Mittwoch, 1. Oktober 2014

ベルリンの蚤の市(2) Berliner Floh- und Trödelmärkte (2)

前回に引き続き,ベルリンの蚤の市報告です。



マイバッハウーファー Neukölln Flohmarkt

お友達がみつけた市です。隔週で手工芸作家が出店するデザイン市になり,この日曜がそれに該当するというので,時間的制約から同行は出来ませんでしたが,私も出向きました。
とんでもなく狭い一角にムリヤリブースを並べてキュウキュウの状態でやっていて,すれ違えないような通りを喫煙しながら立ち止まる客があまりに多くて完全に萎えつつ,往復だけして退却したようなもんです。
肝心の手工芸作家とかデザインショップとか,何店もなかったような。尤も私がやる気を失っていたから見落としただけかも知れませんが。






ボックスハーゲナープラッツ Flohmarkt am Boxhagener Platz

四角い広場…って広場は大抵の場合四角いんですが,この広場の真ん中は噴水公園と云うか緑地帯と云うかなので,その周りを囲む石畳の上で店が出されます。広くはありませんが,公園の外周の道を使える分,広さを考えたら出店数は多めかな。
辞書屋さんはあやしいですが,基本的には「うちから持って来ました!さっきまで使ってました!」っぽいラインナップ。ここも面白かったです。
市には辻音楽師やアーティストが小遣い稼ぎなんでしょうが現れます。









6月17日通りの蚤の市・アート市の撤収風景 Nach dem Trödel- und Kunstmarkt Straße des 17. Juni

蚤の市情報は日本のオシャレ気取り雑誌から得ました。その中でここの市は「ベルリナー・トローデルマルクト」とされていました。間違いではありませんが,そのまま訳せば「ベルリンの蚤の市」と言っているだけであり,そんなものはいくらでもあるワケで,気に入りません。ベルリンで呼ばれている通り「アート市」も併称すればここの事と特定出来ますが,そこは勝手にはしょってる。
おそらくは蚤の市=Flohmarktまでたどり着いたところで満足し,Trödelmarktは固有名詞とでも思ったんでしょう。えてしてオシャレ雑誌は作り手の不勉強と勝手な判断が露骨に現れ不愉快になります。私は現地で通用している名称を日訳しました。その雑誌によればここは観光客向けでボっているらしく,元々興味は薄かったんですが,行くだけは行こうと。
…が,間に合いませんでした。日曜にしては朝から早く行動出来ていたのに他で堪能し過ぎて,着いた時には終わっていました。
ここに限らない事なんですが,縫いぐるみとか人形とか,よく見かけます。そこに並んでいるだけで寂しくなってしまいます。お友達とか兄弟とか,そんな気持ちで接して一定の時を一緒に過ごしたであろう品をよく売りに出せるなぁ…と。物離れ出来ない私だから思うんでしょうか。
誰か買ってってあげてよ…。







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