Mittwoch, 8. August 2007

悲願果たせず Zoologischer Garten Berlin

ベルリン入りの真の目的,それはクヌート君を観る事でした。
鉄道駅の名にも使われているベルリンの動物園(クヌート君のリンクでどうぞ)に,クヌート君が完全に大人になる前に行っておかなければ,と思っていた私は,黄金週に断念した反動からか,何はなくともベルリンに行こうと決めており,今日,とうとう動物園に行く事にしました。


これでも13時までは学校がありますので,午後の半分しか園内を観られません。東側にいるので西に出るのは地味ながらタイヘンです。最低でも乗り物で20分は見ないといけません。プラハなら20分もあれば結構な遠出が可能ですけど…。
だけど,特別距離があるとも思えないんです。東京の乗り物のペースを想像しないでください。ベルリンの鉄道モノ(地下鉄,近郊列車)はノロい!もっと頑張れるだろ,と言いたくなるほどノロい。町並みは激変しているのに,これだけは昔から全く変わっていない。
学校が終わってからだから,頑張っても着くのは閉園3,4時間前。
この時間内で全てを観ようと思ったら動物バカの私の場合ムリです。すぐ立ち止まってニンマリするから。
ですから合理的なルートを考え,最悪の場合でも北極グマのエリアにだけは着ける時間配分をし,短期決戦で臨みました。

着いたら先ず,パンダ君の食事タイムでした。なんとキッズにエサやりの機会を与えるんですね。これは粋なはからい!でも子供だけじゃなくて,大人にもやらせて欲しい…。


スゲエ顔。パンダ君ってオッサンみたいです。この面構えもそうだけど,座り方なんてまさにオッサンでした。


私の計画は悪くはなかったと思います。でも,思わぬ強敵が出現。「さ,それじゃ次は真打ちのクヌート君…」とゴール(出口ではなく,私にとっての)を目指してアザラシ君の華麗な泳ぎっぷりを堪能していると,突然雷雨が降り始めました。ヨーロッパのことだからすぐにおさまって,後は雷雨なんてなかったかのような晴天に早がわりするんだろうと高をくくっていましたが,なんとこちらにしては珍しく1時間近くヒステリックに降り続けました。初めの内は濡れながらも歩いていましたが,そのうち立ち行かなくなり歩行中止。
寄らば大樹の…なんてムリ。枝と枝の隙間から容赦なく雨は避難者を攻撃。私は宿っている間に完膚なきまでに濡らされました。

フザケンナと思いながら45分くらいは留まっていたでしょうか。その後どうにか耐えられる程度の雨量に落ち着いてからクヌート君を目指しました。
熊エリアにはギャラリーも出来ていました。もしや出て来るのか!?と私も並んでみる事にしましたが,そばにいたセキュリティのオッサンは来るのかと云う客の質問に「保証しかねる」「雷雨で動転してるみたいだ」と回答。見込み薄。

結局オフィシャルな閉園時間(園自体は21時頃まで開いている)までいたものの,クヌート君は出て来ませんでした。水責めに遭って身体が震えるくらい寒い思いをしたのはクヌート君の為だったのに。これが人間とは違うところです。意思は尊重しなければならないものの,今日の私には水難の相が出ていたようです。
身体を温めないとと思って入ったシャワーブースでは水しか出ないし。愉快犯にとりつかれてる!ハラは立ったけど,起きてても冷える一方ですから寝るとします。

私は不機嫌ですが(クヌート君のせいではない。水シャワーのせいである),和みの画像を以下,御覧ください。


  

  

  

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