Samstag, 30. September 2006

ドイツのイタい物

私はウソじやなくドイツが大好きなんですが,これはダメだろ,って物件をネタにしてしまいたくなる性悪さも持ち合わせています。
謂わば「愛あるダメ出し」。数は多くないのですが,そんなショボい物件をここでお見せいたします。


なんだこのセンス!!================================================================================

 
左:センターて…。[ウルム中央駅にて]
右:目も当てられない。[シュトゥットガルトの靴屋さんにて(どこだか忘れた)]
  こう云うの,実は流行ってたの?とすると,ショボいのは私の方だけど…(でも流行っていたとしても,こんなの,履きたく
  ない!)。



そんなに必要か?====================================================================================

 
左:銀色の箱。壁にへばりついているのも床に置かれているのも,全部ゴミ箱です。
  箱一つで分別出来ています。置き過ぎだと思うんですがいかがで? [ザールブリュッケン中央駅にて]
右:ふたつもあれば十分だろ? [ザールブリュッケン,ザールラント美術館にて]





誰の為なんだ?
[トリーアの路面店にて]







まだやってるの?==================================================================================

   
 

既に8月も下旬に入っていたのに。
[上左:フランクフルト空港,上中:ルフトハンザ機内,上右:ミュンヒェンから乗った機,
中左:ゲッピンゲン,中右,下:カールシュタットシュポルトハウスシュトゥットガルト中央駅前店にて]


こんなんで締めるのかよ…と言われそうですが,ドイツはこれで終わりです。次回以降,ノルウェーをフィーチャーします。


ホーエンツォレルン城 Burg Hohenzollern

バーデン=ヴュルテンベルク州はドイツ国内ではバイエルンに次いで見所の多い州だそうです。ここもその見所の一つ。ドイツ史にお詳しい方,特にプロイセンファンならホーエンツォレルンと聞いただけで萌えてしまう事でしょう。その反対に,バイエルンファンなら忌々しくお思いになるでしょうね。
簡単に言えば,ホーエンツォレルンは選帝侯の頃から続く貴族の一。王,皇帝を輩出した事もあります。お家はまだ続いていまして,今でも城には当主をはじめお方々がお住まいになっています。ガイドツアーによれば,当代の主は30歳で独身だそうです。得意気なガイドの表情に,「あぁ,これは鉄板ネタなんだろうな」と思ったものでした。












この城を最もカッコよく観る方法は,もしかしたらこれかも知れません。
車中から慌てて撮ったんで不鮮明ですけど,
山の下から見上げる事。段々間近に迫る様が迫力!


Dienstag, 26. September 2006

テッチャンの夢(の前哨戦) メルクリン博物館と Göppingen, der Ort für Modellbahnsüchtige

シュトゥットガルト近郊のゲッピンゲンなる町には,鉄道模型の最高峰,メルクリンMärklinの本社と工場があります。テッチャンのなかでも特に欧州方面を専門とする諸氏が憧れて,そのクオリティに見合い過ぎるハイプライスに涙を飲んで諦めるブランド中のブランドです。
私はテッチャンではありませんが,長年の“強制仕込み“によっていくらかの知識を植え付けられております。身の回りには長老を筆頭にナゼかテッチャンが多くいらっしゃいます。ですから,その人たちの眼の代わりを務め,またドイツのオッサンが模型に萌えるところを面白おかしく見てみようと云うイジワル意識も働いて,総本山に乗り込んでみる事にしました。
私がドイツについて今期参考にしたのは『ロンリープラネット』ですが,ゲッピンゲンについては何の言及もなかったので,『地球の歩き方』を参照しましたが,これが最低だった。
本数の少ないバスに揺られ,結構な郊外まで行きました。『歩き方』は情報が少なく,場所まで辿り着くのはタイヘンでした。


果たして記載されている所在地に到着。併したたずまいがおかしいのです。「どう見てもこれは博物館ではない,ショップだ」と思いつつも入ってみました。私はこれまでに何度かお遣い業をこなしてきましたが,品揃えのよさそうな充実した店でした。外にはイタリアナンバーの車が停まっていたし,その道では有名な店なんでしょう。併し兎に角博物館ではありません。
店のオイチャンに「ここは博物館じゃないんでしょ?」と問うと,オイチャンは博物館は駅の近くで,ここからはバスを乗り継がないと行けないと教えてくれました。私は『歩き方』編集部に対し怒り心頭,思わずオイチャンに「ヒドいと思わない?」と見せてしまいました。その後オイチャンは地図をコピーし,乗るべきバス路線と行き先まで詳しく教えてくれ,「折角だから持ってきなよ」とメルクリンの最新カタログ数冊を選んで渡してくれました(これは長老への土産とします)。
オイチャンに礼を言い,時間が押していて着けるかどうかわからない物の一応博物館に向かいました。バスがなくヒドい眼に遭いましたが,どうにか閉館5分前に到着。(頼まれてもいないんだけど)任務は果たせました…。

  
  

模型ショップのオイチャンは博物館の場所を知りたがる私に,「メルクリンは来年大きい博物館を建てるんだよ。今のやつはショボくて,あんなとこ行ってもしょうがないよ」と教えてくれました。私自身は特段の興味を持っていたワケではないので,あれでも構わなかったんですが,その道の皆さん,来年はゲッピンゲンにGO!!ですよ。
外側から,職人サンが模型のチェックをしているところを観る事が出来ました。勿論そんなところを勝手に撮るような不躾な事は出来ないので写真はありませんが,テッチャンにとってはスゴく興味深いシーンだったのでしょう。

親切なオイチャンに恩返し。このショップの宣伝をしておきましょう。
Drehscheibe Treffpunkt für Modellbahnfreunde
Holzheimer Strasse 11,D-73035 Göppingen
Tel: 07161/659433 Fax: 07161/659435
drehscheibe-goeppingen@t-online.de
開店時間  月‐金 09.30-18.00,土 09.00-13.00


ルートヴィヒスブルク城 Schloss Ludwigsburg

週末に激務をこなしてはいても,シュトゥットガルト滞在も残り半分。ボケッとしてはいられなくなり,初めの週とはうって変わって精力的に活動しました。
ここはシュトゥットガルト北郊にある小さい町。近くはあるのですが,ここの車はナンバープレートに「S」をつけません。別の自治体なのです。

この小都にヴュルテンベルク公エーバーハルト・ルートヴィヒの命によって18世紀に建てられたがあります(と言ってて何がなんだかわからんのだが…)。美しい庭園もあり,敷地はたいへんに広大なようです。入場料は城と庭で分けられており,午後も遅くなるとコンビチケットは売ってもらえません。私は城を取りました(だから庭を観てはおらず,「…なようです」と言ったワケ)。
ガイドツアー参加以外の方法で城の中を観る事は出来ません。最初はついていこうと頑張っていましたが,登場人物の多さに途中から苦しくなり,同じツアーにいた子供の泣き声で集中力は完全に失われました。まだまだ修行が足りません。













城目当てで行ったので,町の事はまるでわかりませんが,こんなステキな教会がありました。


Montag, 25. September 2006

ボーデン湖の船旅

シュトゥットガルトに戻るにはフリードリヒスハーフェンから鉄道で帰るのが最善の策だった為,マイナウ島からフェリーに乗ってフリードリヒスハーフェンまで戻りました。
途中メーアスブルクを経由しました。ここもガイドブックに載っているステキな町。下船はしませんでしたが,船内からちょっと見えました。




„STAATSWEINGUT“とは国立ブドウ園の事。ドイツ南西部ではブドウ畑を至る所で見ます。勿論,その後ワインになるワケです。
この美しい町を過ぎると,あとはひたすらのどかな景色。

きれいでしょ?だけど,私はこの時イライラ半分でした。
フリードリヒスハーフェンからシュトゥットガルトまでは,実は最も速い地域列車で2時間以上かかるんです。高速艇ではなく,その上各駅停船ではその最終便には間に合いそうもなく,考えうる最速の方法でも24時00分中央駅着。既に直行便はなく,乗換駅で40分待機。その現実にゲンナリしていました。予定通り列車には乗りましたが,なんと線路に人が飛び入り,40分の停車。女の子ハウスに着いたのは25時ちょっと前でした。ホントにシンドかった…。

Freitag, 22. September 2006

ボーデン湖のスウェーデン マイナウ島 Mainau, die Blumeninsel im Bodensee


ボーデン湖に浮かぶマイナウ島はベルナドット(ベルナドッテ)家の所有する植物の島です。入場料を取って客を受け容れています。中は素晴らしく手入れされており,これだけ見ればきっと感動的なのでしょう。併し私の目には,花のテーマパークとしての観点で言えばキューケンホフの方がステキに見えました。あちらに較べて,ここは”余白”が多いように思われまして。




  

  

  



  

  

  

さて,何がスウェーデンかと申しますと。
勿論それはベルナドッテ家に由来するんでしょうけど,"ゆかり"の演出方法がなぁ…。
名前をつけてこじつけてるだけじゃないのか?と思うような物件が散在していました。
Schwedenkreuz,Schwedenturm,Schwedenschenke,…。まぁKreuzはいいにしろ,他の物はそんなに有り難そうな物には見えませんでした。