Montag, 8. Februar 2016

ヨーゼフ・フランクの特別展(1) Josef Frank Against Design (1)

繁忙期を終え,ひと月の沈黙を破って冬休み報告を。
ヨーゼフ・フランクはオーストリア出身の建築家にしてデザイナー。特別展が催されるのは当たり前と云えば当たり前なんでしょうが,長年通っているものの,ヴィーンでこの人が取り上げられている場面を見た事はありませんでした。

日本に於いてはこの人は私の嫌いな“北欧”括りに組み込まれている感があります。私が嫌いなのはあくまで用語と,及びその用語を使う業界としての“北欧”であり(だから括弧付き),北ヨーロッパの国のプロダクツは大好きです。フランクは日本ではスウェーデンの老舗スヴェンスクト・テンの代表デザイナーとして最も知られているのではないかと思いますが,出身国には建築作品は残っていても,ファブリックデザインに携わっていた様子は展の範囲では見られませんでした。

帰国後今頃になってお話ししているこの展,実際はまだ会期中でして,それに合わせてスヴェンスクト・テンのポップアップストアが出ています(行きたかった…泣)。上述のとおり,オーストリア人にとってフランクは多分建築家。逆に超絶有機的なモティーフの嵐が新鮮なのかも知れません。






展は先ずフランクの家具・建具考から始まり,





模型,写真とともに建築作品を紹介。申し上げたとおり,建築作品はオーストリアに多く見られたようですが,スウェーデンにも残っています。

続いて。

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