Mittwoch, 30. Juli 2008

ストライキ

今日から自己申告の夏休み。ルフトハンザでヴィーンにやって来ました。
なんと一昨日から,労使交渉の決裂によってルフトハンザが二十数年振りにストライキを決行。満足な機内食が出ない,一部の便が欠航されると云った障害が出ています。


私のヴィーン便がよりによってこの欠航便に当たってしまいました。
フランクフルト‐ヴィーン便については金でではなくマイルで払っていた関係で,空港当局に私の情報が流れず,他の“犠牲者”のようにチェックイン前に代替便に変更しておいてはもらえていなかったので,私を担当してくれた地上職の女史は相当な手間をかけて空席探しと予約変更をしてくれました(マイルを利用するアワードフライトには便毎に予約できる席数が決まっているから,便全体で見れば空いている場合でも,アワード客は乗れない事もある)
。成田では全日空の地上職がルフトハンザの手配も代わっていますから,女史にしても専業ではないんですよね。何度もルフトハンザ本局に電話を掛けて確認していらっしゃいました。
既に用済みで開店休業状態になったファーストクラスのカウンターで40分。それまで長い行列で30分待っていたから,心身ともに疲れてましたが,その甲斐あってか欠航便から20分遅いだけの便に空席が見つかりました。

救われた思いで女史に感謝し,フランクフルトに向かいましたが,今度はフランクフルトで私が予約者リストに載っていないと言われました。こちらもトランスファーカウンターの女史では対応出来ない難物件。当局に電話で連絡を取り,私から事情聴取を行いそれを会話の相手に伝え,こっちもどうにかなりました。成田を出る場合と違ってヨーロッパに入ってからの事ですから,ダメでも自力でどうにか出来はしますが,その場合宿に着くのは何時になるのやら…と想像すると気が重くなってしまいました。が,どうにか落ち着いたフリをしていました。
予約リストに載っていなかったのはもしかしたら成田での便変更処理の手違いかも知れません。その場合成田で対応してくれた女史の落ち度にはなり(そもそも最初に20分後の便を見落としていたし),成田の女史に対して有り難がってる場合ではなかったのかも知れませんが,私にしては珍しく腹も立てず。悪い自体を阻止するべく働いてくれたフランクフルトの女史がとても頼もしく見え,それまでの不安感が一気に払拭された晴れがましさが怒りの感情を抑えたからかも知れません。

ストライキは無期限だと云う事で,イェーテボリ往復でもこんな事が起こらなきゃいいが…なんて余計な心配事が出来てしまいました。

ドイツの事業所経営者は社員の為に相当手厚い待遇を求められています。福利厚生が会社を圧迫するからドイツに一度は工場を構えた企業が旧東欧に逃げている(ノキアがドイツ工場を閉め,これに伴う失業者が4,000人と云う実績がある)ワケで。
それだけ恵まれているのにストだとはよ(起こしたのが福利厚生を享受出来る立場の労働者と仮定して)。甘えんな!と思ったのは言うまでもありません。被害者ですからね,私は。



これが世にも珍しい代替機内食。殆ど航空会社の色が出ていません。ストをやっていない身内も大変です。自分のした事ではないのに誤ったり,余計な仕事(被害者対応他)が増えたり。




美術史美術館の主催でツタンカーメン王墓副葬品(?)の展覧会が別所で催されていて,市はこれを押しているようです。特設の関連ブースもあります。この神様もカッコいい。

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