Freitag, 9. Mai 2008

はじめてのおつかい 於 大阪城

5月2日,神戸に住むお友達を頼って大阪に来ました。
お友達はこの日,普通に働いていました。退勤に合わせて東京駅を出ようと最初は思っていましたが,よく考えるとそれは実にもったいない事で,ひとりで大阪を歩いた事はなかったけれど,“はじめてのおつかい”に挑戦する事にしました。


新大阪駅に新幹線で着いたのは夕方前。友達には夜まで会えませんから,先ずは大阪駅に出,環状線に乗り換え,大阪城公園駅を降りました。
降りたら直ちに城ではない事くらいは判っていましたが,私の考えが甘かったのは大阪城ホールを越えると云うアタマが抜けていた事。
この日,患者にエイト(←この変換,好きだわァ)のコンサートがあったんです。駅に着くや「∞チケット売ってください」の紙を持つお嬢さん,チケットあるでぇと近寄るオッサンが集結していました。
その後オッサンの数は減り,ホール前まで黄色い袋をぶら提げたお嬢さんたちでいっぱい。それをやり過ごし,濠の周りを歩いて天守閣へ。復元版だけあって,美しい佇まいです。
そして素晴らしく静かな環境。後の喧騒を考えると,ホントにいい息抜きの場だと思いました。

最初にここに来たのは,淀さんに挨拶したかったから。過去の訪問で城は一度も訪れていなかったんです。








最下段右下の写真,どことなくフランクフルトっぽい(残念ながら自分のフランクフルトフォトでは“らしさ”が出ていない)。

Mittwoch, 7. Mai 2008

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン La Folle Journée au Japon

例年シケた黄金週を送る私が,今年は華々しく活動しました。
5月2,3,4日と大阪へ。東京に戻った翌5日は国際フォーラムのラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの1演目を鑑賞。
「後半だけの活動で何が華々しくだ」と言われそうですが,それだけ普段は私,どこにも行かないんですよ。
大阪ネタを披露するには時間がかかるので,時系列的には順番が狂いますが,先にラ・…のお話しを。


 

これは友達の誘いを受けて鑑賞に行った物ですが,お友達自身も不可抗力で手に入れたチケットをムダにするのももったいないからと云う消極的な理由でこの話を持って来たのでヘイキで批判的な事を申し上げます。私はこの企画のコンセプトが好きではありません。
堅苦しいと思われがちなクラシックを肩の力を抜いて,気軽に楽しもう!子連れもOK!なんて,日本じゃムリでしょ。私はクラシックは堅苦しくって,気位が高くって,神妙に聴くんでもいいと思っているんです。それでも私は好きで聴いてます。
…いや,コンセプトその物に反感はないんだな。それを日本に持ち込んだところで日本の客は正しく理解出来ない,つまり,こうしたイヴェントは成熟した大人の国でしか出来ない事だと思うんです。大人である事を履き違えたお子様大人(そんな大人に育てられた子供も推して知るべし)が多すぎる日本では,この手のイヴェントの「成功」は商業的な事だけを指していて,こうした活動が日本人の文化意識を高められているかと云うとその手の成果は大して上がっていないのが現実ではなかろうか。
大掛かりな舶来のイヴェントであると云う点がブランドなのです。日本人が大好きな。

…と云う思い込みのもと,出向いたワケですが……。
うーん「行ってみたら意外とよかった」とは,やはり思えませんでした。演奏者のクオリティを云々しているのではありません。時間的な制約上,尻切れな感は否めませんでしたが(まぁこれだって会期を長く設定すれば詰め込み過ぎず出来るんだから,会場使用料とか場所とか,色々考えると企画自体にムリがあると思ってしまうが),シューベルトは好きだし,その点にモンクはないんです。
問題は客。時間がカッキリ決められて,信じられないくらい余裕のないスケジューリングを前に,ステージが終わり切ってもいないのに走って外に出る客(次の演目が行われるホールに移動するらしい),そうかと思えば逆に(→同じ理由で)アンコールが利かないと云う空気が読めずにしつこく拍手を送ってアピールする客。3度も4度も表に出て来た指揮者は彼等に対してどう思ったんでしょう。どっちの客も,すごくケチに見えました。叫ぶ奴もいた。恥ずかしい限りでした。
幸い身近に泣く子はいませんでしたが,ホール付近の廊下でダダをこねたり,飽きたのを丸出しにしたりって子供がいました。やはりクラシックを子供と一緒に聴きたくはない。やめて欲しいです。
…と云うか,自分がやめればいいんだよな。やめます。自分の意志では,チケットを取ろうとは全く思いません。

ラ・フォル・ジュルネなんて……。我々にとってはひとつも熱狂せず,冷めに冷めた日・au Japonでした。

Samstag, 12. April 2008

遅かった…

温暖化の悪影響でしょうが,今年はちょっと早く桜が満開になりました。この「いつもよりちょっと早い」時期は私にとって1年で最も忙しい時期に当たり,その日のうちに帰宅出来ればいい方と云う最悪の業務シーズン。日中の桜は勿論,夜桜を楽しむ余裕もありません(時間的にも精神的にも)。やっと光明がさして来た頃は,既に最盛期を逃していました。




これですもの。「葉桜」にはまだ早いし,花ガラばかりが目立ってますわ。これは江戸東京博物館の側の桜。会期終了間際の篤姫展に行ったついでです。






毎日終電を気にしながら働く日々では,手近なところで妥協するしかありません。以下,勤務先(上)と自宅付近(下)の桜。意外ときれいなもんですが,群生はしていないので,規模は勿論知れたものです。下のは桜かどうかも自信ないし。
来年はもうちょっと遅く咲いて欲しい。

Freitag, 21. März 2008

雨の中,美術館へ

またしてもスケジュール調整がつかず,昨日,出かけたくない雨の休日に出かける事にしました。
今回の目的は東京都庭園美術館建築の記憶展,そして東京ミッドタウンデザインハブの特別企画,ラハティ応用科学大学デザイン学部作品展,そしてサントリー美術館の「ガレとジャポニスム」です。


後二者は別としても,庭園美術館の特別展なんて結構前から開催されていたのですから,行っておけばよかったんです。
トリプルヘッダーなんて。しかもノロノロ仕度が災いしてサントリー美術館は延期。自分の怠けグセ(←総合的に)のせいです。

先ずは庭園美術館から。薄い頭痛の中,日本にもゼツェッションが存在した事,桂離宮のモジュールっぷり(?)にいたく感心。
併しやはり,私は写真や図面を並べられるより模型を観る方が好きみたいです。勿論どっちもあれば更に素晴らしいですが,基本的に平面だけと云うのは(写真の展だと予め判ってはいても)残念でした。




やはりこの建物はステキ。フィンランドの国立博物館を思い出す内装です。様式は同一ではありませんが,淡色と濃色の使い分けや部分的な意匠に共通した意識が見られます。
前回訪問時には点灯していなかった玄関照明。この日はついていました。きれい。

その後私は東京ミッドタウンに徒歩で向かいました。お友達に教えてもらった展で,日本人留学生の凱旋作品ばかりが並ぶ物だと予想していたので最初は期待してなかったんですが(お友達,スイマセン)そんな事はなく,これが結構楽しかった。
展示の仕方が寂しげなうえそれ程の量があったワケでもないんですが,楽しく観られました。ショートフィルムで,あの不思議な響きのフィンランド語を再び聴く事が出来て満足。プライウッド家具,包装具と云ったアイテムもよかった。一部は既に商品化されているようです。現地で見ていたかも知れません。

まだ椿もきれいだけど,桜もそろそろ。季節は変わり始めているんですね。衣替えせねば。







Montag, 17. März 2008

大倉集古館そして The Okura Shukokan Museum of Fine Arts

この週末,私には課題がありました。大倉集古館に,ガラス器の企画展(正式な名がイマイチわからん。サイトを表示するとバーには町田市立美術館所蔵 ―光と彫刻の芸術― ガラスと出て来るけど,チラシに載っている展名の順番と合わない)を観に行く。16日まででしたので慌てました。

せっかくのいい陽気,美術館に籠もってないでフラフラと歩きに行きたくなるところですが,幸い大倉集古館は私が東京で最も好きなエリアにあります。
結局直前に頭痛を発症し,歩く意欲が萎えに萎えたんですけどね…。
先ずはいつものようにスウェーデン大使館へ…と思ったんですが,残念ながらこの週末はイヴェントが行われておらず,閉まっていました。でも,ここの人達は優しく,ちょっと嬉しい事がありました。

展は,大満足する物ではありませんでした。主に清国とチェコのガラス器が出展されていましたが,私の目当ては当然後者。併しもっとスゴいのを私はヨーロッパで観ているので感激も薄く。
清国の展示品の一部に興味を引く物がありました(アクセサリーとしてのガラス。ビーズと同じだ)が,うーんあれで入館料1000円は高いぞ。
企画展示品よりも常設展示品の方が見応えがありそうでした。私の領域ではないので判断もいい加減ですが…。

庭の前景は美しく撮れませんでした。いくつか展示物があって,好む方なら楽しめそうでした。

建物は御覧のように綺麗にしてあって白壁も美しい……んですが,ちょっと裏手に回るとこんなの(下段中央)。
惜しい!








  

大倉集古館とホテルオークラ内飲食施設のコンビチケット(お,何気なくこの言葉を使ったけど,これヨーロッパでよく聞くやつだわ。オークラではお上品に「セット鑑賞券」と呼んでいます)があります。私はその中から茶菓券を選択。プラス600円でケーキと飲物のセットを楽しめます。
紅茶の小道具?の充実振りは素晴らしく,さすが高級ホテルと思わされるのですが,ケーキの置き方,これいいのか?
中国人風水師なら絶対許さないと思うんだが…(註:人の方に先の鋭い物を向ける行為はその人を攻撃すると云う意味を持っています。だからホンコンではビルの鋭角の向け方に,所有者が互いに気を遣うそうです。あの密集地で…)。
国家の要人を迎え入れるホテルなんだから,ちょっと神経を注いだ方がいいんじゃないかな,と思いました。



さて,その後私は移動し,別の場所を訪れました。
そこでまた,ノラネコを発見。とてもフレンドリーな子だったので暫く遊んでおりましたが,そこを御婦人と紳士が通りかかり,私に話しかけてきました。
なんでも近隣で働く数名の有志がこの子等の面倒を看ているそうです。
中には異動で勤務地が離れたにも拘らず,いまでも通ってくる人もいらっしゃるらしい。私が行った時は2匹見ただけでしたが,実際には4匹,そこにいるんですって。皆でエサを持ち寄り,近くのメーターボックスか何かの隙間に勝手に収納,気付いた人が与えています。
そこにはドライフード数種,缶詰数缶と盛り付けに使うフォークがちんまりと置かれていました。紳士が開けて見せてくれました。
開けたついでか紳士はコーヒー缶を取り出し,そこからドライフードを出して与えていました。勝手知ったる感じ。いつもやっているのでしょう。実際普段の様子をリアルに話してくれました。
そこは公共性の高い施設ですが,所有者はここにノラネコがいる事を承知しても出て行けと言わず,「私達も犬が好きで飼ってますから」と理解を示し,黙認してくれているそうです。
黙認出来るのは食べ物を散らかさず,排泄も別所で行い,臭いを出したりしないとこの子達そのものの行儀の良さもありますが,有志の人達の行動も奏功しているのでしょう。
過剰にエサを出していけばネコが残して場所が汚れます。その辺ちゃんと気を配り,必要分しか出さない。
所有者はこのようにいい人達でも,警備人がネコを嫌っているようなので,彼等の逆鱗に触れさせない為に,ネコのせいで汚れたと言わせない為に色々努力しているそうです(だからかネコ有志がよくやる,ボロキレを隅っこに敷いておくなんて事はしていない)。
私はこのハナシを聞いて,心底嬉しくなりました。志を同じうする者として,完全なる一見さんの私も認めてもらえたようだし,普段の自分の生活圏には全く含まれていない場所ですが,通いたくなってしまいました。

相変わらず記録は撮ってあるんですが,固体と場所の特定をさせない為,ここでは珍しく一切使用しない事にしました。

彼等は「また会いましょう」と言って分かれることを常としているようです。ホント,また会いましょう。>

Samstag, 8. März 2008

日比谷公園の居住者達

実は激忙のあまり日をあけてしまいましたが,これは前回記事の続きなんです。今まで何度か訪れていたのに気付かなかった事。
日比谷公園にはネコが多いんです。一歩外に出たら車がビュンビュン系で走っている場所で,こんなに多いとは。
どなたか有志がここに食べ物を運んでくるうちに定住(と云ってもネコですから,ある程度の,ですけど)を始めたのか。
こんな生活感のないエリアでたくさんのネコに会えるとは。これは嬉しかったなァ。

明日,ノラの子を埋葬します。明日以降は暫くネコネタを控えたくなるだろうと思われたので今のうちに。



  

 

  


このように,ミケ率が高い日比谷公園です。また,彼等は彼等なりに“ユニット”を組んでいるようです。基本的には同じ色の子同士でつるんでいます。血縁なんでしょうかね。うちの5兄弟は全然違う色遣いで生まれて来ましたが,まぁ一般的には,同じ母からは同じ柄で生まれますからね。


 

 

Mittwoch, 5. März 2008

冬の日比谷公園

日比谷シャンテで上映されている「ヒトラーの偽札」を観ようと思い,土曜に出向きました。
私の希望は最終のひとつ前の上映回。その数十分前に出向いたのですが,なんと全席売り切れになっておりアゼンとしました。
シャンテシネには入った事がなく,あんなに小さいとは知らなかった。仕方なく最終回を選び,ぽっかり空いたこの2時間をどうしようか…,って事で,安直ではありますが,日比谷公園に行く事にしました。
皇居東御苑内にある三の丸尚蔵館に行くテもあったんですが,大風が吹き,道が判らなかったので探してまで歩くのがシンドく,面倒になってしまいこのベタな時間潰しに落ち着きました。


  



  

日比谷公園では樹医の立ち入りがあった模様。芽吹く木がある一方で,“不治”と判断された木には伐られる告知が貼られています(中段右端のようなの)。可哀相に…。



この日,特に気に入ったのはこれら↓。



千手観音。




梅見の季節。実家ネコ,小梅を思い出します。