Samstag, 28. November 2009

“レースのカーテン”としてのカーテン

夏の報告を終えた事で安心して気が緩み,気がつけば11月,ひとつの記事も載せていなかった…。
10月上旬までは余裕があったのにボケーっとしていて,その後は忙しく,入居の頃に色々練っていた計画は殆どが未着手。
必要に迫られてカーテンを作成した事は先般お伝えしましたが,私は自分自身閉鎖的なクセに,窓に関しては可能な限り開放的でいたいクチです。本当は全開にしたいんですが,我が生活圏ではそれはあまりに無防備な事ですから,外界を完全に遮断しない,薄く隠す布物,つまりレースのカーテン機能を付加しなければと思い続けておりました。
気温が下がってからは冷気対策の補強と云う点でも期待をかけました。
そこで私は今月,布探しに奔走しました。奔走ってのはオオゲサですが,布店と手芸店は勿論,家具屋さんでも布コーナーを覗きました。
その甲斐あって,先週とうとう意中の品を発見!ウキウキで持ち帰り,数日掛けて作成しました。





冷気よけも期待しているので,ヨーロッパの家みたいに裾を引き摺る長さに設定しました。カーテンレールに引っ掛けたクリップで吊るしているので,寒くない時期には上部で折っておけば摺りません(盛夏用に考えているのは白地に透け柄が入っているタイプなので,その時は使わなくてもいいかなと)。麻にしたので,延々縮み続ける事を考えて,必要以上に長く作ってあります。
部屋側にかけているMaalaisruusuは春夏用なので床に触れないようにしてあります。早く秋冬用のを作らないと…。

Samstag, 24. Oktober 2009

アラビア博物館企画展「パラティッシ40周年」 40 vuotta Paratiisia - Arabian museo

アラビアには博物館が併設されています。
前回の記事でお見せしたパラティッシはBirger Kaipiainen(私,氏の名をカタカナ表記出来ません。瑞語由来の名前に見えて,その場合はビルイェルだと思うんですが,日本では圧倒的にビルガーで流通。日本でのカナ表記なんて信じてはいないけど,フィンランド人の発音を聞いた事がないので,アルヴァ"ル"・アアルトみたいに自信を持っては書けないんです)が1969年にデザインした物です。40年目の今年,企画展が催されていました。
食器を買った初日,観光局で展覧会がある事を知ったのですが,博物館自体には前にも行っていてその規模を知っていたし,企画展だってどんなもんかワカランからなーと閉館時間も考慮せずに出向き,店内を見る前なら寄れたかも知れないのに,そう云う工夫もしないで店だけ見て帰宿。優先順位は低かったものの,併し猛烈に気になっていました。
そして最後の日,船旅と引き換えに,ここに行く機会を得ました。
そんなに広くはなかったけれど,過去のコレクションが並んで興味をそそられました。同じくカイピアイネンによってデザインされたパラティッシ以外のプロダクツもちょっとだけありました。その中にアピラも見つけました。私はマニアではありませんから,自分が選んだパラティッシとアピラがいずれもカイピアイネンの作だとは知りませんでした。って事は,私はカイピアイネンの画風が好きなんだな。



  

 

  

  

Montag, 28. September 2009

ヘルシンキのマーケット広場 Kauppatori

地元民の,そして観光客の為の市場。
フィンランドを代表するブランドが並ぶ通りが切れる場所にあり,遊覧船が出るここはいつも賑わっています。
魚屋さんのような食材店の他,観光客をあてこんでいるとしか思えない品を売る店も多数出ています。
ここを冷やかしていると八百屋の兄さんから「食わない?」とインゲンを差し出されますが,それが美味しかったとして,ホテル暮らしの観光客に何が出来ましょう。生で食べるしかありません。
そう云う誘いには興味がないんですが,ここは見ていると楽しい。スープを食べさせてくれる店,陶器屋,ガラス屋,洋服店,毛皮店(これには反対だ)と,意外となんでもあります。



  

  

  

上の羊君にスズメが乗っているの,判りますか?
このスズメ君,私が見ている間に角から降りてノタノタと石畳を移動し始めました。あまりのスローペースに「人間に踏まれるんじゃないか」とビクビク。近くのテントの裏に入るまで心配でずっと眼で追ってしまった。
船の時間を鑑み,ギリギリのところで市場を離れましたが,……結局船旅は出来ずじまい(この時の事でした)。まさかスズメ君を追っているうちに満席になったのか?
…いや,週末だったからだ。そうに違いない…そう思いたい。

Sonntag, 27. September 2009

ストックホルムのオマケ

日本国内において,スウェーデンのイメージはとてつもなく良いと思います。
品行方正な国民,清新な空気,透明度の高い政治,環境保護への熱意。
それらは勿論紛れもない事実です。併し実際に現地を訪れてみれば運河にはゴミが浮いてるし,感じの悪い奴も生活保護を全て酒にしてしまうホームレスもいるし,醜い高層建築もあります。月曜の朝の町の汚さには幻滅しました。日曜日は清掃サーヴィスをしないからなんでしょうけど,あんなにゴミを落としてヘイキな国民なのか…と考えさせられたりもします。
勿論その程度の事で私はストックホルムもスウェーデンも嫌いにはならないし,そんな事はここに限った事ではありません。
空気の清新さは,寧ろ冬に行くと感じ易いと思います。今回初めて夏のストックホルムを訪れて,ここの空気ってそんなにきれいだろうかと思ってしまいましたから。
勿論先進国の中では郡を抜いてきれいなんだろうとは思いますけど(私は最近排気ガスのヒドい所を訪れていないので,スウェーデンだけ飛び出た評価を下せないと云う事情もあります),それが際立つのはやはり冬。最初の訪問時のイメージが強いから,夏の方が一般的にはイイんでしょうけど,私は次回訪問を冬にするかも知れないな…。

ま,ここではそんな事とはまるで関係のない,ここでもカテゴリー外の付録をハンブルク同様に。



日本,そして東洋文化への誤解曲解。
左:ストックホルムでとにかくよく見た物は,タイ料理とスシを同時に扱うレストランです。大陸でこんな物は見た事がありません。チャイナインビスがトムヤムクンを置いたりカリフォルニアロール程度のスシを出したりはするけれど,こんな,さも当たり前のような取り扱いはしていません。どうしてここではこうなんでしょう。全く以て理解出来ません。
中:ここもよく判らない店です。夜の散歩で発見した為店内には入っていませんけど,どう考えても他の品物と溶け込んでいないドラちゃんとマリオ。単なる店長の趣味なのか?
右:スポーツ柔術,ブラジル式柔術ってなんだ?私が知らないだけなんでしょうけど,いずれにしても柔術の道場がパンダて…。中国じゃねえっての。


地下鉄駅に掲げられていたチェコの自動車メーカー,シュコダの広告。一見可愛らしく花が咲いているんですけど,……。
チェコ式なのかスウェーデン式なのか,どっちにしても当局のセンスってわからん。
シュコダ社がどの国においてもこれを広告に採用しているとすれば,この記事のカテゴリーにはスウェーデンだけではなくチェコも足すべきか。



出た!コスプレイヤーズだ!
去年,イェーテボリ見聞記の中にこんな記事を混ぜ込みました。
嗚呼,コスプレガールズはイェーテボリの特産ではないのか…。
日本マニアの外国人を失笑交えて紹介する日本の番組ではコスプレイヤーズが世界中にいる事を知る事が出来ますけど,どう云うワケか私はスウェーデン(もうこうなったら「イェーテボリ」とか「ストックホルム」ではなく,大きく国単位で話すべきでしょう)でしかそうした人達を見ません。どこに潜伏しているのか。


まあ,そんなネタばっかりでもなんなんで,最後にきれいなストックホルムを。
お陽さんとのガマン較べに勝利して獲得したこの景色。恐縮ですが自己満足にお付き合いください。



日中は特に魅力的にも見えないこのオブジェ?も,陽が暮れると急にカッコよくなります。
交通量が多い場所で,今までは必要性もなかったので近寄りませんでしたが,今回は色んな条件が重なって度々この前を通りました。



これが私の最も好きなストックホルムの建物。
初めて訪れた12年前からのファン。正式名称は知らないので,「双子ビル」と呼んでます。
今回の滞在中に引っ越した先(宿)がここの近くだったので,歩き出して見え始めるのが嬉しく,ウキウキしてました。

Freitag, 11. September 2009

ハンブルクネタのオマケ

色々とカテゴリーを設けてハンブルクについてお伝えして来ましたが,オマケもここで。



   

左:干してある掛け布団カバー,私のとお揃いです!ここで見かけるとはちょっと嬉しかった。
中左:古着回収ボックス。時々これを町ナカで見かけます。24時間オープンですから,健全に使用されればいいシステムです。
中右:大学のそばの書店にて。言葉の地図帳…とでも言えばいいのか。千駄木!
右:これも私のとお揃い。日本価格と,まぁ近いかな。
 
  

左:大学構内にて。女大臣とは,メルケルの事か,この頃公用車私用で騒がれていたシュミットか。
中:中央駅から伸びる買い物通り。誰が貼った?
右:ドイツ人が好む刑事ドラマ。ハンブルクロケ。この時の設定は,孫とミニチュア・ワンダーランドに来た老人が心臓をやられる。救命ヘリ出動。背景に見える警察の車は老人とは無関係で,道端で起こった単なる小競り合いの仲裁に来ただけ。

 

Die Frapuccinosüchtige ist wider da. フラペチーノ日和が続いた今年のハンブルク。季節物2種,行ってみました。黄色いのはレモンシトラスティー,ピンクのはラズベリーパッションフルーツ。知覚過敏にはツラい成分が少しばかり含まれていました。

  

左:気球に乗る事が出来ます。私は横目で見ただけだけど,結構高かったように記憶しています。
中・右:ハンブルクはトラヴェスティーキュンストラーを輩出し,同性愛者に優しい,なんと云うか性的に寛容な町です。トラヴェスティーキュンストラーとは異性を演じる人物。女形とか男装の麗人なんてそのクチ。キワモノに見えなくもないけれど,実は私,トラヴェスティーキュンストラーが好き。真ん中のバーの看板に掲げられているオリヴィア・ジョーンズはこの町で“育った”人物です。右…残念ながら観られませんでしたが,クリストファー・ストリート・デイ。この虹色が全てを語る。

  

こうしたメッセージゴミ箱を至る所で見ました。残念ながら私の持ち駒はこれだけ。コレクションにすればよかったな…。

キッチリとテーマを設けた記事よりも,こう云う寄せ集めを書いている時の方がなんだかしみじみ「楽しかったなー」って思い出される。どうしてでしょう。

Montag, 31. August 2009

ハンブルクでのお遣い

帰国当初は「買って来た物と旅自体の報告を交互に」なんて思っていたのですが,時系列的にネタを並べているとまるでそのとおりに行かない事が判明。と言うのも,ドイツでは新居物件としての物を殆ど買っていないからなんです。
私は当初の計画通り,新居用品を探す為にノルディック2国を選びました。果たして目的の一部は達成されましたが,計画通りに運び過ぎました。ドイツでは直接的に部屋作りには関連しない物ばかり買って来ました。
特定目的の資料とか本,ポスターとポストカード,CD,携帯…そんなもん。外見を飾る物ではなく,知的好奇心や文化欲求を満たす物,生活必需品。これがドイツに於ける私の散財生活の傾向です。特に本。今回は少なかった物の去年は5,6冊買ってしまった。独語力が増すにつれ,厚い物にも手が出るようになりました。実際には帰国してみると読むヒマがないんだが…。

で,これです。





これはお遣い品です。このカタログ(左の。右のはミニチュア・ワンダーランドでガメて来たカタログ)を模型ショップで買って来るように頼まれました。
私は日本にいるうちに,自分が根城を構えていたアルトナ地区にある模型ショップの所在地を調べておりましたが,いざハンブルクに入ってみるとアルトナでくすぶっているよりは中心街に出たいと云う気持ちが強まり,学校(と,日によっては昼食会)が終わると荷物を部屋に置いてすぐにSバーンに乗り込んでおりました。
だから結局,専門誌を立ち読みして中央駅から最も近い“ショップ”を捜し出して向かう事になりました。

1日目,8月3日。ショップには見本用が1冊あるのみでした。小さい息子を店で遊ばせていたスタッフのオッサンはどこかに電話をかけ,「他のスタッフが持ってるみたいだから取り寄せとくよ。明日以降また来て」と言われました。

2日目,8月5日。言われたとおりショップを訪れるも,カタログは届いていませんでした。どうもオッサンが,前日休んだ為に同僚に頼むのを忘れたらしい。慌てるでもなくその場でどこかに電話をし(どこだったんだろうか。月曜日はあると言った同僚なのか?),結果,ないと云う事が判明。おえー,どうすりゃいいんだと思い,訊いていいものか躊躇いつつも,オッサンに「このへんに他にショップはない?」と質問。すぐ近くにあると教えられました。そこにもシグナル(踏み切りの垂直バー。…なんと言えばいいんだ?)がついてるからすぐ判るよ,と。
シグナルが見つかるかは判らなかったけど,兎に角通りの名前はシッカリ憶えて店を出ようとする時,別の殿方に声を掛けられました。てっきりスタッフだと思っていたその人はお客でした。「これからそっち行くから案内するよ。一緒に行こう」と言ってくれました。
心強い相棒を得て,私はそっちの店に移動。店員は中年のオバサンでした。あまりにあっけなく,カタログは見つかりました。そこまで案内してくれた殿方に見つかった事を報告すると,「よかったね。こっちの店の品揃えはあっちよりも新しいんだよ」と教えてくれました(“くれました”…)。
私は判り切った事を敢えて訊いてみました。「模型,好き?」と。殿方は「うん,大好き」と眼を輝かせて回答。私は兼ねてからテッチャンについて「少年の心と大人の財力を兼ね備えたマニア」と定義しておりましたが,その少年の心に久し振りに出会えた気がしました。
いい大人がホントに眼を輝かせたんです。ウソでなく,幸せそうでした。私はプッ!と思う気持ちをどうにか隠して,殿方にお礼を言って別れました。
殿方は親切で,好意的に接してくれました。ドイツにもごく少数の女テツがいるようですが,同志と思われただろうか。私は違うぞ。……。

一応,最初の店のオッサンのところにも寄り,見つかったよ!と報告。電話中だったオッサン(なんでそう何度も電話する必要があるんだ)は親指を立てて祝ってくれました。

Dienstag, 18. August 2009

私はスタイリスト

本日朝,日本に戻って来ました。
新居用の諸々が重くて重くて,途中で死ぬんじゃないかと思うほどでしたが,どうにか乗り切り,別送する事無く,全て自分で運んで来ました。
いやー,シンドかった。併しこれも全ては自分の住生活向上の為の苦労。誰にモンクが言えましょう(実際誰にも言ってないが)。


激しくくたびれるのは毎度の事ですが,重い荷物を運んだからか今回は肩が痛くて痛くて。両肩に袋を提げた状態で空港内を歩き回りました。全てのタラタラしている客,歩き方が定まらない客がウザかった。
駆け出しのスタイリストって,こう云う生活を送ってるんだなー,としみじみ思いました。アホだが。
昼間から夕方まで仮眠を取りましたが,肩は重くなるばかり。腕を上げるのがツラいっす…。

し終えていない報告,品物については,今後申し上げようと思います。




財布の中身を円に戻すと,いよいよ寂しくなってしまいますが,仕方ありません。
今回使った通貨は2種。お世話になりました。