだけでも非常に楽しい(昨日申し上げたとおり人と一緒だと記録の手を休めがちになる私は,この,店の並ぶ一角をまんまと撮り忘れました…)。
商店群に続いて移動遊園地が現れます。



レープクーヘンはバイエルンだけで見られる物ではありませんが,ここで売られている物の多くはバイエルン語で書かれています。確証は持てないものの,相当恥ずかしい言葉が並んでいるものと思われます。お友達も私もバイエルン語が殆ど解らず,「なんて書いてあるんだろうね」「***じゃないの?」と無責任に想像して面白がっていました。一つだけ「愛してるよ」とロシア語で書かれている物があり,それを記録しようとしたら店のお姉さんに「これは売り物なの。被写体じゃないんだよ」と眼が笑っていない笑顔で諌められました。あれはコワかった(「文法間違ってるよ」と言ってやりたかったけど)。



「ビール天国」と云ういかにもなダサいコピーのついたテントに入ると,こんな感じにテーブルとベンチが整然と並んでいます。このあたりは日本がマネしてやっているオクトーバーフェストで既に見慣れていました。



ステージはシッカリ作られていてリッパでした。我々はこう云う場にいておきながらショーレ…しかし1リットルと云う最低単位にゲンナリ。そして注文して届いたシュペッツレのヴォリュームにもゲンナリ。ふたりで一人前でちょうど良かった…。



この日たまたまなのかそうでないのかは知りませんが,楽団のオッサン方,こんな軽装。刺繍のサスペンダーはどうしたよ。
さて,ここの人達はこの手の祭りの時に民族衣装を着てきます。日本のギャルが普段は見向きもしない和装を花火大会の時だけ下品にキメてくるのとノリ的には近いんでしょうね。
楽団が演奏している間はベンチの上で立つのがあっちの流儀のようですが(これを在日ドイツ人はやらないので,日本では立つ者を見た事がない),まだまだ早い時間ですとこのようにあったまってない人達も多いです。こう見ると,民族衣装組はスタートダッシュが利くみたいですね。



そのうちこうなります。
下方で座っている正気の姉さんがお友達のお願いを聞き入れ,我々の写真を撮ってくれました。



ある程度堪能して気が済んだ我々はビカビカ光る移動遊園地を抜けて会場を後にしました。
観覧車もちゃんとバイエルン仕様!

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