Samstag, 19. Juni 2010

ハバロフスクの宿 Intourist

ウラジオストクの宿は特に代わり映えしない普通の西洋式の物でしたが,ハバロフスクで泊まったところは旧国営のインツーリスト。ちょっと心配ではありましたが,折角ロシア入りしたんですから,この手のところも味わってみないと。
この火葬場みたいな佇まいの建物がハバロフスクのインツーリストです。いかにも団体客用なこのホテルには,いかにもな近隣国料理のレストラン,いかにもな必要小道具店(ショボいドラッグストアみたいの),いかにもなナイトクラブが揃い,参考図書(この本,最高に面白いです!国情が激しく変化しているので,内容が古くなってはいますけど,十分に楽しめます)に載っていた謎の植物園も期待通りありましたし,帰国してからネタにして笑ってもらおうと云う私の下心を存分に満足させてくれました。


ま,併設施設はこう云うギャグな要素が満載でしたが,掃除は行き届いていて清潔ですし,客室もちゃんとしていました。
ソ連式ホテルには各階に“鍵嬢”がいて,この人が全てを取り仕切っているようです。夜,預けた鍵を受け取りに行くとテレビに興じていたりしますが,日中は忙しそうにしています。
オケアン号同様私はこの鍵嬢に関してもツイていて,不機嫌そうな顔をされる事も面倒くさそうにされる事もなく,親切でヘタな西側人間よりよほど愛想が良かったです。



  

  

  

室内は本当に,マトモの一言です。警戒していた黄色の水,茶色の水(湯が出て欲しいのに,と云う意味での水)は出ず,空調も熱過ぎず寒過ぎず,壁は薄そうでしたけど騒音もなく,なんの不満も持ちませんでした。
ウラジオストクでも見ましたが,ロシアのホテルではアイロン室がデフォルトで設定されているんでしょうか。客室の並びに,突然アイロン台が置かれた部屋が現れます。
ウラジオストクではサモワールも置かれていましたが,このハバロフスクの宿ではお湯が欲しい場合は鍵嬢と一緒に控え室に行き,ポットに注いでもらってそのポットを部屋に持ち帰ると云うシステムが採られていました。

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